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園長の日記

それぞれ一つ上の生活の場を得ながら

2021/03/26

新年度を迎えるために、子どもたちはどのクラスも4月からの生活が始まっています。遊びも食事も睡眠も、新しいクラスでのやり方にずいぶん慣れてきました。今週23日(火)に4月からの担任を発表して掲示しましたが、今の担任から新しい担任へ、子どもたちのことを伝え合っています。職員の異動クラスでの保育も徐々に進めています。そして新しく入園する子どもたちは9名で、そのうち3名は在園児の弟妹さんです。4月からは、その新入園児の仲間が加わって、いよいよ新クラス誕生となります。

◆ちっち組の姿

現在、1階の保育室が広く感じるのは、ちっち組の子しかいない時間帯が増えてきたからです。いつも一緒にいたぐんぐん組の子たちは2階のにこにこ組で過ごしているからです。でも今日はちっち・ぐんぐんで美倉橋公園まで散歩に出かけました。新年度になっても、ぐんぐん・にこにこのメンバー(今のちっち・ぐんぐん)の散歩はあるでしょうから、今日でこの組み合わせが最後というわけではないのですが、それでも頻度は減るでしょう。そういう意味ではミニお別れ散歩です。

◆らんらん・すいすい組の姿

本当の「お別れ散歩」は、らんらんとすいすいの間です。そこで今日はこの2クラスで和泉公園でたっぷりと遊んできました。私は同行しかなったのですが、園に戻ってきたのは12時を回っていましたから、2時間近く、わいらん水入らずの公園遊びを満喫してきたようです。すいすいさんたちは、すでに小学生の風貌を感じさせます。卒園式を終えてから、その感覚が強まりました。卒園することの「自覚」というものが、この子らの落ち着きにもなっているように見えます。

◆わいわい組の姿

3歳のわいわい組の子どもたちは、すいすいが卒園することに、らんらんほど強い思いはありません。このクラスの子どもたちの誕生日はみんな9月以降なので、幼さい子たちが多いクラスです。3階に登ってきているにこにこ組の子どもたちと一緒に、ゾーン遊びに熱中していました。わいわい組が4月かららんらん組になっていくと、発達過程の個人差よりも、興味や関心の広がりによる個人差が優っていくようになります。やりたいことのバリエーションが増えていく中で、その子らしさが強まっていく1年になります。

◆にこにこ組の姿

にこにこ組は3階で遊び始めてから、遊びの種類が増えたこともあり、それを選んで遊び始めると、相互の距離が離れます。生活圏が広がることで、にこにこ組のまとまりが少しずつ「わいらん」の子どもたちとの中に拡散していくような印象があります。それに寂しさを感じることもあるでしょう。

朝のお集まりでは、色別の縦割りグループになるので、いつものにこにこメンバーではないお友達が左右に座っていたりするからです。それでも、にこにこ組にとっては、ダイニングでいつも「わらす」の子たちの様子をそばで感じていたので、打ち解けるのは早そうです。

◆ぐんぐん組の姿

ぐんぐん組は2階に上がってきて、にこにこ組でのゾーン遊びが新鮮なようです。これまで以上にお互いの結びつきを強めながら、一緒に何かをやることの楽しい世界が広がっていくことでしょう。お昼寝も心地よく眠りに入り、心地よく目覚めることができていました。このような移行保育の最終盤の中で、子どもたちの成長がよくわかります。

 

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