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2020年 4月

練馬区は6月末まで登園自粛に

2020/04/21

 

練馬区が6月末までに登園自粛を決めました。他の区でも、このような動きが出てくるのでしょうか。練馬区は保育園で感染者が発生したことも影響しているでしょう。

https://www.city.nerima.tokyo.jp/kosodatekyoiku/kodomo/hoiku/news/hoikuryou56gatu.files/20200420hoikuryou_kunai.pdf

5月6日の迎え方は、その後の生活の仕方、働き方を考えることでもあります。練馬区の決定は5月どころではない、6月いっぱいまで通常の保育は無理だという判断です。

再開への準備をどう考えるか

2020/04/19

 

自宅待機ができる人はまだよくて、それさえもできないで社会を支えている福祉関係者の方の話に接すると、そうした方々への想像力が足りない私に気付かされます。外に目を向けると人が減って、静かです。でも学校関係者も遠隔授業での「開講」や「再開」に向けて、てんやわんやの忙しさです。当面の関心は5月6日で終わるかどうかですが、その判断に大きな影響を与えるのが、最初の緊急事態宣言が発令された7日から2週間が経つ今週からの「感染者数」が、いつ減少に向かうか、なのでしょう。

早く保育園は再開したいのですが、次のことが、やっぱり気になります。これまで海外に比べて死亡者数が少ない日本でしたが、ここに来て全国に感染が広がっていることが明確になり、その上、死亡者数の上昇グラフが「直線」ではなくて「上昇カーブ」を描き始めたからです。専門家は「医療崩壊が始まっていることが影響しているかも」とも。私たちには、本当にそうならないようにと願うばかりですね。その後方支援としての保育所の役割のあり方です。

それを含めて、再開になった時の子どもへの感染です。一部、母子感染の報道がありましたが、全体的に感染者が増えていても、乳幼児はほとんどいないようです。年齢別のデータが公表されていないようなので、このままであってほしいと願います。そうでないと、保育園が再開しても、不安でしょうがありません。

オランダやデンマークの学校再開の様子がニュースなど一部で報道されています。その「試み」でも、子ども同士が間をあけて授業をしたり、人数を半分ずつにしたりしているようです。日本の学校でもそうなるのでしょうか。では保育園では、数を減らすことができるのでしょうか。遠隔やリモートが不可能な保育では、子ども、親、保育者が感染した時のバックアップ態勢を用意してからでないと、再開できないのかもしれません。

日本の予防接種法では、定期接種12種類がありますが、ご存知のようにインフルエンザなど10種類は任意接種です。「予防接種は、集団生活をしている保育所では、特に禁忌に該当する者以外は積極的に接種を勧めるべきである。これは本人のためだけではなく、集団の場での流行を予防するための社会的義務であり、入所のための条件と考えたい」(保健衛生学テキスト)なのですが、コロナウイルスの予防接種がどうなるのか、感染症予防接種にリスト化されるのは1〜2年後でしょうから、この長期戦を色々な側面から組み立て直す必要ありそうです。

 

 

 

子どもが好きな簡単料理

2020/04/19

料理をしていると、レシピ通りに作ることはあまりなくて、手元にある食材からそれを組み合わせてイメージすることが多いと思います。私の場合は主菜にはタンパク質を中心に考えて、副菜は野菜を中心にした時に、汁物はそのバランスから足りないものを補うようにしています。だいたい30分以内に作り上げるのですが、ボリューム感を出すために、意外なものを入れてみて「ん、これなかなかいけるな」となった時は嬉しい。例えばオムレツ風の卵焼きには、一旦チンした野菜など具材を入れることがありますよね。チーズやマヨネーズなども、味わいがガラリと変わるので楽しいです。豆腐とかおからを入れて、糖質を抑えながらボリュームアップをかかることもあります。

