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2019年 7月

MIMAMORUアプローチ

2019/07/20

◆子育ての6つのポイント
今日20日土曜日のシンガポールからの報告は、藤森先生からの「家庭での子育ての6つのポイント」です。昨日19日から開かれている「マイ・ファースト・スクール」のイベントですが、今日は保護者が集まりました。今日の講演では、自分のことは自分でやる自立力や、お互いに助け合う力がどうやったら育つのか、その大切な考え方が保護者に紹介されました。要点だけを、まとめると次のようになります。
1つ目は、子どもは、それぞれの年齢で学ぶことがあるということ。
2つ目は、子どもがやろうとすることを代わりに親がやってあげてしまうのは、子ともにとっては「迷惑」だといこと。
3つ目は、大人が問題を除くのではなく子ども自らで解決できるように援助することが大切だということ。
4つ目は、子ども同士のトラブルが起きたら、大人はすぐにどっちがいい、悪いを判断するのではなく、そのときの子どもの想いを聞いてあげるといいこと。
5つ目は、子どもがやったことを罰したり、褒美をあげたりすると、それが目的になってしまうこと。
そして最後の6つ目は、子どもが自立することを喜ぶべきだということです。
この6つの要点は、保育園でも大切にしていることですが、家庭でもやっていくと、子どもたちの気持ちは安定し、自信を持ってやっていくようになるでしょう。
ここには、保育の原理、プリンシプルが含まれています。私たち保育者も忘れてはならないものです。
◆MIMAMORUアプローチ
藤森先生を招待したMFSのジェネラル・マネージャー(GM)であるアイリーンさんは会場に集まった保護者に向かって「シンガポールでは、子どもたちに、ああしなさい、こうしなさいと、つい指示して子どもにさせてませんか?藤森先生の見守るアプローチは、そうしません。MIMAMORUというのは、ウォッチ・アンド・ウェイトです。子どもがやろうとしているなら、よく見てちゃんと待ってあげることが大切なんです。そうしないと、子どもが自分で考えて学ぶことができないでしょ?」と、わかりやすく説明していました。

藤森先生の講演の受け止めるは・・

2019/07/19

 

シンガポールで開かれているフェスティバル会場から、昨日の話の続きです。藤森先生は、今日2回の講演の中で「これからの時代にはいわゆるIQ(知能知数)よりもEQ(情動知性)やSQ(社会的知性)が、より重要になります。そのためには、乳幼児の頃から、年齢の異なる子どもたちの中で、お互いに学び合えるような経験をすることです」と話しました。

講演は、昨日も書いたようにシンガポール最大手の保育会社「マイ・ファースト・スクール」が主催する「ラーニング&シェアリング フェスティバル2019」のなかで行われました。講演を聞いていたのは、この保育会社のスタッフたち約1000人で、すでに保育実践に生かしているため、日本の子どもたちが助け合ったり、協力しあったりしている動画とその説明が流れると熱心に見入っていました。主催者によりと、この保育の提唱者本人が目の前にいるという事実が、最も大きなインパクトだったようです。

シンガポールの見守る保育

2019/07/18

今日18日から24日まで仕事でシンガポールにいます。何をしに来ているかというと、統括園長藤森先生に講演の依頼が来たからです。私たちが実践している保育を、シンガポールある保育界最大手の保育団体が数年前から取り入れており、その定着と発展を図るために、明日から大イベントを開きます。そのイベントの目玉が、藤森先生の講演になっており、政府の保育行政のトップも来ます。講演は職員関係者向けに2回、保護者むけ2回行います。この保育団体は「マイ・ファースト・スクール」(以下MFSと略)といい、シンガポール国内に143ヶ所の幼児教育施設を展開しています。私の目的はMFSがこの保育の何を評価しているのか、それをどのように広げようとしているのかを確かめることです。明日の講演が楽しみです。

【園全体】アンケートこれからでも大歓迎です

2019/07/17

お忙しい中、アンケートのご協力ありがとうございます。締め切りの16日で35家庭中25家庭からご回答いただきました。もし「書いたのに提出し忘れた」とか、「半分書いて手元にあるんだけど」とか、「伝えたいことが出てきた」などの方がいらしたら、これからの提出でも構いません。目的はみなさんのご意向を把握させて頂き、きちんと受け止める事が目的です。まとめの作業には入りますが、これからでも大歓迎ですので、遠慮なくご提出下さい。よろしくお願いします。

園長による朝の運動タイム開始

2019/07/16

そんなに人気なら毎日やろう!というわけで、今日から毎日、朝9時から10時まで3階の「運動ゾーン」で【園長による運動タイム】を始めました。毎日続けます。やりたがる子が多いということは、それを使って伸びたい能力があるということです。いろいろな能力は、使わないと発達しません。これを「自発的使用の原理」といいます。たわむネットやクライミング、スイング遊具によって、子どもたちのいろんな身体的能力や精神力が開発されそうで、非常に楽しみです。

 

