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園長の日記

成長展は再開のプランのままで

2020/03/19

新型コロナ対策で、今日3月19日に政府の「専門家会議」が開かれたので、明日あたりに今後の方針が示されるそうです。今日はっきりするのかと思っていたのですが、会議自体が午後9時終了ということだったので、今現在は午後10時50分ですが、テレビ報道でやっと提言の概要が判明しました。もちろん、その番組のまとめによると次のような内容のようです。

<専門家会議の提言(案)>

(1)クラスター対策の抜本的な強化

(2)自治体ごとに独自の「緊急事態宣言」の用意を

(3)感染しやすい場所を避けるよう周知徹底

(4)重症者を優先する医療体制の構築

(5)小中高は地域ごとのまん延の状況を踏まえた対応を

ここから想像できる明日の政府方針は、(1)の徹底ということになりそうですから、これまでの「3条件」をしっかり守り続けましょう!大型イベントはまだ再開できるような状況とは言えないという判断になりそうです。

また、日本の人口の1割が集まる東京が110人程度で済んでいる現状を考えると、東京都が(2)の緊急事態宣言を出す状況ではないので(1)を生まないようにも(3)の徹底を図ることになります。特に、感染経緯が不明の患者が突発的に発生していること、海外からの帰国者から発生していることから、いまだに突然の感染増大(オーバーシュート)が起きる可能性を強調しているそうです。

一方で、感染者が出ていない地域では、学校休校を取りやめたり、春休みに入る前ですが、これまでのストレスを解消するためにも3条件を守ることで、校庭や図書館の開放などを検討することになりそうです。

というわけで、成長展は今週お知らせしたようなプランは変更しません。

 

来年度の保育を構想しながら

2020/03/18

にこにこ組(2歳児クラス)の子どもたちが、3階の寝室でお昼寝を始めました。寝室は運動ゾーンです。その間、4月から年長になるらんらん組(4歳児クラス)の子たちは、今日は2階で絵本を読んだりして過ごしました。つまり新年少さんにとっては午睡の時間であり、一年後に小学生になる新年長さんにとっては、午睡を卒業して絵本を読んだり、読んでもらったりするなどの静的な活動で過ごす、リラックスした時間が流れていました。

この子どもたちの姿を見ても、2年の差は大きことがわかります。昨日の川のたとえで言えば、支流と河口の違いほどの差があります。3〜5歳の幼児を神田川になぞらえれば、井の頭公園と浅草の違いぐらいあるとでも言えそうです。片や池から流れ出たばかの乳児であり、片や隅田川という就学を一年後に控えた幼児です。ただし、個人差があります。それは4月生まれと3月生まれでは、1年の差があるわけですから、例えばやっと5歳になった子は、今日は2時ごろから自分で「眠くなった」と言ってお昼寝をしにいきました。

この時間の過ごし方は、新すいすいの子どもたちにとってはもはや午睡の時間ではなく、小学校で始まる生活につながっていくための生活リズムを作っていくことであり、かつそのための活動内容にもなっていくことでしょう。どういうことかというと、午前中は運動したり、散歩や戸外活動などで活発に体を動かす活動が多いのですが、午後のこの時間は、お話や物語に親しんだり、絵や文字や標識などの表象文化に親しむ時間になることでしょう。

その時間には、自分がそれ以外の時間に体験したことや、お友達が気付いたり考えたりしたことを共有する時間になるでしょう。また同じ目的に向かって話し合って知恵を出し合ったりするミーティングの時間になるかもしれません。あるいは書道や将棋などで、精神を集中して何かに取り組む時間になっていくかもしれません。新年度からの生活もまた楽しみです。

 

進級を迎える準備は着々と

2020/03/17

地球の自転軸が23.4度傾いていることから、太陽の周りを地球が一周する間に、四季が巡ってきます。その公転速度は秒速30キロメートルもあるのですが、一定速度なので、私たちは止まっているように感じます。動いているとは思えません。

それと同じように、子どもの育ちは、止まっているように見えて、大きな流れで見ると、どの子どももその時期固有の特徴を見せながら、共有の発達の経路を辿っていきます。保護者アンケートは、一年の間に大きな成長があったことを思い返していただく機会になってくださっているようで、嬉しいです。