先日は豆腐を両面焼いて、上に3種類のきのこ類をバターでソテーして乗せてみようと思った時、豆腐の両面につける小麦粉の代わりに、スナック菓子のアーモンドとポテトチップスの残りを粉にしてまぶしました。味見した時に、何か甘みが欲しいと感じて、最後の仕上げに蜂蜜を垂らしてみると、バターの風味とよく合いました。豆腐の代わりに、シャケの切り身や鶏のもも肉でも大丈夫です。家族分の料理を作るときは、失敗できないのであまり冒険はできませんが、子どもとのクッキングなら多少失敗しても許してもらえるかもしれませんよ。写真は納豆バージョンです。

野菜が足りないと思ったときは、汁物の具材が増えます。和でいくか洋でいくか、中華でいくか。最近のお気に入りは、野菜ブイヨン少しに牛乳、ハムと一緒にチンした野菜、ブロッコリーでもセロリでもアスパラでもいいのですが、それを千切りにしてスープにしたもの。試してみてください、パンの朝食に合いますよ。

 

ストレス測量計が欲しい?!

2020/04/18

保育園生活を始めると、子どもに熱があるかどうかを調べるために、毎日体温を測る習慣が身についていることと思います。大人も体重を測るように、自分の体温も測り続けると、体温が体調の変化を教えてくれることがあります。もともと人間関係はストレスを生じるものなので、自分が抱え込んでいるストレスの量を測定できる「ストレス測量計」があると便利なのになあ。このままだと、ちょっとしたことでキレちゃうかも、とか「あ、かなり無理しているなあ、ちょっと行きに抜きしないとまずいな」とか、教えてくれるガジェットがあったら、きっと売れるだろうなあ、なんて思います。

どうして、あんなこと言ったんだろう!とか、ああ、こうしておけばよかった、とか、そうした後悔が日本中で、いや世界中で爆発的に起きています。こういうことは、ホモ・サピエンスが苦手な環境なので、ある意味でそうなってしまうのは仕方がないことです。200万年も続いた旧石器時代の心と体に初期設定されている私たちは、脳の深いところにある扁桃体が不安を感じるようにできていたりすることもそうですが、元々、不安なことが続くと色々な症状を呈します。気持ちを切り替えて、そうならない工夫をしましょう。

ソーシャルディスタンスは、物理的な意味だけではなく、本来は心理的なものです。基本的に衣食住が満たされている日本の現代社会では、高度経済成長期が終わっても、地方に戻らず核家族を基盤にしながら都市生活と郊外化が急増していきました。そして、だいたい80年代以降、社会は人間関係が希薄化するように変わってきました。それが居心地がいいのでしょう。村的な緊密な生活を避けることができる個人主義的な都市生活者が急増していきました。

そこで役立てたいのは、自分のストレスサインを見つけることです。夫婦関係でも親子関係でも、それは誰かのせいではなくて、相手に変えてもらおうと思うのではなく、違いを理解しあって、認め合って、何がストレスを発生させているのか、察し合いましょう。我慢するとストレスは溜まります。人のせいにする気持ちがむくむとく湧き上がり、自分の不安を解消しようとします。

ドライに分担するもよし、その時は自分がやっていることの6割できれば合格としあうこと。細かいところまで求め合うとストレスが溜まりますよ。その辺りの「違い」は、伝えあうことができれば、もう合格。察し合うことを求めあってもうまくいかいので、分担していることだけでもよし、としましょう。また一緒にできる何かをやるもよし。そして子どもを含めた生活のリズムは変えないようしましょう。朝ごはんが済んだらシンプルに3密を避けて、午前中は外に出て日光を浴びて体を動かしましょう。今日は雨だったので、私は午後から保育園で思う存分、大工工事をしました。明日は、晴れます。外でストレス発散しましょう!

千代田せいがぼうやチャンネル開局! 毎日、笑ってますか?楽しい時間を作りましょう!

