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園長の日記

アダプト活動で地域への愛着を育てる

2022/11/19

街の花壇に親子で花を植えてみました。そこは保育園から神田川を挟んで見える最も近い公園の花壇です。よく出掛けている場所なので、そこに花で飾るというのは、子どもにとってどんな体験になったのでしょうか。

19日土曜日の午前中に行いました。千代田区のアダプト活動です。5月と11月の年2回、ちよだの水辺を魅力ある都市空間に再生する会(岡田邦男理事長)の音頭で、お茶の水ロータリークラブや佐久間橋一丁目町会など地域団体が合同で行うもので、当園も毎回参加させてもらっています。

2歳児から年長さんまでいましたから、年齢によっても違うでしょうが、普段遊んでいる場所が花できれいになっていくことを「わあ、見違えあるようになったね」「きれいだね」などと親子で語り合っています。

 

私はじょうろで水をかけるときに、支えてあげながら子どもに取っ手を持たせ「ほら、どうぞ〜って。お水だよ、お花さん、喉が乾いてたんだって、おいしいって飲んでるね。こっちのもかけてあげようね」と言いながら、お花に水をかけてあげます。

何かを大事にするとか、きれいにするとか、いろんなことを言葉で伝えるだけではなくて、実際に物にさわり、感じ、感覚を働かせることで「環境(ここでは花や土や水や花壇など)との関わり方や意味に気づき、これらを取り込もうとして、試行錯誤したり考えたりするようになる」ということなのでしょう。

このように、区民のみんなが集まって、清掃をしたり花を植えたり、花に水かけたりする姿に接することを通して、また自分でもやってみることを通して、自分達の住んでいる街に愛着をもち、公共心の芽生えにつながっていくのかもしれません。

<アダプト活動とは>
市民と行政が協働で進める街の美化プログラムのことで、アダプト(Adopt)は「養子にする」を意味する英語です。公共の場所を養子にみたて、市民がわが子のように愛情をもって世話(清掃美化)をし、行政がこれを支援する制度のことです。

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