一年という大まかな期間の間に見せてくれる特徴は、どの子どもにも見られる発達の歩みですが、四季に例えるなら、どの子どもにも春が来れば夏が来て、その後に秋から冬に移っていく流れは変わりません。

あるいは、山から海に流れる川に例えるなら、山の地面から滲み出てくる湧き水が集まって支流を作り、急峻な山岳地帯の岩に弾ける水飛沫が音を立てながら、さらにそれが集まって小川やせせらぎになり、緩やかな地形に沿ったうねりや風景を形作りながら、大河になっていき、そのうち扇状帯や平野を潤しつつ、世界に開かれた海に流れ出していきます。これは、どの子どもたちにも見られる発達の筋道に似ています。

ところが、それをもっとつぶさに眺める時、同じ四季でも地域によって全く異なる風景を見せてくれます。同じ日本の春でも、九州と北海道では桜の種類も咲き方も異なります。また日本にあるような桜のない他のアジアの国々は、それぞれの春を代表する花の開花を、愛でながら今を迎えています。南半球は今から秋を迎え寒くなっていきます。

それと同じように、川の流れも、同じものは二つとありません。一つひとつの谷戸や支流は個性的で、その恵みを受け取る人々の集落の景色も違います。河川に恵まれた日本は、風光明媚な四季に河川は欠かせない個性を生み出します。

その違いの豊かさに目を向けるなら、それはちょうど子ども一人ひとりの個性に該当します。その豊かさを「成長展」で楽しんでください。3月下旬にクラスごとに見ていただくことにします。本日17日、その案内をさせてもらいました。

地球が太陽の周りを秒速30キロメートルもの超高速で疾走していることに気づいて面白いと感じる好奇心が「科学」のセンスです。それと同じように、4月の進級に向けて、一つ上の学年の生活の場で過ごしている子どもたちの姿から、その成長の変化に驚くセンスが子育ての好奇心を深めるでしょう。

このところ、新しい環境での遊びが楽しそうです。特に2階から3階へ移動する「にこにこ組」の子どもたちの姿に、大きな成長を感じる日々が続いています。

 

現代版「核兵器・病原体・飛行機」

2020/03/16

ジャレド・ダイヤモンドのピューリッツアー賞を受賞した著書に『銃・病原菌・鉄』がありますが、この本の論点は、西欧が新大陸を征服できたのは、地政学的に優位だった西欧が、銃と馬と病原体によって威力を発揮した、という話です。

これを新型コロナウイルスに当てはめると、大航海時代と現代との違いがはっきりします。移動手段は馬や船ではなく旅客機です。全く人の移動スピードが違います。日本ではヨーロッパからの帰国者から陽性反応が出ています。国境をなくそうと目指してきたEUでさえ、国境管理の厳格化が始まりました。例えばドイツは北からデンマーク、ルクセンブルク、フランス、スイス、オーストリアとの出入国の禁止に踏み切りました。

逆にG7緊急テレビ会議の開催のように、いまは対策も世界的な連携をはかることができます。国連を軸に世界中が一斉に対策を講じることができます。帝国主義時代のような時間差は、今はありません。ただし北朝鮮のように独裁国家による情報隠ぺいが続く数カ国が、今は最大のリスクですが。マスコミによる情報共有も瞬時です。メガファーマによる治療薬の開発競争も熾烈です。まもなく米国ギリアド・サイエンシズの治療薬レムデシビルなどの治験が済むので、市場に出回るでしょう。

地球はこんなに小さくなりました。病原体の伝染スピードも昔と全く違います。目に見えない微生物がこんなに素早く地球上をくまなく移動してしまうのですから、人類がいかにスピーディに移動する手段を獲得したのかを実感します。

と同時に、いかに大量の人間が協力して力を合わせることができるようになったのかにも注目したいものです。なぜなら、そこにしか人類の未来は開かないというのが、現代の「知の巨人」たちの共通認識だからです。

その協力する力の拡大を加速させること。例えば、国家間の消費量の格差を解消する方向へ向かうこと。そのために人類が協調性を発揮できるかどうか。その多くは先進国の責任です。この目に見えない、待った無しの人類の課題に目を凝らしましょう、いま地球規模の病原体と戦う時にこそ。

