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園長の日記

目の前の危機と予想できる危機を防ごう

2020/04/12

わらすのブログは必読です。ぜひ、皆さん読んでみてください。今朝の地震を、今の防災対策を見直す機会になさってください。東日本大震災の直後と、今の危機感を比べると、私たちの危機感は、はるかに薄れているのですが、危機感は薄れても対策が進歩しているならいいのでしょうが、皆さん、どうでしょうか? それが3・11以前に戻っていたら、ぜひ、あの直後の防災意識で目指していたことを実現させておきましょう。天災は別々にくるとは限らないからです。

ほんの数ヶ月前、お楽しみ会が終わってクリスマスを楽しんでいた頃、新型コロナでパニックになっている世界が来る前に、2019年末に予想されていた危機のベスト5を並べてみましょう。

(1)エスカレートを続けた米中貿易戦争
(2)国民投票から3年以上経ってもなかなか結論が出ない英国のBrexit
(3)イラン、ホルムズ海峡からサウジ、シリアへと拡がり、ますます複雑化した中東情勢の緊張
(4)トランプ大統領が短距離ミサイルを事実上容認したこともあり、止まらない北朝鮮の核・ミサイル開発
(5)慰安婦、徴用工問題から貿易面での衝突にまで至った日韓対立

これをみても明らかなのは、自然現象に基づく危機は、いつ起きる変わらないので想定されないと言うことこです。しかし、いつか確実に「首都圏大地震」は起きますし、地球温暖化による気候変動(台風の巨大化、河川の反乱、集中豪雨、暖冬による渇水)は起きますし、また新型インフルエンザは発生します。

これらの自然は「天災は忘れた頃に」やってきて牙を剥きます。上記の世界の危機と一緒に来ないと思っているのも「正常化バイアス」です。今年は暖冬で雪があまり降らなかったので、雪解けで潤う水が少ないそうです。梅雨の前に水不足になるかもしれない、とも言われています。

これらに備えることも忘れないで対処している補正予算になっているのでしょうか。108兆円の補正予算をざっとみてみましたが、例えばよく言われるようにサイトカインストームを防ぐ治療方法の緊急解明研究など、駆動的な重点化がなされているのかどうかなどは、報道ではわかりませんでした。これは、私たちには手が届かない「公助」のことなので、やはり、私たちにできることは、「自助と共助」なのでしょう。

日々の生活を守ること。明日の安心と安全を確保すること。目の前の危機を避けることと、予想できる危機に備えること。この二つは、私たちが意識して行動すると改善できます。

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