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園長の日記

ウィズ・コロナの生活様式へ

2020/05/02

コロナウイルスが世界中77億の人々の生体に入り込み感染して自然に抗体を獲得するか、あるいは早くて秋から来年の今頃までにワクチン接種によって免疫を獲得するまで、相当にでも長い間、コロナウイルスと一緒に生活していくことを受け入れていかなくてはなりません。政府のクラスター対策しかできない専門家会議は昨日、その生活を「新しい生活様式」と名付けました。緊急事態宣言の1ヶ月ほどの延期の正式は発表は5月4日にするそうです。

今後、秋口に第二波が来るのは確実だそうですから、それまでの間は人が大勢集まる大型のイベントはできません。第二波の後はどうなるのでしょうか。きっとその後も「新しい生活様式」が続くと考えないといけないのでしょう。今年は皆さんと屋形船で隅田川の花火大会を楽しむ夕涼み会を計画していたのですが、花火大会自体の自体の中止が早々と決まっていますし、4月17日には5月のファミリーバザールも中止が決まっています。来年の神田祭もできないでしょう。「新しい生活様式」というのは、そういう意味なのかもしれません。

すると来年のオリンピックも相当な開催様式の変化を余儀なくされますから、競技も東京に集まること自体が課題になっていくでしょうし、競技会場にいくことができないのかもしれません。肉眼で実物をみじかにみて、耳と体で生の音を聞きながら競技を楽しむこと自体が不可能になっていくのでしょう。きっとリモート・オリンピックになるのでしょう。

ただし、可能な方法が一つだけあります。感染していないことが証明された人だけが集まることができる仕組みを急いで創り出すことです。それが簡易検査です。ワクチンか感染で免疫を獲得するまでの長い歳月の過程で「感染しているかどうかが不明だから活動できない」という自粛からの脱出です。これが続くのは社会活動と人間の精神活動にとって致命的だからです。これを出口戦略の重要な柱になると考えるのですが、どうでしょうか。

お知らせを本日郵送(休園延長と一斉配信登録願い)

2020/05/01

 

20200501 緊急時の一斉メッセージ配信

千代田区が保育園の休園を5月末までに延長したことを、本日5月1日、すべての保護者の皆様に保育園からのお知らせとして郵送しました。

 

また、このような急なお知らせが今後増えることを予想して、緊急時のお知らせやメッセージを伝えるための仕組みを園として導入しましたので、そのアプリケーション登録をお願いします。そのご案内と登録の仕方も同封しました。5月20日から運用する予定です。

もし、このアプリが使えない、あるいは他の方法がいいという場合は、その方法をご記入いただき、ファックスあるいはメールなどで返信いただくようにお願いさせていただいています。よろしくお願いします。

 

(5月1日付 千代田区からの通知)

https://www.city.chiyoda.lg.jp/documents/19363/en-kikanencho0501.pdf

 

 

 

終息に向けた戦略がほしい

2020/04/29

やっぱり、5月6日(水)では終わらないのですね。今日29日(水)は「奇跡が起きないか」という淡い期待があっけなく消えてしまった日になりました。安倍首相も「厳しい状況」小池都知事も「東京は難しい。延長してもらうように国に要望します」と報道されています。近く政府が専門家会議の開催を早めて結論を出すようです。園の再開は遠のきました。話はいつまで伸びるのか、になりました。保護者の皆さん、これがまだ続くのかと思うと、家庭も辛すぎますね。

それにしても、延期は全く驚かない結論でしょう。多くの人が「まだ無理だろうな」と思っていました。東京の一日の感染者数を示すグラフは、4月19日あたりをピークに明らかに下がっているように見えます。でも緊急事態宣言を終了できないのは、接触が8割減れば最短で15日、6割だと90日はかかるのですから、「この減り方なら1ヶ月はかかるかな。どんなに早くても5月20日ごろか?」と多くの人が想像していたはず。

保育園再開に向けて自助でやることはやります。でも自分でできる検査キットぐらいあれば、自分が陰性だとわかったら、会社でもかなり働きやすくなると思うのですが。そこがわからないから、働こうにも職場配置ができません。テレワークができない医療や福祉の従事者には、もうそろそろ多分限界ではないでしょうか。保育園は乳児の感染がほとんどないことが不幸中の幸いですが、職員や保護者から陽性が出ないという保障はありません。

一方で、長い目で見れば、治療薬が出てきたとしても世界的な争奪戦の中で、最初は重症者向けでしょうし、ワクチンはもっと先。徐々に感染者が増えていく集団免疫で3年ぐらいかけて最終的には防ぐしかないのでしょうから、そのプロセスで必要なのは、どう考えても検査概念の転換です。これから3ヶ月かけて8月末までに秋の第3波に備えて、健康診断のように職場でCPR検査をどこでも受けられるように準備しましょう。厚労省だけではなく農水省や文科省、経産省の検査体制も総動員しましょう。

学期の話もいいのですが、それよりも、早くいつまでにどう終息させるつもりなのか、感染対策の3年計画を立てて欲しいですよね。具体的な戦略が早く出てくるといいですね。モデルは台湾や韓国に参考にしたいものがいろいろあります。日本は省庁を束ねて動かすその政策立案センターが、まるで内閣府の中に存在しないかのように見えてしまいますが、私たちは一体どうしたらいいのでしょうか。