 

桜の開花と「睡眠打破」

2020/03/15

昨日3月14日(土)に東京都は桜の開花が宣言されました。1957年の観測開始以来、最も早い開花だそうです。どうしてこんなに早いのかというと、もちろん暖冬の影響ですが、同じようにもっと暖かかった西日本よりも、なぜ東京の方が早かったのでしょう? その理由についての気象予報士による解説で「なるほど」と気づいたことがあって、それは人も同じかもしれないと思いました。

桜は、花が咲いたあと実がなって、同時に新芽がいぶき、5月頃までに深緑になっていきますが、夏頃までにはすでに蕾(つぼみ)が出来ます。それを知った時も驚いたのですが、さらに面白いと思うのは、その蕾が秋になると「冬眠する」ことでした。蕾はできていて、仕組みとしては、いつでも開花できるように準備はできているのに、ある条件が揃わないと「開花」へのスイッチが入らないようにできているというのです。

その条件とは、桜が一旦「寒〜い!」と感じるほどの冷え込みが一定程度続くことです。これを「睡眠打破」と言います。それが強かったことが、東京が西日本よりも開花が早まった理由だろうと考えられています。こういった仕組みを持っているのは、四季のある日本のような地域の樹木の特性です。季節の変化に対応する感受性を樹木が持っていて、その成長プログラムの中で鍵を握っているのだとすると、日本人の体の中にも、四季に応じた成長プログラムが働いているかもしれません。

それで思い起こすことは、ルドフル・シュタイナーの「魂のこよみ」です。彼によると、人間の魂(ドイツ語でいうガイスト)は四季とともに移り変わっているという認識です。確かに私たちは、自分が自然の一部であることを再認識する機会を失ってしまっています。実は私たちは、自分の意識では認識できない「内なる自然」を持っており、それが自分の体の仕組みの中で働いていることに気づいていないことが多いのだろうと思います。

それは体内時計もそうですし、体内で健康のバランスを担っている微生物の生態系もそうです。月の満ち欠けの周期に私たちの体は影響を受けています。これらが崩れる原因は人間文明の仕業です。睡眠サイクルの乱れも、花粉症も、食物アレルギーも、そして新型肺炎も、私たちが自然の一部であることを思い起こさせます。

 

「利用者調査」は17日が締め切りです

2020/03/14

▲「利用者調査」スマホでの回答画面から

▲ 「利用者調査」(紙での質問用紙)

先日3月5日(木)にお願いした東京都の「利用者調査」は、スマホやパソコンで回答ができますが、回答ができるのは3月17日(火)までです。この週末のお休みの間に回答していただくといいのではないかと思います。スマホの方は簡単にできますので、QRコードでサイトにアクセスしていただき、お配りしたIDとパスワードを入力して、案内にしたがって選択ボタンを押して、ご回答ください。現在10名ほどの回答しか届いておりませんので、ぜひ、ご回答のほど、よろしくお願いします。

園庭のない保育園について取材を受ける

2020/03/14

今日3月13日は、偶然ですが、同じテーマを違う組織の方に説明することになりました。テーマは「園庭のない保育園」です。子どもたちの外遊びや運動を確保するために、どんな課題があるのか、どうやったら、それでもなんとかやっていけるのか、そうした話をしました。

年度末は1年間を振り返って、いろいろなテーマについて総括していく時期なのですが、一番の目的は子どもたちの育ちなので、それに結びついているかどうか、またその育ちが可視化できているかどうか、保護者の方にも伝わっているかどうか、そうしたことに挑戦続けなければならないと考えています。そのうち後半の「可視化」は、義務でもなんでもないのですが、意味を説明することはとても大切なことだと私は思っています。

違う団体というのは、3階の運動スペースに設置してあるネットの販売会社の方と、毎日新聞の記者の方。あのネットはドイツ製(HABA社)なのですが、設置してからこれまでのネットを使った遊びの実際、安全性との兼ね合い、遊具として子どもの発達にどう効果があるか、特にどういうところにその成果が現れたか、それを先生たちはどう見ているか、保護者の方はどうか、行政の担当者はどうか・・・そうした多面的なことに、お二方とも関心を持たれていました。説明することで、こちらもいい自己評価の機会になりました。

