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園長の日記

心身をお互いにケアしあって、楽しく

2022/08/31

園だより9月号(巻頭言)より

この9月で今年度も半年が過ぎることになりますが、1年間の流れがコロナによって、どうしても分断されてしまいがちです。感染の波がくるたびに、数ヶ月単位の生活の流れが乱されて、その度にゴールデンウィーク明けぐらいの状態に戻ってしまうという感覚があります。7月下旬からの登園自粛で夏らしい活動がどれくらいできたか?といったことを振り返ると、保育園なのに学校のような(幼稚園のような)夏休みがあったような感じです。9月から、さあ二学期が始まります、というような感覚に近いかもしれません。

でもGWや夏休みと異なるのは、子どもも私たち大人も健康状態の異変を抱えている場合がある、ということです。身体的にも精神的にもダメージを受けてしまった家族があるということを、心にとめて静かに配慮し合いたいと思います。はっきりとはわからないけれども、なんだか体調がすぐれない、そんなことが起きているんだということを忘れないで、いつもと同じように目立たない気遣い、心遣いで、ケアし合いたいと思います。

 今月は延期になった「納涼会」があります。ちょっと遅い納涼会になりましたが、ここで楽しい夏の思い出作りにしましょう。また、これからの季節はだんだん、涼しくなって体を動かすことが楽しい時期、運動の秋、食欲の秋、アートの秋など居心地のいい時期がやってきます。ダンサーの青木さんたちも来園も増えてきて、身体表現の面白さも味わいます。来月10月22日(土)の「親子運動遊びの会」で、ご家族みんなで、体を動かして楽しみましょう。

 味覚の秋、といえば果物も美味しい季節になります。今年度は調理の先生たちも新しいメンバーになって、食事の内容や工夫していることを、もう少し情報発信していくようにしたいと思います。9月の献立表から、新しいミニコラムが加わりましたので、ぜひご覧ください。また「アーツちよだ3331」が旧校舎修理のため今年度末で休館になるので、今のうちにもう少し交流しておきたいと考えています。

 ところで、9月は防災対策を点検する月でもあります。大規模な地震が発生したらどうしたらいいのか。その時のことを想定して「こうなったら、こうしよう」の練習をしましょう。いざとなったら慌てずに済むように、準備をしておきましょう。連絡アプリを使って、アンケート形式の自己チェックをしていただきます。千代田区は基本的にはこんなことが大事なポイントだったということを確認しあって、身の安全を確保していきましょう。
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