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2019年 6月

バス遠足は「しながわ水族館」

2019/06/29

6月28日

■初めての水族館

これまでの「原っぱ」から一転、6月4回目となる28日のバス遠足は「しながわ水族館」でした。暑い夏に冷たい水は気持ちいいから、この子たちを川や海に連れて行ってあげたい。でもいきなり川遊びや海水浴では、ハードルが高すぎる。じゃあ、どこがいいだろう。そんな話し合いからバス遠足の雨天時の候補地だった水族館へ、晴れても行ってみよう! そんな発想からわいわい、らんらんでマイクロバスで出かけて来ました。
■子ども目線でみる銀座
バスは日本橋から銀座の中央通りを走ります。平日の午前中の、まだ開店していないメルサ、ティファニー、ブルガリなどのロゴが目に飛んできます。
「こんな場所を通っていくバス遠足って、なんだか、ゼイタクだなぁ」。ブランド、ファッション、高級感のあるデザイン。そんな大人目線で過ぎ去っていく風景を眺めていると、「あっ、七夕!」「あっ、二階建てバス!」。
子どもたちの気づきに「子どもの目線」を教えてもらいます。バスが信号で止まると、隣の子が「あ、チコちゃん!」といいます。ルイ・ヴィトン松屋銀座店のショーウインドーの中にチコちゃんはいました。
道路が混んでいたので、少し時間がかかりましたが、チラリと見えた東京タワーの話になったり、子どもたちの気持ちをアゲアゲにするバスガイドの小林先生が繰り出す「車窓クイズ」(黄色いタクシーはど〜こだ?マクドナルドはど〜こだ?)を楽しんでいるうちに、目的地に到着しました。
■極めて高品質の水族館
水族館には、小学生や幼稚園の団体がたくさん来ていましたが、私たちは2つのグループに分かれて早速、見学を始めました。ここは、島国である日本が、いかに豊かな川や海の囲まれているかということを思い出させてくれます。以下、皆さんも一緒に、写真で水族館巡りの追体験をどうぞ!
【整備中の公園】
【大きなガラス越しに、気持ちよく泳ぐ魚たちが観察できる】
【多種多様な魚たち】
【海魚も川魚も、いろんな魚がたくさん】
【ペンギン】
【餌の魚を食べているペンギン】
【トンネル型水族館になっている地下へ】
【頭上に海が広がる】
【トンネル型のディスプレイ】
【群を作って周遊できるほど大きな水槽】
【エイ】
【ウミガメ】
【明るい説明表示が見やすい】
【魚たちの生態を間近に見ることができる最新型のディスプレイ】
【サンゴ礁と熱帯魚】
【ずっと見ていたくなる。癒される熱帯魚の究極の水槽】
【鮮やかな色彩がすばらしい】
【アザラシ】
【カクレクマノミ】「あ、二モだぁ・・」と子どもたち
【ふぐ】
【色々な種類のメダカ】
【メダカ】
【サメ】
■今日の続きは7月10日に
あっという間の水族館巡りは、時間が足りませんでした。また行きたいと思います。
帰りのバスの中では、小林先生による亀の大きさ比べなど水族館振り返りクイズをやったり、子どもたちからのリクエストによる歌(パプリカ、はたらくくるま、ドラえもんなど)を歌ったりして楽しみました。
□皆さんもご家族でいちど、楽しんでみてはいかがでしょうか。
(園長の日記で、保育レポートがどうしても幼児中心になってしまうことをお許しください。園長が同行しなければならない保育現場が、バス遠足などどうしても確認しておかなければならない場所やことがあると言う事情からです。できるだけ乳児も、取り上げていきたいと思います。)

よりよくしたいと思う語らいの楽しさ

2019/06/23

 

(22日。よりよい保育とは何か、話し合った保育園の玄関にあるビオトープ)

■子どもがよく育つには?

子どもがよく育つには、子どもがいい経験をするといい。じぁ、何がいい経験なんだろう。そんな話を、昨日22日も今日も語り合いました。昨日は知り合いの保育園の先生たちと、今日は家族3人で。
(この中に、アゲハのさなぎがいました)
■語り口は違っても、みんな「よりよく」しようとしている
いい経験ってなんだろう。嬉しかったり、感動したり、「やったあ」って達成感を感じたり、他人に喜んでもらったり。同じテーマのはずなのに、保育を語るときは保育の質ってなんだろう、と言う切り口になるし、家族と語るときは幸せってなんだろう、と言う文脈になったります。
(保育園で頂いた、米粉で作ったバナナケーキ。砂糖不使用なのにバナナ自体の甘さがほんのりと、とっても美味)
■楽しい語らいは、人を幸せにする
ただ共通するのは、語り合うことって楽しいって言うことでした。どんな話をしたかと言う事はまた今度。もう一つ共通したのは「食べながら」と言うことでした。やっぱり食事と言うのは、人間の場合、心を通わせるための大切な時間だということがわかりました。

