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2019年 5月

幼児は歩道橋を渡って昭和通りの東側へ

2019/05/09

〈散歩ギャラリー〉③ナガミヒナゲシ
最近、よく見かけるようになりました。その訳がわかりました。この「ヒナゲシ」の仲間は、繁殖力が『半端ない』そうです。その秘密は、種の小ささにあって、一つの実から千も二千もの種が作られるからだそうです。道端に増えているのは自動車のタイヤが運んでいると言う説も。ちなみに、小さいことを「芥子粒」と言うのは、花のケシから来ている言葉です。
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■いよいよ明日から、神田祭です。今日、岩本三丁目会の法被が届きました。どの町会の神輿も小屋で立派な佇まいを見せ、明日の御霊入れを待っています。
写真は、須田二丁目町会のお神輿(柳森神社の隣〉です。
■今日はどのクラスも散歩に出かけました。ちっちはベランダで、気持ちのいい外気浴を楽しみました。ぐんぐんは柳原通りを柳森神社方面へ。にこにこは万世橋を渡って秋葉原側に出て、佐久間橋児童遊園を通って戻ってきました。わいらんは、佐久間橋児童遊園でたっぷりと遊びました。
昨日もそうでしたが、花壇の花が綺麗で、人が植えたのではないカタバミやスイセンが、綺麗な花を咲かせています。蜜を吸いに来ている小さな蜂が、小さなカタバミの花の蜜を集めていました。この蜂は刺しません。カタバミについては、〈散歩ギャラリー〉①で取り上げましたので、ご覧ください。
それをじっと見ているだけで、おもしろいようで、活発にエサを探し回るアリを見続けている子もいます。時々、思い出したように走り回り、また階段に座って休んでいる人に、何をしているのかと尋ねたり。和泉橋出張所の石綿所長さんも外に出てきてくださり、私が子どもたちに「石綿さんです。名前を覚えてくださいね」と紹介しました。「子どもは風の子」といいますが、まさに「水を得た魚」のように楽しそうです。
■横断歩道か歩道橋か、どっちが安全か
当園の園庭の代わりの公園は「佐久間公園」です。そこへ行くには、昭和通りを渡らなければなりません。必ずそこへ行かなければならないと言う決まりはありません。ただ、和泉公園も、昭和通りの東側です。では、どうやったら、最も安全に昭和通りを超えることができるか。答えは歩道橋です。ただし階段の上り下りが安全にできる子どもに限る、と言う条件は付きますが。
実はこの議論は、保育園が省我会に決まったときから、町会など地域の方々も関心の高い問題でした。
地域説明会でもその質問が出ました。そこで、私は「休日に歩き回った結果は、こうでした」と、説明してきました。
「まず、横断歩道は秋葉原の駅前か、岩本町の交差点の二箇所です。どちらも交通量が多く、幼児が歩いて渡るのも、乳児がバギーで渡るのも、正直言って怖いです。それでは地下鉄の通路はどうかと言うと、利用者がとても多いのですが、歩ける幼児なら使うかもしれません。しかし、乳児をバギーに乗せて渡るのは不可能なことがわかりました。なぜなら、バギーが載れるエレベーターが2台あるのですが、昭和通りの西側にしかなく、東側にはないからです。バギーで西側から地下に降りることができても、東側から上ることができないのです。したがって、乳児は昭和通りを渡る事は諦めようと思っています。歩ける幼児は、基本的には歩道橋を使うつもりです」
この様に地域の方の質問には答えてきました。また区の当時の子育て推進課長も、その考えに同意していました。
■池袋と大津市の教訓を踏まえると
青信号で横断歩道を渡っていても、また歩道で待機していても、暴走してくる車に立ち向かうことができません。高齢者による過失運転致死の事故は近年急増しています。自動ブレーキ等の義務化はまだ日程に上っておらず、当面、自衛するしかありません。その時、暴走自動車のリスクを考えると、歩道橋が安全です。 1列になって必ず手すりを持って上り下りする。その歩道橋横断スキルを身に付けることが、高速道路の隣に建った保育園の宿命なのかもしれません。

