MENU CLOSE
TEL

STEM保育・自然科学

少しずつ感じる秋の気配

2023/08/24

この夏もカブトムシのつがい2組が大活躍しましたね。そして小さな卵を残して天国へ旅立っていきました。子どもたちは毎朝セッセと餌のゼリーを与え、持ち方を覚え、絵を描きました。何人もの子どもたちから、何回も得意そうに手とっている姿を見ましたが、そろそろカブトムシとの交流も終わりを迎えます。

甲子園で優勝が決まる頃、毎年「これで夏が過ぎたな」と個人的には思うのですが、子どもたちはこの残暑厳しい中でどんな時に秋を感じるだろう?と思ったりします。スズムシも相変わらずリ〜ン、リ〜ンと泣いていますが、その卵も何個も見つかりました。小さな命がこうやってつながっていきます。当園で4代目になりますね。

保育園の隣は区の駐輪場ですが、その前の花壇に開園時に私が植えた苗がやっと大きくなり梨の実がなりました。まだ一つだけです。みかんの木はアゲハの幼虫に食べられて葉っぱがなくなっていましたが、またやわらない新芽が吹き出て、そこにまたアゲハの幼虫がいます。こちらは、もうしばらく「あおむし」の観察が続けられます。

区役所の近くに百日紅(さるすべり)の木が並んでいます。枝の下の方から咲き始めますが、花も先の方に移ってきました。こちらの花もそろそろ見納めの時期がきたようです。

興味の窓

2023/08/16

今朝、朝の会の最中に、何かに夢中になっていた しおんくん。
なんだろう?と思って見ていると、陽の光が当たって明るくなっている部分を見つけたようです。その部分を指しながら、「あつ〜い!」と教えてくれました。


きのう、にこにこ組のお部屋で窓の外を眺めていたとき、陰っていた太陽の光がパァッと明るくなった瞬間にも「あつい!」と言っていた しおんくん。
ちょうど前日に そんな姿を見ていたので、『太陽が当たっているところ=あつい』と表現しているのだとすぐ分かりました。陽の光が当たると、温められてあったかくなる…ということを、どこかで体験したのでしょうか。

実際、床が熱くなっていた訳ではないけれど、光が当たると熱くなる…ということは、何かの体験を通して、結びついたのでしょうね。

その後も、自分の影で光が見えなくなったり、陽が陰って光がうすくなったりするのを、不思議そうに見つめたり触ったりして、感じていました。


光が見えると「いた!」。


触れてみたり・・・

眺めてみたり・・・

足踏みして踏んでみたり・・・。

 

しおんくんは何を見てるんだろう?と、すいちゃんも様子を見に来て、ちょこっと触れてみていました。


子どもが面白いなぁと思うモノに出会う瞬間や、その触れ合いを近くで見ていると、同じ世界を一緒に体験できるような気がして、楽しいです。さて、ここからどんなふうに広げていけるでしょうか…♫

プールが砂場のような水場に

2023/08/04

「ねー水、出てる?」「でてるよー」

3歳時クラスの子どもたちが、プールの中で、ホースをウレタンの柔らかい筒にさしこんで、水を流し込んで遊んでいます。砂場で見かける雨どいを使った水流しの遊びのように、プールが「水場」がとても呼びたいような場所として使われています。

2人が入り口のところを、別の2人が出口のところを、そして2本のウレタンホースのつなぎ目を1人が持っています。つなぎ目のところが離れると、出口から水が出ません。子どもたちは、その違いに気づき、そこが離れないように声をかけています。

ウレタンのホースは、水に浮くので、うまく水平に保つことができ、床や砂場などで行うよりも取り扱いやすそうです。雨どいで遊ぶものとちょっと違うのは、傾斜を使って水が流れるのではなく、水道から出るホースの水の勢いがそのまま水を押し出してくるので、傾斜や斜めにすることで、水が流れると言う事とは違います。それでも入れたところとは違う、離れた場所からまた水が出てくるということが面白いようです。

ただ、雨どい等と違って、ホースなので、噴水のように垂直に立てても水が吹き出てくるのが面白く、垂直に立てて、上の方から吹き出そうとさせていました。でも、うまくパラソルの屋根の方まで水が届かず「でな〜い!」と言って遊んでいました。^_^

アニメの仕組みを「体験」

2023/07/30

今日の納涼会には、小学生がたくさん来るので、アニメーションの仕組みを体験できる「フェナキスティスコープ」を用意してみました。制作費用は100均で買った鏡と吸盤の200円。

原理はパラパラ漫画と同じです。やったことありますよね。何枚もの紙が重なった本やノートの端の同じ場所に少しだけ変化を加えた絵を描き重ね、紙束を指でパラパラすると、絵が動いてみえますよね。

円盤の縁に1周すると戻ってくるような絵を並べて、円盤の軸でくるくると回します。速く回すと絵は混ざり合って、均一の色模様ができます。アニメのように動いては見えません。

ところが一つ一つの絵の間にスリット(隙間)を設け、絵が描かれたほうの円盤を鏡に映し、スリットから覗き込むと、アニメのように動いてみえます。

円盤を回し続ければ、アニメはずっと動き続けます。

園児にその動きが見えるかどうか試してみました。

 

すると、年長さん位になると絵が動いていることがわかりました。年少さんぐらいでは何が起きているのかよくわからないようです。駒のように絵が回ること自体に興味が行きます。反対に小学生3年生以上になると、とても興味深く感じるようで、夏休みの自由研究にしたいという男の子がいました。

