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2019年 9月

久しぶりの木場公園で自然を堪能

2019/09/11

◆原っぱの魅力

やっぱり広い原っぱは、いいです。子どもたちには、これでないと!と改めて実感した木場公園です。にこにこ、わいわい、らんらん組の子ども達で、バス遠足を楽しんできました。

ふれあい広場の半分は、夏に伸びた芝生が刈られた後で、走り回るにはちょうどいい地面になっていました。

坪井先生が園に戻って昼食の時、今日のバス遠足について「もう慣れたもんだね」と語っていた言葉が全体の印象を言い当てています。そう、子どもたちは木場公園を「自分たちの庭」というと言い過ぎですが、行き慣れた場所として認識し、戸惑いなどもなく、心ゆくまで楽しめました。

◆らんらんさんが、にこにこさんを誘導

らんらんさんが、移動するときは、にこにこさんの手を握ってしっかりエスコートしています。らんらんさんが手を差し出すと、にこにこさんが自然と手を握ります。このスムーズさに、日頃のさまざまな積み重ねを感じます。大型バスの中でも、隣に座ってもらいました。出発まえに「にこにこさんが困ったことがあったら、先生にすぐに教えてくださいね」と先生がいうと「は〜い」とやる気満々で、最初から最後まで、頼もしい姿を見せてくれました。人間関係の大きな成長です。

◆トンボが舞う秋の空

木場公園に足を踏み入れてまず気づくのは、台風15号の影響もあって、桜の枝やクヌギの枝などがいっぱい落ちていたこと。またトンボがたくさん舞っていました。それを見つけては、追いかけて走り回り、それを見て小林先生や坪井先生、牧野先生がトンボを追いかけて虫あみでとってあげます。アオスジアゲハやキイロアゲハもとんでいました。

 

◆用意した虫かごには・・

子どもが「これは!」と手にしてみるものが、その子の「世界」の入口です。なんだろうと興味からとりあえず手にしてみるもの、気に入って「持って帰りたい」と思うもの、どうしても「自分の」にしたいもの・・と、モノによって、いろんな興味や執着を見せてくれます。

◆玄関に並んだ宝物

もし、洗濯のとき、ズボンのポケットの中のモノを見つけたら、それは今日のその子の「世界」そのものだけと、思ってあげてください。

虫カゴいっぱいのどんぐり、銀杏の実、羽ばたく蝶やトンボ。大事な秋の宝物をたくさん見つけたバス遠足でした。

 

身の回りに様々な人がいる意味

2019/09/10

◆「身の回りに様々な人がいること」の意味

だんだんと年齢別クラスの枠を超えて、子どもたちの生活圏が広がっていくのを見ると、自立していく「生きる力」を感じます。今日の「にこにこ」のブログをご覧ください。2つの大切なポイントが報告されています。異年齢の関わりの自然さに関することと、日常の中の食育の素晴らしさについてです。

1つ目は、わいわいさんがにこにこにきて、一緒に遊び、過ごし、ピーマンの収穫も手伝ってくれたこと。少し年齢の異なるお友達がそばいて、いろいろな経験をすることは、とても望ましいことです。

ちょうど、先週9月5日に「保育所保育指針」「幼稚園教育要領」および「認定こども園教育・保育要領」が定める保育内容にしたがって子どもの育ちを振り返る研修をしたのですが、その時に気づいたことの1つが、「身の回りに様々な人がいることに気付き、徐々に他の子どもと関わりをもって遊ぶ」(人間関係「内容③」ということに注目したのでした。

様々な人には、年齢の異なる子どもが含まれます。それを意識して「人的環境」を豊かにしていくことが、今の時代の子どもたちに必要なことです。昔からそうした異年齢児が集まっている中で、人は大きくなっていきました。

いつから「年齢別」という学年別生活を「当たり前」と思うようになったのか、調べていくと明治時代の学制が敷かれていった時に遡りますが、それまではいろいろな年齢の子どもたちが集うのが「普通」でした。江戸時代の寺子屋を思う浮かべてもらうと、わかりやすいでしょうか。今日のブログを読みながら、そんなことを思い出しました。

◆野菜を育てて調理してみんなで食べる「食の営み」

2つ目のポイントは「大事に育てたピーマンを収穫して料理して食べたら美味しくて、お代わりもした」ということです。食育というと、気の利いたイベントをすることではないことをお伝えしてきましたが、具体的には、このようなことでいいのです。身近に接してきことには、子どもたちの「ケア」が及んでいます。この場合のケアというのは、心配り、心を寄せるという気遣いです。それが積み重なっていくと対象への愛に育っていくような心の接し方のことです。