2020/04/17

千代田せいが保育園の休園から1週間。そろそろ親子で家だけで過ごすのも限界?!なんじゃないかな、という話をしています。そこで保育園からも何かできないか、先生たちと話していたら、動画をアップしてくれましたので、ご覧ください。いつもやっている遊びや話だけではなく、新しいネタも登場してます。親子でぜひ楽しんでください。クラスブログからアクセスをお願いします。

 

 

この判断に追い込まれてしまった古い体質

2020/04/16

全国に緊急事態宣言を広げるという今日16日(木)の政府の判断。それから人との接触を80%減らすという方法。このように、犠牲の大きな方法を採用せざるを得ないとき、後で振り返ると、長期的な備えの有無が大きな差になることがわかるものです。今回の場合は、感染症に対する防疫・封じ込めが突破された後の対策ですが、治療薬の開発に数ヶ月、予防接種の用意までに1年かかるということは、それまでの準備時間をいかに短縮させるか、国際的な協力体制をいかに構築しておくということになります。

今回の緊急事態措置の全国拡大策は、たとえとしてふさわしいかどうかわかりませんが、人のどこかにがん細胞があることだけはわかっているからといって、全身に放射線を浴びせる治療をしている感じです。さらに、その効果が上がらないからと放射線の強さを強くして癌を抑えようとしているように見えます。しかし、それでは副作用が強すぎて、癌が退治できても、後遺症がひどくて死んでしまうのではないでしょうか。

「人の命か経済か」。その二つを天秤にかける、という例えを使わざるを得ない状況に追い込まれてしまったことが実に悔しい。命を助けたつもりでも、これが長く続いてしまうと、経済的な自殺者や、児童虐待、DV、躁うつ病、精神的疾患者などが増えるでしょう。そうだとしたら、もっと的を絞った方法が必要です。

検査体制の不備は報道されている通りでしょうが、それ以外で言えば、例えば、新しい病原体が発生したら、それを防疫体制で防いで時間を稼ぐ間に、その病原体にあった検査キットを速やかに用意できる体制を構築しておくこと。それは罹患しているかどうかや、抗体を持っているかどうかを簡便な方法でできるようにして、自宅に配るなら、そうしたものに税金を使いたい。また、そうしたものが近くのドラッグストアで手に入るようになるといいのですが。

次回への宿題だと前にも書きましたが、国立感染研の歴史的体質から抜け出すための、現代にあった感染予防体制を作り上げること。「クラスターさえ防ぐことができればいいので、検査数を増やす必要を感じない」というのが、クラスター対策班の考えでした。これは世界の非常識でした。感染研からのメンバーが差配する専門家会議からの対策は、どうしてもクラスター対策を突破されたらお手上げなのです。あれは体質が調査体制だからです。疫学や治療の発想ではないのです。ですから全面的な経済停止に追い込まれてしまいました。昔ながらの結核予防調査を基盤とした防疫体制だけでは、機動的な戦略が出てこないことが今回の反省点でしょう。

なぜ、このことを繰り返し思い浮かべるかいうと、家庭に引きこもることは、現代の核家族化した家庭と個人にとって、精神的にダメージが大きすぎるからです。経済もそうですが、人間関係や心が受けるマイナスが大きくなってしまうことが明らかだからです。専門家会議に精神医療の専門家もいません。本当に、そのことが心配です。保育園の閉園や学校の休校は、子どもたちのためにも、本当は避けなければならないものだと思うからです。ステイホームなら、ステイ保育園ができるような対策を講じることが、感染症対策の根幹になって欲しいと願います。

この違和感の正体はなんだろう

2020/04/15

◆どの数字が大事なのか?

連日、重大な数字が並んでいます。今日も都内で127人の新たな感染。これまでの日本全体で感染者は8640人で死者は176人。今日15日は西浦教授が「2メートル・30分」を目安にと。政治は世帯30万円なのか一人当たり10万円なのか。次々と新しい数字が公表されます。医療現場は逼迫し、4月第2週から発熱や呼吸器症状では80病院に断られた患者さんも。日本経済の成長はマイナス3%。コロナだけが突出して、問題視されています。世界中の人たちが別の角度から「よ〜く見ること」を放棄し始めているように思えます。この姿勢の方が「もっと危ない」のではないでしょうか。

◆テレビを消して、不安を煽る情報から離れましょう

マスコミも専門家も悪い話ばかりで、国民を不安に導く方が、正しいことをしているような錯覚に陥っているのではないでしょうか。こうした数字を中心とした報道は、ひとまず無視しましょう。つけっ放しのテレビは消して、大事な数字だけを頭に起きておきましょう。それも不安だという方には、これからお伝えする数字「も」頭に入れておきませんか。こちらは、どこも報道してくれません。

