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園長の日記

色の探求が始まろうとしています

2019/09/05

皆さんは「色」がどうしてあるのか、説明できますか?この質問の意味がわからないかもしれませんね。聞き方がよくないですね。どうして、モノにはその色があるのでしょうか?こっちの方がいいですか? モノには色があるに決まっている、なんでそんなことを聞くんだろうと思われるかも、しれませんね。

では、こんな質問はどうですか。
空気はモノです。窒素や酸素や二酸化炭素でできています。では、どうして空気には色がないんですか?どうして透明なんですか?透明といえばガラスも透明です。水もそうですね。そこには「色」はないのでしょうか?雨は水です。水は透明です。では、どうして湯気は白いのでしょうか?水蒸気は透明なのにどうして雲は白いのでしょうか?どうして透き通った空なのに虹には色がつくのでしょうか?
モノを小さく小さくしていくと、なんでも分子や原子になります。ではその原子には色があるんでしょうか。もっと小さくして素粒子の世界に色はあるんでしょうか。ブラックホールって黒い色なんでしょうか。ホワイトホールと言うのもあるそうです。太陽からは地球まで、強烈な熱と光が届いていますが、その太陽は何色でしょうか。
私が何を言いたいのか、お分かりでしょうか。上の質問には、全て私なりに「説明」できます。でも、謎は深まるばかりです。色という世界が不思議でなりません。
今日、わい、らんの子たちが色遊びをやりました。いろんな色といろんな色を指で混ぜ合わせると、いろんな色になります。そして、知っている色の名前を呼んで、何かがわかったかのような気になって、そこで好奇心が止まってしまわないか、心配なのです。
でも、そんな心配はいらないようです。同じ黒に見えるけど、薄めると青や緑だったことに気づいたりしています。
最近の活動は「色」をめぐるプロジェクト学習のようになってきました。塗り絵の道具も多様化してみます。新たな色の世界の探求が始まろうとしています。
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