野菜や家畜を育てている方とお会いすると、それへの愛情を感じます。丹精を込めるというのは、そのものに「もっとよくなってね」という愛情なのです。

これと同じ心の使い方を、子どもたちは「ピーマン」に注いできました。それを収穫するというのは、子どもたちにとっては「プチ収穫祭」であり、それを人類が村中で行うようになった時、神仏を介した祭礼へと発展して今日に至っているわけで、その元々の営みを、園の中のベランダと子ども用キッチンで、ささやかに「再現」しているのです。

このようにして、2歳児たちが、「美味しさ」の意味を「味わっている」と言ってもいいのです。この気持ちが幼子たちの心根にしっかりと根付くには、「一緒に食べると美味しいね」という「共食の喜び」が必要です。

このように「食の営み」というのは、栄養素のことでも、どれくらい食べたかということだけではありません。命をいただく食という営みが、人が関わる文化そのものなんだということを、子どもたちは経験しているのです。

◆お相撲さんごっこが子ども同士で・・

朝、ビニールテープで土俵を作ると、子ども同士の「せいが場所」が始まりました。昨日までは、わたしが相手役と、行司の二役をやってモデルになり遊び方を「教えて」いましたが、今日は自分達だけで始めました。最初は大人が必要でも、徐々に抜けていきます。ルールのある遊びは、子どもは最初はなんでも知らないからです。

実体験したことが楽しいと(心情体験が豊かだと)、それをもう一度やりたいという再現欲求が高まり(意欲が出て)、実際にやろうとする姿が見られるようになります(心構えが育つ)。この一連の「心の動き」を、私たち幼児教育者は「心情・意欲・態度」という「教育のねらい」にしています。これが「心を育てるための要諦」です。この「千代田せいが場所」をやるときは、けがをしないように、クライミングウォールを柔かいマットで覆うことにします。

◆親子で楽しんだお月さま

昨日に引き続き、天体望遠鏡でお月見をしました。運動ゾーンの窓からよく見えました。

南の空なら、室内の窓から観察できることがわかったので、中秋の名月(9月13日)前の上弦の月の観察で見逃しても、来月10月以降も観察できるので大丈夫ですので、ご心配なく。

また0〜2歳児クラスの保護者の方も、ぜひご覧になってみてください。満月になるにつれて月の出の時刻は遅くなります。上弦の月を選んでいるのは、お迎えの時間に間に合うからです。冬になると日没も早いので、さらに観察しやすくなるでしょう。

(これは本物の月の鏡像です)

 

台風一過、お月さまの観察会

2019/09/09

◆相撲ごっこで運動も

「はっけよーい、のこった!」朝の運動遊びで、最近、お相撲がはやり始めました。「流行り始めました」と言っても、私が流行らせているのですが、むやみに腕を振り回したり、蹴ったりするより、お相撲のように多少、ルールがあって力を出し合うのもいいだろうと、私が行司役をやっています。そんな遊びに夢中になっていると、朝までの台風騒動が嘘のように何処かへ行ってしまいました。

◆こんなに早く役立つとは!

実は朝8時ごろ、園の前の歩道橋下の歩道に人が倒れていたらしく、通行人が園のAEDを借りに来たので貸しました。私は屋上の整備中だったのですが、応急救護が功を奏し一命を取り留めることができました。AEDを置いておいて本当によかった。

◆区の「点検評価会議」が視察

11時過ぎ、区の新井課長が点検評価会議なるメンバーを引き連れて視察に来られました。短時間でしたが、せっかくなので1階では「乳児も子ども同士のかかわりが豊かな方がいいこと」、2階では「遊食寝が別れているから生活の自律が育つこと」、3階と屋上では「園庭がない分だけ、運動や自然との触れ合いができるように工夫していること」をみてもらいました。

◆区長との懇談会は台風で延期に

午後は区長との懇談会だったのですが、台風の影響で中止になりました。残念です、話したいとこがいっぱいあるので。その時間を使って藤森統括園長の著書を読んだり、貸し出しができるように専用の書棚を組み立てました。

◆天体望遠鏡に興味津々

夕方から月の観察会を開きました。台風が一たび過ぎれば(台風一過)、暑い青空が広がるので、きっと「お月見」にはもってこいの条件だ、と踏んでいたら、意外と夕方は雲が多い。「当てが外れたなぁ」と思いながら、夕方のお集まりで、月の形が変わっていく話をしました。なんといっても、大きな天体望遠鏡が子どもたちの目をひきます。早く覗きたくて仕方ありません。

◆ビルの看板、神田川の川面、牛丼のすき屋

そこで、月は見えないけど、いろんな景色を見てみようと、向かいのビルの看板、歩道橋を歩く人、神田川に浮かぶ水鳥などを見て楽しみました。天体望遠鏡で身近な環境を「大きくして見る」というのは、まるで虫眼鏡で都会を観察しているようなもの。これは楽しい。観察ゾーンのツールとして常備しようと思います。

◆都会のビルとビルの間のお月様

その子どもたちの興味に、天気が応えてくれました。なんと、お集まりをしている窓から、お月様がのぞいてくれているではありませんか。都会のビルの間に見えるお月様を、天体望遠鏡で観測するなんて、なんだか、これが「千代田せいが」っぽい!