まず冷静に数字を見てみましょう。東京都の人口は1400万人です。死亡者は119人です。この割合は100万人に9人の割合です。ところが、毎年の季節性インフルエンザでは、毎年1万人が高齢者を中心に亡くなっているのです。感染者ではありません。死亡者です。厚生労働省の説明を見てみましょう。

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https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou04/02.html

Q10.通常の季節性インフルエンザでは、感染者数と死亡者数はどのくらいですか。

例年のインフルエンザの感染者数は、国内で推定約1000万人いると言われています。 国内の2000年以降の死因別死亡者数では、年間でインフルエンザによる死亡数は214(2001年)~1818(2005年)人です。また、直接的及び間接的にインフルエンザの流行によって生じた死亡を推計する超過死亡概念というものがあり、この推計によりインフルエンザによる年間死亡者数は、世界で約25~50万人、日本で約1万人と推計されています。
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この1万人というのは、現在、新型コロナウイルスで持病を持った人が亡くなる場合と同じです。死亡率は季節性インフルエンザの方が高いのです。新型コロナの方が数字が高いのは、症状のある感染者を中心にCPR検査した数が母数だからです。もっと検査すれば、死亡率は下がります。検査数を増やせば死者が増えるのではありませんから、死亡率は下がるのです。
◆新型コロナではなぜ「パニック」になったのか?
では、なぜ、新型コロナでは、パニックになったのでしょうか。季節性インフルエンザでも毎年「オーバーシュート」(感染爆発)がおきています。それでも「アウトブレイク」とは言いません。それは、みんなが受け入れてしまっているからです。では、なぜ新型コロナの方が不安が強いのでしょうか。それは治療薬とワクチンがまだないからでしょう。季節性インフルエンザなら病気になっても、「特効薬で治る」「予防接種をしておくと軽症ですむ」ということを「知っている」から、あまり不安にならないのではないでしょうか。他の制圧した感染症の場合でも、そうであるように、抗体を持っていれば、「もうかからない」と安心できるかもしれません。
ところが、新型コロナの場合には、それがありません。他の感染症に例えるなら、日本で例えば「はしか」がある地域で流行り始めてきたとします。でも抗体がある人は心配しません。でも「自分には抗体がないかも」とか「予防接種していない」というときは、不安ではないでしょうか。もし、千代田せいが保育園の保育者が「はしか」の免疫を持っていなかったら、保育どころではありません。それと同じ心理状態になっているのです。「もし自分が移ったら治らないかもしれないし、重症化して重篤化してしまうかも」・・という心理に陥ることが、想像できます。
◆治療薬とワクチンが揃うまでは辛抱しようという見通し
大多数の不顕性感染戦者がまず働けるようにする仕組みが欲しいですね。私たちが「人との接触を2割に留める」=「人と接するときは2メートル離れて30分以内で終わる」を目指して、医療崩壊を招かないようにすることが大事ですが、一方で、血清検査をして抗体がある人は、とても大切な働き手になります。医療や保育には抗体のある人が当たれるようにする仕組みを作る必要が出てくるでしょう。

知らず知らずのうちに抱え込むストレスとの上手な付き合い方

2020/04/14

 

今日14日でちょうど1週間。子どもと終日一緒にいる生活に、そろそろストレスが溜まってきているのではないでしょうか。私の友人に学校心理士がいるのですが、彼から保護者に渡してもらいたいという「手紙」が届きました。このような緊急事態の中で、子どもたちがどんな気持ちになりやすいか、大人もついやってしまいがちな、良くない態度を避けるには・・心の専門家が心配していることをお伝えします。ぜひ、時間があるときに、じっくりとお読みください。

 