 

せいがの子の平均年齢は3.3歳に

2020/03/12

今日3月12日は3月生まれの誕生会が開かれました。3月生まれの子を含め、すべての子が誕生日を迎え、これで千代田せいが保育園の平均年齢が最も高くなりました。全園児数は3月現在40名で満年齢の合計は130年ですから、平均年齢は3.3歳です。新しい年度が始まる4月になると、最も「高齢の」満6歳の子たちが卒園して、0歳児が増えるので、また一歳若返るのですが、当園は年長児がいないので、後1年、歳はまだ上がり続けます。計算すると3.8歳にまでなります。面白いですね。

ところで、この「平均年齢」を全世界の人口に当てはめるとどうなると思いますか? 地球上に住んでいる「地球人」の全人口は76億と言われていますが、その平均年齢は29歳です。今後10年間で地球人も高齢化が進み、2030年には平均年齢は32歳になります。それでも若いですね。世界的に見れば、小さい子どもが多いのです。

これを「若い」と感じるのは、21世紀の日本に住んでいる私たちだからです。人類の平均年齢が30歳を超えるというのは、文明の勝利と言っていいほど、すごいことです。こんなに多くの人類が、こんなに長生きできた過去はありません。ホモ・サピエンスは一人では生きられないほどほどの未熟児(生理的早産)をたくさん生み、家族が協力して助け合い、共同保育をすることで生存率を高めたのですが、それでも「平均寿命」が30歳ぐらいでした。

人類は先史時代から、地球規模の気候変動や自然災害、そして疫病と戦って生き残ってきたわけですが、疫病を支配下に置くことができるようになったのは、都市基盤の整備、公衆衛生の向上、医療体制の構築が近代になって目覚ましく向上したからですが、今日は一気に「中世」に戻ってしまいました。WHOが新型コロナのパンデミックをやっと認め、米国がヨーロッパからの入国拒否を一方的に宣言するなど、治療薬とワクチンを持たない人類が新しい感染症に対抗できる手段は、結局<閉じこもること>ぐらいしかでいないことを思い知らされています。治療薬はもうすぐでてくるでしょうが、ワクチン開発には、1年かかるそうです。

世界的な感染爆発になってしまった以上、世界が相互依存の経済で成り立っている限り、日本だけ感染が収まっても、世界の感染の波で影響され続けますから、今の自粛モードが一年ぐらい、ダラダラと続くことを覚悟しなければなりません。長期戦になる場合、経済的ケアとメンタルケアがものすごく大切になってきそうです。

 

 

手抜き夕食のススメ

2020/03/11

昨日3月10日(火)、夜の睡眠時間や昼間のお昼寝を見直している保護者の方に、生活チェック表を配布しました。「うちもやってみたい」という関心をお持ちの方は、遠慮なく担任にお尋ねください。

最近、私が「そうか!」と認識を新たにしたものがあります。それは「夕食の手抜き」です。今朝、K先生と「子育てを完璧にやりたい」と頑張りすぎちゃうと、かえってよくないよね、もう少し肩の力を抜いてもらいた、といったことを語り合いました。その時、思い出したことがあります。マムズサロンの講師の永持さんが「保育園の給食は1日に必要な栄養の半分以上になるように計算されているので、朝と夜のご飯で、これ食べないと○○抜きだからね、みたいに頑張らなくていい、楽しく食べてお腹が満たされたらいい、ぐらいに考えましょう」と語る話です。そうなんです、保育園の給食に栄養のことは任せてもらって、子どもが苦手なものは保育園で楽しく食べているので、家ではお腹が減らないならOKぐらいでいいや、って思ってくださって結構です。

毎月1回、海老原商店ギャラリーで地域の子育て家庭向けに開いている睡眠講座「マムズサロン」は、昨年10月から5回開催しましたが、その中でよく話題になったのは、夜の食事の時間についてです。講師をお願いしている睡眠スペシャリストの永持伸子さんは、「逆算マネジメント」と言って、例えば布団(ベット)に入る時間を「8時半」とか「9時」とかに決めて、そこから、寝る前のゴロゴロタイム10分、晩御飯20分、お風呂20分、夕食作り30分・・・というように必要な時間を遡って計画していくやり方を提案されています。