省我保育園が新しくなりました

2019/07/15

八王子市の「省我保育園」が改築して新しくなりました。今日15日竣工式があったのですが、早速、明日16日から新園舎での保育が始まります。八王子市大和田にあるこの省我保育園は、省我会が1979年に法人として最初に作った保育園で、今年でちょうど40年が経ちました。最も古くなっていた園が、最も新しくなり、子どもたちも保護者の方々もとても喜んでくださっています。千代田と八王子と、何らかの形で交流したいものです。

「はらぺこあおむし」物語①

2019/07/15

「はらぺこあおむし」の歌で幕を開けた園生活は、本物のアゲハチョウと佐久間公園で出会い、園の花壇に植えたミカンの木にアゲハがやって来て卵を産み、葉っぱをいっぱい食べることろを部屋で観察し続けてきましたが、11日木曜日ごろから蛹になり始め、いよいよ、一つ目のクライマックスを迎えようとしています。そうです、成虫の孵化、アゲハの誕生です。この間の、写真でアゲハストーリーを振り返ってみましょう。

入園式の出し物は大型絵本と、ミュージャン坪井保育士のボイスでの「はらぺこあおむし」でしたね。

子どもたちは、このお話と歌が大好きです。

散歩先の佐久間公園で、実物の黒アゲハと出会うと、子どもたちの興奮がヒートアップ。

保育園の花壇にみかんの木を植えてみました。すると間もなく・・

園の周りにアゲハをよく見かけるようになって。

捕まえては、観察して、絵を描いたりしていました。

最初は塗り絵で、「こんな色だよね」。

「きれいだなぁ」。子どもたちと一緒に、チョウの羽の色や形をよく観察しました。

その頃、散歩先や園の近くを舞っていたアゲハチョウを捕まえては、放してあげるというのを繰り返していたら・・・なんと。

なんと、みかんの木に、卵を産んだらしく、アゲハの幼虫がたくさん生まれていました。

これは、すごい!

早速、部屋で飼うことになりました。

そしてどんどん、大きくなって、7月始めには大きな虫かごが必要になりました。

♪ちっぽけだった青虫は、こんなに大きくふとっちょに

花壇の方も見事なアオムシに成長しています。

 

そして室内の観察箱の中では・・ついに。

みかんの木の枝の根元に、半分くらい身体を隠して蛹になっています。

虫かごの蓋にぶら下がるように蛹になっています。上から見ると見えにくい場所を、ちゃんと選んでいるから、不思議です!

こうして、かごのフタにぶら下がるように2匹、みかんの木の枝の根元に1匹が、静かに、さなぎになり始めています。

♪まもなく青虫は、さなぎになって何日も眠りました

♪それからさなぎので皮を脱いで、出て来るのです。

さあ、もうすぐです。

みんなで楽しみに待ちましょう。

 

 

ゴキブリの入室を絶対に防ぐ

2019/07/14

13日には専門の会社に頼んでゴキブリなどの小動物が入らないような処置をしてもらいました。ビルの解体などがあると追われて逃げてくるので、排水管などの隙間を全て埋めてもらいました。また毒餌を通路になりそうな場所(子どもは来ない、届かない位置)に点付けしました。

アスベストは無事に搬出完了

2019/07/14

隣のビルの解体工事は、1つの山を越えました。12日金曜日、山上ビルの屋上ボイラー室にあった6メートルの煙突壁の「アスベスト」が無事に搬出されました。煙突の周りを減圧室で覆い、宇宙服のような防塵服を身にまとった専門技術者たちが11日木曜日、1日かけて解体しました。アスベスト剥離の様子は赤外線カメラが追跡記録されました。13日に「無事に問題なく搬出されました」と東京ビルド担当者から写真を見せてもらいながら報告をうけました。作業工程は労働基準監督所へ事前に提出、10日には養生状況について、千代田区の専門官が事前の立ち入り検査を実施していました。今回の搬出により、アスベストはこのビルの中にはなくなり、今後、解体工事の粉塵にアスベストが含まれることはありません。

ちっちゃな指が伝えてくれる気持ち

2019/07/12

子どもといると人生が豊かになります。どの子からも、それぞれ「何が大事か」ということを感じさせてくれるからです。面白いことに、今日はいろんな「指」で、それを伝えてくれました。

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Hちゃんは、蛹になろうとしている動かないアオムシのアタマを、そっと優しく撫でようとする人差し指で。
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Rくんは、絵本の「パンダ銭湯」から帰るとき右耳の後ろだけパンダワックスを塗り忘れたパパに「ここ」って教えてくれる人差し指で。
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Yちゃんは、水筒の蓋は「こうやって開くの」とボタンの押し方を教えてくれる親指で。
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Hくんは、昼食を食べた後で一緒に行こうと3階への方に向ける人差し指で。
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Rちゃんは、「そっち」じゃなくて「こっち」と読んでほしい絵本を開き、お尻大使がここに「いた!」と確かめる人差し指で。
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Kくんは、水のなかにゆっくりと落ちていくお魚の餌を「雪」といって教えてくれる人差し指で。
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Kくんは、指を開いたらそこにダンゴムシをつまんでいた親指と人差し指で。
・・・こんなにたくさんの「大事なこと」が、子どもたちの指にはくっついていました。ちっちゃな指の、ちっちゃなキラキラした気持ちです。
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