都会で感じる自然と季節

2019/05/08

〈散歩ギャラリー〉②ハルジオン

花は薄いピンク。つぼみは下を向く。葉が茎を抱く。大正時代に帰化した多年草。北米・フィラデルフィアの野花。

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■地域で季節を感じる方法

5月25日の親子遠足は、この地域を散策します。今日、下見のために先生たちと歩きました。すると、面白い発見が、いろいろあったのですが、それは当日までのお楽しみとしておきます。

ただ、歩いていると、暖かくなって生き物たちが一斉に活動を始めたことがわかります。散歩にはとても良い季節になりました。子供たちも、アリやダンゴムシとの出会いを楽しんでいます。
そこで、私も地域を歩いていて見つけた小さな自然を、この日記の中で〈散歩ギャラリー〉としてアップしていきたいと思います。
■トップバッターは「カタバミ」でした
昨日の写真は、カタバミです。ガイド役は、私が敬愛してやまない稲垣栄洋(いながき・ひでひろ)さん。専門は雑草生態学。読んで楽しい雑草の話が得意な方です。『身近な雑草の愉快な生きかた』『都会の雑草、 発見と楽しみ方』などの本があります。
カタバミは、お侍さんが、その生命力にあやかろうとしたといいます。ハート形をした3枚の葉の形がとてもバランスが良いので、代表的な家紋として使われています。
■甘夏の旬は4月でした
都会には自然がないといっても、季節感を感じる事は充分できます。4月の給食では、ポンカンとオレンジを掛け合わせたデコポンが出ました。ホームページの「食事」のところに、毎日、食事メニューの写真を載せてますので、ご覧ください。
また野菜屋さんや八百屋さんに行くと、様々な柑橘系の果物が並んでいます。
ところで、「甘夏」の旬はいつだかご存じですか。夏という字がついていますが、実は4月です。ですから甘夏の出荷はほとんど終了しています。そして今日の昼食には、デザートにイチゴがでました。イチゴの旬は5月です。
5月6日は「立夏」でしたが、店頭には、熊本産のスイカが出始めましたね。
■散歩コースに「甘夏」発見!
今日は、三代にわたって表札を作っている方に教えてもらったのですが、甘夏の「三宝柑」(さんぽうかん)がありました。意識して歩かないと、見つかりません。遠足の時のクイズにするかもしれないので、これを読んでおくと、お父さんやお母さんがちょっと自慢できるかもしれませんよ。
大手通販サイトの説明によると、産地、和歌山の三宝柑は「徳川家に愛され、門外不出として和歌山城内でしか栽培されていなかった柑橘です。見た目はデコっとしていて不知火(デコポン)に似ています。外皮は厚いのですが、その爽やかな果肉を味わいたいあまり、剥くのはまったく苦になりません。厚い皮を利用して、お料理の茶碗などにも利用されているのだとか」とあります。
■実のなる木で季節感を感じたい
今日などは、日差しが暑過ぎる位で、早くも夏の暑さ対策を計画しないといけません。季節の移り変わりは、とても早いものですね。それだけに、道端の雑草たちは、そのタイミングを間違わずに正確に季節を伝えてくれています。とても面白いです。

散歩ギャラリー① カタバミ

2019/05/07

〈散歩ギャラリー〉①  カタバミ

葉っぱがクローバーに似ていますが、カタバミはハート型をしています。夜は半分閉じて眠るので、半分かけたように見えるから片喰みです。この葉っぱの形から片喰紋(日本10大家紋の1つ)は生まれました。繁殖力が旺盛なことから、子孫繁栄を願う武家が好んだと言われています。(稲垣栄洋『雑草手帳』より)

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