成長展はいかがでしたか?

「当たった!」「外れた!」とクイズ形式で楽しんでいただけましたか?子どもの成長そものが「作品」であるという意味をご理解いただけたでしょうか?

この展示は、隠れたテーマがあって、それは私たち保育者にとっては「子どもの育ち」を振り返る「自己評価」の一部でもあるのです。重要なことなので、ちょっとその裏話的なことも説明させてもらいます。

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自己評価というのは、私たち「自らの保育」と「子どもの育ち」という2面から捉えることになっています。

その子どもの方の成長を、どのような視点で振り返り、その成果を捉えるかということで、その園が大切している考え方が現れます。

子どもの育ちや成長をどのような視点で捉えるかというと、これは国が定めたものがあって、それを「乳幼児教育の見方・考え方と呼ぶのですが、以下のような言葉で表されています。

「幼児が身近な環境に主体的に関わり、環境との関わり方や意味に気づき、これらを取り込もうとして、試行錯誤したり、考えたりするようになる」(幼稚園教育要領)

この関わり方や意味に気づく場面は、5つの領域があって、これを「教育の五領域」といいます。当園の成長展はこの教育の五領域で展示してあります。健康・人間関係・環境・言葉・表現です。今日は、それぞれの領域で、どのような成長が見られたか、その一端を親御さんと共有させていただきました。

成長が作品であるというのは、その作品である成長を、五領域で捉え直して整理していく。その具体的な軌跡(足跡)が、私たち保育者にとっては、結果としての自己評価になっているのです。このような自己評価こそが、本来の自己評価なのですが、相変わらずチェック項目的なことをやってPDCAを回すことが自己評価だとする考え方が広がってしまっています。

これが全国的に広がっている自己評価の実態です。これでは保育が、いくらやっても手応えがなく、形骸化してしまい、子どもの育ちが実体化されないまま、宙に浮いた保育によって、先生たちは多忙感と空虚感(虚しさ)を覚えてしまうことでしょう。


<補足説明>
私たちの保育は、とても本質的な「教育」を行っています。遊びのなかで自らの興味と好奇心をフル回転させて、身近な世界を探究しています。そこに学びが生まれて、いろいろなことを身につけています。幼稚園のような時間割、わかりやすい教育的活動名(〜式とか、リトミックとか英語とかフラッシュカードとか・・)で展開してはいません。
こうして、その育ちをアセスメント(評価)しているのです。この評価の仕方は個人内評価であり、一定の外部的な基準まで到達したかどうかを測るものでもなければ、他の子どもと比較するものでもありません。また子どもが自分に「取り込む」内容も、学校の教科教育に接続しているものの、教科でわけて経験していく教科基盤型ではなく、子ども一人ひとりの発達や興味関心に基づく経験ができる生活基盤型のホリスティック教育なのです。











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