今日は昭和の日。「激動の日々を経て、復興を遂げた昭和の時代を顧み、国の将来に思いをいたす」ための国民の祝日でした。日本は激動の令和にこれから入りそうです。

教育委員会の存在感なし、でいいんですか

2020/04/28

教育の独立という理念を巡る議論が全く聞こえてきませんが、これでいいのかな?と不思議です。新型コロナ感染拡大防止で学校再開を9月に、という話が知事を中心に降って湧いてきた今日28日(火)、そもそも学校を閉めたり開けたりできる権限は教育委員会(およびその長である教育委員長)が持っているはず。その決定は教育委員の議論を経なければならないというのが政治から教育内容への干渉を防ぐために戦後できた「教育の独立性」を保つ仕組みでした。しかし今では教育委員会の事務局の長である教育長の方が、強い権限を持つようになっています。事務局は全て公務員です。その採用は役所に全て任されており、国民からの付託はありません。教育長の人事権は役所の人事担当者と首長が実質的には握っています。一方で確かに知事や市区町村長などの「首長」は選挙の洗礼を受けているので、強い権力を持っているし、それを行使できるということはわかります。歴史的には、教育の共産化を防ごうとして政府は教育委員会の権限を小さくしていったのですが、すでにそのイデオロギー闘争は終わっています。冷静に「教育を受ける国民の権利と自由」について考え直してみる機会にしてはどうでしょうか。今の教育に「自分の意思で自己と世界のことをよく知ることができる保障ができているか?」と。それを手繰り寄せることができる情報アクセスの仕組みがあるのかどうか。活性化が必要なところがあるように思うのですが、どうなんでしょうか。

今後の見通し、まだわからず・・

2020/04/27

改めて今後の見通しについて千代田区に問い合わせましたが、今日の時点では未定でした。というのは、東京都教育委員会との調整中だからです。緊急事態の措置が「予定の5月6日まで通り」あるいは「さらに○○日まで延期します」と決定されるのがいつかのか、それがまだ不明です。その見通しが定まったら、千代田区としても動けるようです。見通しに関する通知は、東京都の動きを待って30日以降にずれ込みそうです。

<シミュレーション>

その1 5月7日(木)園再開 通常通り

その2 5月7日(木)園再開 ただし自粛要請あり

その3 5月17日(日)まで休園を10日延期

その4 5月24日(日)まで休園を2週間以上延期

その5 5月31日(日)まで休園を3週間以上延期

 

全く個人的には「その2」が望ましいと考えますが、どうなるでしょうか。

ただし、その1でも2でも、給食は11日(月)からになる可能性があります。

休園期間の保育料は返還へ

2020/04/27

新型コロナウイルス感染拡大防止のために、休園となっている4月5月の保育料は返還することになったと、本日27日、千代田区から連絡がありました。3歳児以上の幼児は保育料が無料になっていますので、対象となるのは0歳〜2歳児クラスの児童です。返還の方法は、日割り計算した金額を6月以降の保育料から減額します。

休園に伴う保育料の取り扱いについて(保護者の皆様へ)【区の考えとして】

早く下がれ、下がれ!

2020/04/26

東京都の感染者数が減ってきましたね。もっと早く少なくなって欲しい。一日中家にいながら、時々ニュースを確認しながら、今後のことをあれこれと思い巡らして過ごしました。皆さんはどのように「ステイホーム」されているのでしょうか。園児の名簿を眺めならが、一人ひとりの子どもたちの顔を思い浮かべています。子どもは体を動かして生きるものです。黙って静かにしていることは基本的には苦痛です。人のあまりいない時間や場所で上手にストレスを発散しながら、元気で過ごしてくださいね。

千代田区の小中学校、幼稚園は5月7、8日も休み

2020/04/25

 

千代田区の小中学校、幼稚園、こども園は5月7、8日も休校(休園)になりました。4月24日(金)付で通知が出ました。

https://www.city.chiyoda.lg.jp/documents/19363/gwake-taio.pdf

では保育園はどうなるかというと、現在、休園中であっても「特別保育」をしている実情から、対象にならないようです。つまり、保育園は、この通知が出ても休園延期にはならないようです。27日に再度、確かめます。

その判断を促した都からの通知は以下です。

https://www.kyoiku.metro.tokyo.lg.jp/press/press_release/2020/files/release20200423_03/bessi.pdf

 

 

いのちを守るSTAY HOME週間

2020/04/24

 

東京都は明日25日(土)から5月6日までの12日間を「ステイホーム週間」として、おうちにいよう!と呼びかけています。千代田区は東京都の緊急事態宣言が解除されるまでを保育園休園にしているので、緊急事態宣言が延長されない限り、5月7日(金)から保育園が再開されます。7都府県で4月7日から始まった緊急事態宣言ですが、これが終われば、4月6日以前の状態に戻す、ということになります。

そこで、私たちに限らず、保護者の皆さんも「いったい緊急事態の措置は予定通り解除されるのか」「保育園は5月7日から開園ですよね」ということが、気になってしょうがありませんよね。国の判断を待たずに、早々と愛知県が5月末までの学校休校を決めたり、東京都は学校再開を5月11日(月)からにしたり、練馬区が6月末までの登園自粛を決めたりしています。

そこで本日24日、私が千代田区に確認したところ、国の判断と異なることはしないという考えでした。千代田区らしいスタンスです。つまり、千代田区独自に休園を延長したり、早くやめたりはしません。予定通り、東京都の緊急事態宣言が終われば開園ですし、それが延期されたら休園も延期になります。

この見通しについては、週明けの27日(月)にでも、千代田区からアナウンスされるようです。

 

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