
稲城市と町田市の境に広がる「黒川農営団地」。私が八王子時代から、ここで「芋掘り」をしてきました。理由があります。

近くに小山があって、思いっきり、坂道遊びもできるからです。大袈裟かもしれませんが、子どもたちは、全身で重力を感じ地球と戯れることができるのです。

都会ではみられない自然だけの風景。頭上に開かれた大空と、畑と緑との接線は、360度ぐるりと繋がった折れ線をなしています。秋空のもとて大地に埋もれた芋を発見し、なかなかとれないその「芋の大きさ」「重さ」を感じ、掘り出した達成感を味わったあと、そばの小山に駆け上るのです。必ずやり始めます。元気な子もおとなしい子も、引き寄せられるように坂道を登るのです、そして、かけ降りてきます。

そしてまた登り、またトトトトト〜と、降りてきます。ゆっくりと、あるいはスピードを上げたり、まるで、自分の動きと重さを地球の重力との兼ね合いの中で、試しているかのように。意識をしていなくても、きっとそういう体感を味わっているのでしょう。自分の全身を自分自身で操っている感覚。

寝転んだり、転がったり、いろんな方向への感覚を味わいながら、その感覚をバネにしながら、空想の羽根を広げているのかもしれません。それが鳥なのか動物なのか、怪獣なのかあるいは、アスリートなのか。

芋掘り遠足は、坂や森の魅力を再確認できる場所でもありました。






