きゅうりは浮くか沈むか?プールで実験

2023/07/18

屋上で育っている「きゅうり」。

水遊び中の子どもたちに、「うくか、しずむか」ちょっと実験しました。

ちょうどいい大きさに育ったきゅうりです。

「どうなるかな?浮くかな?沈むかな?」と私。

すると年中と年少の子どもたちでしたが、予想が二つに割れました。

沈むが一人、浮くが3人です。

やってみると、浮きます。

「やったあ、浮いた」と当たった方は喜んでいます。

でも面白いことに、その子が「こっちは沈むよ」と言うのです。

「こっち」と言うのは、ちょっと育ちすぎた大きなきゅうりの方です。

私が「そうか、こっちは沈むかもね」と言うと、にこにこして見ています。

もちろん、正解は浮くです。

これと同じようなことが、前にもバナナとのきもあったのを思い出しました。

一本は浮いたのですが、2本になると「沈む」と言うのです。

https://www.chiyodaseiga.ed.jp/hoiku-archive/archive-stem/page/5/

面白いですね。

最後はきゅうりと一緒にぷかぷか・・・笑

子どもが教えてくれたこと

2023/07/16

子どもたちはいろんなことを教えてくれます。今週、「そうなんだね」と嬉しくなったのは、スイカです。「ここ、ここ」と教えてれました。直径が15センチほどに大きくなっています。いくつも花が咲くので、先生が栄養を分散させないように実になるものを数個に間引いてくれているのですが、いつの間にか二つがこんなに大きくなっていました。

お泊まり会で出かけた科学技術館は北の丸公園にあるのですが、そこを歩いていると、蝉の鳴き声が聞こえました。保育園にいても聞こえないので、子どもたちは鳴き声で蝉の種類を聞き分ける経験はほとんどできません。秋葉原周辺ではクマゼミやミーミーゼミ、ヒグラシなどを自然に区別できるようになる環境にはないのです。それでも「せみ!」と教えてくれます。

しかし少ないチャンスを見逃さないのは虫好きな子どもたち。吉田茂の銅像がたつ雑木林で、ダンゴムシはトンボを捕まえて見せてくれます。こんな姿を見ると、せっかく皇居が近くにあるので、もう少し頻繁に連れてきてあげたいと思います。お礼というわけではありませんが、私もヒキガエル(泥ガエル)を捕まえてあげました。何を食べるの? さあ、なんだろうね・・・。

屋上のプールに水が入ると、トンボがやってきます。写真にとらえることはできませんでしたが、水面に尻尾の部分をちょんちょんとします。都会の中でも工夫すると生き物が寄ってくるビオトープはできるでしょう。

街路樹には赤い花が咲き始めました、百日紅(サルスベリ)です。夏の間、百日近く咲き続けるから、だそうです。東京では調布市がシンボルの花になっています。ちなみに千代田区は花が桜、木は松、鳥は白鳥です。

親の蝶が若葉を見つける不思議

2023/07/10

きれいな「はらぺこあおむし」を「かわいい!」と言いながら、じっと見つめている子どもたち。

今年2回目の飼育がまた始まった。みかんの実がなりそうだったが、あえて剪定して「若葉」が生えてくるようにした。

すると、よくしたものでアゲハの幼虫が見つかった。

親の蝶はどうやって若葉を見つけるのか不思議だが、幼虫はむしゃむしゃと柔らかい葉をよく食べている。

屋上のひまわりが咲きました

2023/07/09

屋上で育てているひまわりが、今年も「大輪」を見せてくれています。

これで「夏が来たあ!」という感じがします。

 

和泉橋から「よく見えますよ」「見ながらきました」と、親子で笑顔になります。

鈴虫が鳴き始めました

2023/07/08

七夕の7月7日。今朝から保育園では鈴虫が鳴いています。保育園で生まれ育った3代目。子どもたちはどう思ったか、聞きそびれてしまったので、よくわかりませんが、大人のほうは感慨深げ。あさ「風情があっていいですね」と、あるお父さん。まぁ、そういうものかも。^_^

しながわ水族館で生き物の迫力を楽しむ

2023/07/05

身近な場所に川や海がない都市型の保育園では、川や海で遊ぶことがないので、水族館で魚や亀やイルカを見にいきます。というのは嘘で、目の前には神田川が流れ、ちょっと行けば東京港があるのですが、川や海の生き物たちと接することがないという意味です。でも、そう考えると大抵の都市はそうなってしまうでしょう。水族館という場所が設けられているというのは、冷静に考えると素晴らしいことだと思います。

開園以来、毎年出かけているのは「しながわ水族館」です。年長さんは昨年に続き2回目。年中さんは初めてです。この水族館はイルカのショーが見られることで有名なのですが、川魚やクマノミ、熱帯魚など豊富な魚の他に、カモ、カメ、ペンギン、アザラシ、アシカ、サメなどもみることができて、何度行っても飽きない水族館です。特に水槽を地下からみることができるトンネル型の観覧ルートが設けてあり、迫力のある泳ぎを直近に楽しむことができます。

以下に、写真で見てきたところをご紹介します。

◆一方向へ回遊するイワシの群れ

◾️アカダイは、ゆうゆうと漂っていました

◾️トンネル水槽

◾️いろんなクラゲのかたち

◾️オコゼの一種

◾️熱帯魚

◾️珊瑚礁と熱帯魚

◾️アシカが目の前を伸び伸びと泳ぐ

◾️イルカの大きさに見入る子どもたち

◾️皇帝ペンギン

◾️アザラシのショー

◾️ジャンプしてボールをツン

 

 

top