(天体望遠鏡でみた「お月様」。左右反対になります)

園はいつもの通りです

2019/09/09

【朝7時現在の台風15号】

おはよう、ございます。

 

雨雲は東京からは東部へ抜けました。

保育園はいつもの通り開園しています。

被害もありません。

動いていない交通機関があります。

通勤時間に合わせて、気をつけて登園してください。

【朝8時現在の台風15号】

午前4時現在、東京湾通過中

2019/09/09

東京電力の雨雲レーダーによると午前3時50分現在、台風15号の中心は、東京湾辺りを通過している模様です。都内はかなり強い風と雨が続いています。

 

もうすぐ関東へ上陸へ

2019/09/08

東京電力の雨雲レーダーによると、8日午後10時現在、台風15号は時速20キロでゆっくりと北上中。もうすぐ深夜に関東に上陸する模様です。

JR在来線、始発から朝8時まで運休

2019/09/08

本日8日午後6時の天気予報によると、台風15号は今夜遅くに上陸し、明け方3時ごろ神奈川県、昼前までに関東(東京)を通過します。

朝の登園時刻は、安全確保を優先して決めましょう。

◆記録的暴風となるおそれがあります。

◆明日9日の明け方までに、1時間で80ミリの猛烈な雨のおそれ。夕方までの24時間で250ミリ(多いところ)と予想。

◆雨、風ともに午後9時頃から明日朝にかけて警戒してください。

◆JR東日本は、全ての在来線で午前8時まで運休します。

◆雨雲の動きは、東京電力の観測レーダーも参考になります。

http://thunder.tepco.co.jp

 

 

今夜関東上陸、深夜に都心を通過か

2019/09/08

本日8日(日曜日)正午の天気予報によると、台風15午後は今晩9時ごろに伊豆辺りに上陸し、深夜2月ごろ都心を通過する予想ルートにあります。朝6時ごろは北関東に抜けているでしょう。

ただ猛烈な風が深夜から早朝にかけて吹きます。風速50メートルの風だと、トラックが横転、電柱やブロック塀が倒れています。怖いのは、耐震強度のない解体中のビルですが、確認すると、解体はほぼ1階の高さぐらいまで済んでおり、倒壊の恐れはありません。

今夜は午後9時以降の外出(歩行や車の運転を含む)は避けた方がいいでしょう。

( 1階の高さまで解体が済んでいる、隣のビル。写真は園の屋上から)

明日9日(月)台風15号の予想

2019/09/08

今朝8日(日)7時の天気予報によると、台風15号は今日の深夜、関東に上陸します。最大瞬間風速45メートルから60メートルの暴風圏が東京を通過します。猛烈な風や雨が襲います。登園時間帯には関東北部に抜ける見込みです。

ただし、夜間に猛烈に雨が降り風が強まります。今夜は外出を控えて下さい。また、それまでに対策は済ませましょう。私は神田川の水位が急上昇、風による電線の切断・停電が心配です。また電車の運行取りやめ(東海道新幹線は6時以降に取りやめ決定)などの最新の情報を確認しましょう。

保育園は通常どおり、開園します。台風通過後に安全を確保しながら、登園してください。

昨日から「園のニュース」で台風情報と園の対応方針を案内しています。これから約6時間ごとにお伝えします。

 

来週は晴れたら6時から屋上でお月見会です

2019/09/07

台風15号が過ぎてしまえば、真夏の青空が広がるでしょう。9月の日没時刻はだいたい、6時ごろです。天体望遠鏡を使って、親子で月面を観測しましょう!

 

(屋上からは、ビルに隠れて見えませんでした。写真は歩道橋の階段からです)

 

昨日6日の午後6時過ぎ、南の空に半月が昇っていました。上の写真です。西へ日の入りした太陽と、ちょうど90度の位置にあるので「お月様は、半分だけ日が当たっているから、半分だけ明るいんだね」。園児たちは、まだこの空間的な位置関係はわかりません。上弦の月なんていう言葉も知らなくてかまいません。しかし、お月様はじきに丸くなることを実体験してほしい。そのとき「出た出た月が、まーるい、まーるい、まん丸い、お盆のような月が」の歌詞の意味が迫ってくるはずです。

(今夜7日は、こんな感じでした。左の方がやや膨らんでいます)

月は毎日、少しずつ東の方へずれていくので、日没後に屋上から月が見えるでしょう。9日月曜の夜は、台風一過、綺麗な11夜の月を望遠鏡で観測できるといいのですが。13日(金)が満月の15夜ですから、ちょうど太陽はちょうど真西に近いところに沈み、月は180度反対方向の真東に近いところから昇ってきます。

 

 

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