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STEM保育・自然科学

都会で感じる自然と季節

2019/05/08

〈散歩ギャラリー〉②ハルジオン

花は薄いピンク。つぼみは下を向く。葉が茎を抱く。大正時代に帰化した多年草。北米・フィラデルフィアの野花。

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■地域で季節を感じる方法

5月25日の親子遠足は、この地域を散策します。今日、下見のために先生たちと歩きました。すると、面白い発見が、いろいろあったのですが、それは当日までのお楽しみとしておきます。

ただ、歩いていると、暖かくなって生き物たちが一斉に活動を始めたことがわかります。散歩にはとても良い季節になりました。子供たちも、アリやダンゴムシとの出会いを楽しんでいます。
そこで、私も地域を歩いていて見つけた小さな自然を、この日記の中で〈散歩ギャラリー〉としてアップしていきたいと思います。
■トップバッターは「カタバミ」でした
昨日の写真は、カタバミです。ガイド役は、私が敬愛してやまない稲垣栄洋(いながき・ひでひろ)さん。専門は雑草生態学。読んで楽しい雑草の話が得意な方です。『身近な雑草の愉快な生きかた』『都会の雑草、 発見と楽しみ方』などの本があります。
カタバミは、お侍さんが、その生命力にあやかろうとしたといいます。ハート形をした3枚の葉の形がとてもバランスが良いので、代表的な家紋として使われています。
■甘夏の旬は4月でした
都会には自然がないといっても、季節感を感じる事は充分できます。4月の給食では、ポンカンとオレンジを掛け合わせたデコポンが出ました。ホームページの「食事」のところに、毎日、食事メニューの写真を載せてますので、ご覧ください。
また野菜屋さんや八百屋さんに行くと、様々な柑橘系の果物が並んでいます。
ところで、「甘夏」の旬はいつだかご存じですか。夏という字がついていますが、実は4月です。ですから甘夏の出荷はほとんど終了しています。そして今日の昼食には、デザートにイチゴがでました。イチゴの旬は5月です。
5月6日は「立夏」でしたが、店頭には、熊本産のスイカが出始めましたね。
■散歩コースに「甘夏」発見!
今日は、三代にわたって表札を作っている方に教えてもらったのですが、甘夏の「三宝柑」(さんぽうかん)がありました。意識して歩かないと、見つかりません。遠足の時のクイズにするかもしれないので、これを読んでおくと、お父さんやお母さんがちょっと自慢できるかもしれませんよ。
大手通販サイトの説明によると、産地、和歌山の三宝柑は「徳川家に愛され、門外不出として和歌山城内でしか栽培されていなかった柑橘です。見た目はデコっとしていて不知火(デコポン)に似ています。外皮は厚いのですが、その爽やかな果肉を味わいたいあまり、剥くのはまったく苦になりません。厚い皮を利用して、お料理の茶碗などにも利用されているのだとか」とあります。
■実のなる木で季節感を感じたい
今日などは、日差しが暑過ぎる位で、早くも夏の暑さ対策を計画しないといけません。季節の移り変わりは、とても早いものですね。それだけに、道端の雑草たちは、そのタイミングを間違わずに正確に季節を伝えてくれています。とても面白いです。
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