新型コロナウイルスによって不安を抱える保護者の方への手紙

8割削減の難しさ

2020/04/13

保育の領域「環境」には、「身近な事象を見たり、考えたり、扱ったりする中で、物の性質や数量、文字などに関する感覚を豊かにする」というものがあります。気温や降水予想も毎日欠かせない、身近な数字でしょう。今日13日は、寒い冬のような日で雨も風も強い1日でした。それらの数字は、物の事を捉える物差しとして、私たちの生活になくてはならないものです。それらの数字の意味はわかりやすく、どうしてそういう数字になっているのか、それがはじき出される過程を表す色々な計算式が、その数字を導き出しています。

クルーズ船を除く1769人という日本の感染者数。テレワーク率が26%。新型コロナウイルスに関する NHKの世論調査。色々な数字が今の現実を捉えようとしています。それぞれの根拠を持って、その数字が人々に影響を与えています。根拠といえば、なぜ「人と接する機会を8割減らせば、1ヶ月以内に感染者数は減り始める」といえるのか。それはコロナ対策チームの専門家たちが経験則から導き出した「法則」のようです。報道で解説されています。しかし、8割減らすことがいかに難しいことかが、特に今日は報告されていました。

保育園の自粛規模は定員51人と職員数、保護者数などを母数としたら、おかげさまで「特別保育」の数は数人に減り、職員も半分以下に減り、私が「Aパターン」の2割が理想と考えていた通りになりました。他の自治体の園長の話を聞くと、開園+自粛では、ここまで少なくならないようです。決め手は「保育園が閉園になったというと会社は休ませてもらいやすい」ということのようです。

8割削減の難しさ。WHO顧問の日本人研究者は「ロックダウンして、やっと達成できる数字。日本の今の働き方では、1か月では難しいかも」と話してました。そうならないように願います。

 

目の前の危機と予想できる危機を防ごう

2020/04/12

わらすのブログは必読です。ぜひ、皆さん読んでみてください。今朝の地震を、今の防災対策を見直す機会になさってください。東日本大震災の直後と、今の危機感を比べると、私たちの危機感は、はるかに薄れているのですが、危機感は薄れても対策が進歩しているならいいのでしょうが、皆さん、どうでしょうか? それが3・11以前に戻っていたら、ぜひ、あの直後の防災意識で目指していたことを実現させておきましょう。天災は別々にくるとは限らないからです。

ほんの数ヶ月前、お楽しみ会が終わってクリスマスを楽しんでいた頃、新型コロナでパニックになっている世界が来る前に、2019年末に予想されていた危機のベスト5を並べてみましょう。

(1)エスカレートを続けた米中貿易戦争
(2)国民投票から3年以上経ってもなかなか結論が出ない英国のBrexit
(3)イラン、ホルムズ海峡からサウジ、シリアへと拡がり、ますます複雑化した中東情勢の緊張
(4)トランプ大統領が短距離ミサイルを事実上容認したこともあり、止まらない北朝鮮の核・ミサイル開発
(5)慰安婦、徴用工問題から貿易面での衝突にまで至った日韓対立

これをみても明らかなのは、自然現象に基づく危機は、いつ起きる変わらないので想定されないと言うことこです。しかし、いつか確実に「首都圏大地震」は起きますし、地球温暖化による気候変動(台風の巨大化、河川の反乱、集中豪雨、暖冬による渇水)は起きますし、また新型インフルエンザは発生します。

これらの自然は「天災は忘れた頃に」やってきて牙を剥きます。上記の世界の危機と一緒に来ないと思っているのも「正常化バイアス」です。今年は暖冬で雪があまり降らなかったので、雪解けで潤う水が少ないそうです。梅雨の前に水不足になるかもしれない、とも言われています。

これらに備えることも忘れないで対処している補正予算になっているのでしょうか。108兆円の補正予算をざっとみてみましたが、例えばよく言われるようにサイトカインストームを防ぐ治療方法の緊急解明研究など、駆動的な重点化がなされているのかどうかなどは、報道ではわかりませんでした。これは、私たちには手が届かない「公助」のことなので、やはり、私たちにできることは、「自助と共助」なのでしょう。

日々の生活を守ること。明日の安心と安全を確保すること。目の前の危機を避けることと、予想できる危機に備えること。この二つは、私たちが意識して行動すると改善できます。

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