園での栽培/収穫第一号はきゅうり

2019/06/22

(収穫したきゅうりを、1階の先生たちにも見せに来てくれた、にこにこ組の子どもたち)

自然とのふれあいを少しでも増やそうと、保育園ではベランダで野菜や果物を育てていますが、その収穫が昨日21日初めてありました。にこにこ組のベランダで育てていたきゅうりが、園収穫の一番乗りでした。(にこにこ組のクラスブログをご覧ください。IDとパスワードは、園だより4月号をご覧ください)

散歩ギャラリー16 ツユクサ

2019/06/15

昨日14日、みかんの木を植えている時に撮影しました。とにかく綺麗な花です。プロのデザイナーが銀細工職人に超技巧を駆使してもらっても、こんな繊細なモノはできないでしょう。見ればみるほど、この花の魅力に取り憑かれそうです。

付け根の方がやや紫がかったマリンブルーの花弁(花びら)は、左右に垂れて開いています。ちなみに、ツユクサのこの青は、友禅染の下絵を描く時に、使われているそうです。写真では、見えにくいかもしれませんが、色のついていない花弁がもう一枚、真下へと下がっています。花びらは、2枚に見えて、実は3枚あるんですね。面白いです。
この無色の目立たない花びらを背景にして、長さの異なる3種類の雄しべが、黄色い花粉をつけて手前につるんと、伸びています。3箇所もあれば、花粉が虫に付きやすいわけで、よくできていますね。
ところが、それが違いました。花粉が実際あるのは、一箇所のみで、ほかはオトリだそうです。どれが本物かわかりますか?
⭐️
では、答えは稲垣さんに言ってもらいましょう!
「ツユクサは3種類の雄しべがある。花の奥にあるX字型の雄しべは、鮮やかな黄色をしていてハチやアブを惹きつけるが花粉はほとんどないオトリ。花の中央のY字型の雄しべは、ひつけた虫に花粉をつけるが、これもオトリ。花の前面に突き出した日本のO字型雄しべは、目立たない色をしていて、複雑な花に翻弄されている虫に花粉をつけてしまう」
と言うわけで、答えは1番長いおしべでした。
ツユクサは朝に咲いて昼にはしぼんでしまいます。その日限りの花です。朝露のようにはかない花。だから露草。ここにも日本人好みの美学がのぞきます。今時分に咲くのに、季節の梅雨とは、関係なかったんです。そこで、昨日は散歩に出かける前の午前中に、ちっちさんや、ぐんぐんさんには、見てもらいました。

この1週間の「あー、よかった」特集

2019/06/14

■千代田区がガードレール設置へ動き出して・・
昨日、要望書を提出したのに早速今日、区役所の道路課担当者が園にやってきて「3メートルのガードレールを2本つけましょう」と、言って帰った。保護者のみなさんに署名をしていただいて、あー、よかった。
■屋上は実質、園庭代りに活用へGOサインが出てで・・
屋上を正式に保育で使って良いと、千代田区ゴーサインが出た。これで、屋上でプールができるぞ。あー、よかった。
■外遊びがたくさん出来て・・
梅雨入りしたのに、今週はかなりの回数で外に出かけることができた。幼児はバス遠足や、佐久間公園、美倉橋東児童遊園などに出かけ、乳児も爽やかな日差しのなかを、気持ちの良い散歩がいっぱい楽しめて、あー、よかった。
■モンシロチョウを追いかけて・・
木場公園でモンシロチョウを捕まえた体験が楽しかったのか、翌日HSくんが見学に来た親子に「紋白蝶を、こうやって追いかけたんだよ」と、部屋のなかでやって見せてくれたとき、手がヒラヒラしていて、本人がモンシロチョウだったんだと気づいたとき、紋白蝶をあんなに追いかけて遊べて、あー、よかった。
■アゲハチョウも子どもたちの味方で・・
モンシロチョウを追いかけた翌日、小林先生が自宅近くからアゲハチョウを捕まえて園に持ってきたら、今日は園の前に地元のアゲハチョウが飛んできて、ちょうど私が植えたミカンの木の上を舞っていった。あー、よかった。
■感動的な話し合いに成長を感じて・・
わらすの子どもたちの「話し合い」の姿に育ちを実感して感動した。考えたことを自分なりの言葉で表現しようするだけではなく、他人の話すことも聞いて、自分の考えを考え直す子もいて、あー、よかった。
■しみじみと「たのしいー」って・・
HHくんがラキュー(LaQ日本の玩具会社ヨシリツ製の組立ブロック)で作り上げた恐竜ブラキオサウルスを手にして、しみじみと小声で「たのしいー」と呟いたのが聞こえたとき、あー、よかった。
■楽しい食事へと変化して・・
「園長先生、ここに来て」と食事の時に隣に座って欲しいと毎日リクエストされるが、そのたびに、一人ずつの食べ方やお代わりの様子が面白い。みんなにとって、食事の時間がたのしくなっていって、あー、よかった。
■ついに芽が出そうなたんぽぽの綿毛が・・
たんぽぽの綿毛を、濡らした黒い不織布に浸してから1週間、ついに種の背が割れて芽ばえはじめた。あー、よかった。
■花壇は初夏の雑草が競演していて・・
園の前の花壇には、散歩ギャラリーで紹介してきた春から夏にかけて咲く雑草が勢ぞろいしている。ノゲシ、エノコログサ、ハハコグサ、カタバミ。そしてツユクサも。みかんを植えるために、一度耕したのが、雑草たちにとっても「あー、よかった」なんだなあ。
花壇には、たくさんの露草が開花中です
■野菜や果物もぐんぐん育って・・
5月にコーナンで買い求めた、スイカ、メロン、ヘチマ、ゴーヤ、キュウリがすくすくと成長しています。メロンときゅうりは花がさいて、あー、よかった。
(メロンの花)
(メロン)
(スイカ)
(ナス)
(キュウリの花)
(レモン)
(レモンのつぼみ、開花)
(ミカン)
■ラベンダーが満開。いい香りで・・
屋上の東側には、壁面緑化用の辺寺の根元が植えてある花壇がありますが、そこのラベンダーがとてもいい香りを放っていて、保護者の方にもおすそ分けができそうで、あー、よかった。