そこで大抵、行き詰まるのは夕食の時間です。思うように食べてくれない、時間がかかってしまう・・せっかく作ったのに、という親の思いもあって、全部食べさせてたい、せめてこれくらいは食べてよ、という気持ちが強まったりします。永持さんによると、夜8時には子どもが寝ている北欧の友人は、保育園のお迎えの時間が6時です。2時間で入浴や夕食、絵本の時間などがちゃんと確保できているそうで、なぜだろうと研究した結果、「ポイントは夕食」だと気付いたそうです。

早い話が、夕食はあんまり重視していないんです。ささっと済ませている。日本は夕食が一番だと思っているけど、スウェーデンやベルギー、フランスなどは朝食を大切にしています。保育園のお迎えから、寝るまで「2時間もあるのに、どうしてできないの?」と逆に不思議がられるというのです。

夜の睡眠時間の質を高めることは、子どもたちのはつらつとした動きや、落ち着いた行動、自分の行動を律する力など、様々なことに良い効果をもたらします。このつながり具合については、当園の園医でもある「瀬川記念小児神経学クリニック」を始め、日本赤ちゃん学会、子どもの早寝早起きをすすめる会、日本眠育推進協議会など、多くの睡眠学の専門家が、同じ見解を持っています。

私たちは、これらの団体と繋がりをもちながら、保育を、考えています。「うちの子は、どうしてこうなのかな?」と思ったら、案外、夜の睡眠が関係しているかもしれません。そうした知見を学びながら、さらに一人ひとりの子どもの生活リズムを整えるために必要なことを、一緒に考えませんか。

感染爆発にならずに「持ちこたえている」状態

2020/03/10

政府は新型コロナウイルス対策で現状を「感染爆発にならない前段階であり、なんとか持ちこたえている」という趣旨の認識を示しました。今日10日の尾身副座長の説明では、感染爆発は第5次感染に至ることのようなので、現状はその一歩手前の第4次感染の状態だそうです。この状態は、感染経路が辿れる第3次感染から、もはや多くの感染がどこから感染したのか、その経路がわからない患者が多くなっていることを示します。まさしく瀬戸際ということです。そこで政府は「イベント自粛はあと10日の延長を」と求めました。では、いつになったら収束するのでしょうか。

◆8割はインフルエンザよりも軽い症状

注目したいのは、複数の感染症の専門家が、新型コロナウイルスの脅威について「高齢者と基礎疾患(糖尿病・肺炎など)のある方にとっては重症化に注意」としながらも「それ以外の8割は普通の風邪のように回復しているので、その点では季節性インフルエンザと変わらない」という見解が出始めています。この2面性が新型コロナウイルス対策を拗らせている原因になっていそうです。

ところで、季節性インフルエンザでは、数ヶ月にわたって感染が続き、第510次以上の感染爆発を毎年起こしてきました。報道によると、昨年は3000人、他の病気との関連死を含むと1万人以上が亡くなっているといいます。ずっと前から、季節性インフルエンザの対策にもっと力を入れて欲しいという意見は強くあったので、今回の対策によって、今年はその数字は格段に改善されるでしょう。

◆毎日の感染者発生数が減っていく局面に早く

インフルエンザのように、新型コロナの治療薬やワクチンが開発されれば、重症化を防ぐことに特化した対策に移行して、国民が冷静に受け止めていくプロセスに入っていくことができます。そのためには毎日の発症数が2週間ぐらい続いて減少していく必要があるでしょう。クラスター感染の発生箇所も減る必要があります。また政府は、経済の停滞をどうしても回避しなければなりませんし「非常事態宣言」は実施したくありません(宣言すれば、オリンピック開催の中止ないし延期、見直しは必至となりますから、いつでも出せる法案は成立させておいても、決して宣言しないと思います)。

そこで319日までに数値が降下傾向を示すとは思えないので、次回の見通し判断では「収束を確実にするために3月末まではもうしばらくの辛抱を」とか「もうすぐ簡易検査キットが開発されます」といった趣旨の「強いお願い」がなされることになるのではないでしょうか。

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