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園長の日記

保育園が子どものための温泉になる

2020/06/02

今日2日も昨日と同じ数の園児が登園しました。4月に入園したのに休園で保育園に慣れる時間がなかったので、昨日から少しずつの慣れ保育を始めた子もいます。子どもの感性は大人と違います。こんな風に感じているのかなか、きっとこうなのかな、と想像力をフルに働かせて、子どもの心情の機微に触れていくようなセンスが必要です。そこが嫌なのか、そこが楽しいのか、あれ?そっちだったのかと、その心の動きに「ついていくこと」が保育です。子どもの心の動きをたどることなく、それとは無関係に、望ましいことをさせようとしたら、それはすぐに保育ではなくなります。それは大人に謙虚さを求めます。子どもが感じている世界は、その子どもにとってかけがえのない時間なのだと思って一緒にいることが、保育の原点です。その原点を確かめながら、コロナできっと溜まっているに違いない子どもの心の中の澱のようなものを、そっと溶かし出してあげましょう。くつろいだ雰囲気、おおらかな心、澄んだ瞳、若い弾力感のある感性。そうしたものが、今週の子どもたちに必要な心の環境です。大人が温泉に入りたいと感じるようなとき、子どもは子どもの中での楽しい遊びに没頭したいはずです。今週は、保育園は子どもの温泉にならないといけません。

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