散歩ギャラリー15 コバンソウ

2019/06/09

  
(柳原通りのコバンソウ)
漢字で書けば「小判草」。これも子どもが早く覚える雑草のひとつです。「ほら、形が小判のような形をしているでしょう」と子どもに言っても大抵は「小判ってなぁに?」となります。でもたまに、幼児のなかには「知ってる!」という子もいて、そんな子は花咲爺さんの「ここ掘れワンワン」と「大判小判が、ざっくざく」を思い浮かべていることが多いです。
花の名前は、国によって違います。何に見立てるか、どう着目するかが表れて面白いものです。この草は地中海が原産で、属名はギリシャ語で「居眠りする人」だそうです。日本には明治時代に鑑賞用として持ち込まれたそうで、当地ヨーロッパでは、「揺れる草」「うなずくイザベラ」と呼ばれています。

散歩ギャラリー14 ヒルガオ

2019/06/07

(佐久間橋児童遊園)
朝顔よりも、淡いピンク色が美しい。園の通りの花壇や、和泉公園や佐久間公園の垣根やツツジ、サツキなどに、ゆらりと絡まっています。漢字名は「昼顔」。花言葉は絆、優しい愛情、情事、友達のよしみ。
ヒルガオは日本全国に古くからある日本在来の花です。あの哀愁の歌人、大伴家持が「高円(たかまど)の 野辺の容花(かほばな) 面影に 見えつつ妹は 忘れかねつも」と詠んでいます(万葉集)。容花を見ると奈良に残した妻の大伴大妻(いらつめ)の面影と重なり恋しさが募ったのでしょう。
「容花」と書き「かおばな」。容という字は「美しい」のほかに「かお」という意味があります。美しい顔。だから容子など、女性の名前によく使われます。ルックスのことを「容姿」とは、うまく表した日本語だと感心します。和名を紐解いていくと、日本人がこのヒルガオに感じた魅力に気づきます。遣唐使が中国から朝顔を持ち帰ったことから、それ以降、区別するために昼顔と呼ぶようになったそうです。「かほばな」を忘れないようにしたいですね。

散歩ギャラリー13 エノコログサ

2019/06/03

散歩ギャラリー13  エノコログサ

穂を握ってモミモミすると、生きた虫みたいに指の穴から出てくるアレです。別名ネコジャラシの花言葉は「遊び」「愛嬌」。子どもに人気のこの雑草が目立ってきたら、季節はもう夏です。
名前の由来は「ふさふさした穂が犬のしっぽに似ていることから犬コロ草と呼ばれたことに由来している」そうです。漢字名は「狗尾草」と書き、「狗」という漢字は、一文字で犬のことで「ぐ」や「えのこ」と読むことができます。英語ではfox  tailで、犬ではなく狐のしっぽになります。このエノコログサはイネ科で「粟」の原種だそうで、これが食糧の粟になっていったのだとか。穂を炙ると粒がはじけて、食べることが出来るらしい。やってみよう!
仲間のアキノエノコログサは、穂が長く、だらんと垂れているそうですから、秋になったら確かめてみたいですね。
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