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園長の日記

屋形船納涼会をめぐって2

2019/08/23

「船」という乗り物

明日の屋形船納涼会で、子ども達に味わってもらいたいのが「船」の体験です。島国の日本にとって、船は非常に身近な乗り物であり、古からなくてはならない移動手段でした。古くはホモ・サピエンスが今の台湾、沖縄を辿って鹿児島へ渡ってきた時も、手作りの船でした。歴史書に記述が残るようになってからも、ユーライア大陸とは遣隋使や遣唐使をはじめ、江戸時代は海外貿易で使った朱印船などの活躍がありました。

◆海運国ニッポン

国内でも、海運業を支えた菱垣廻船や樽廻船、北前船などの船が日本人の食糧と物資を乗せて走りました。今でもタンカーが中東から石油を運び、大型商船が自動車や貨物を乗せ、地球上をくまなく走っています。周囲を海に囲まれ、列島を刻む急峻な河川がいくつもある日本列島に住んでいる限り、これまで「船」から授かった恩恵は計り知れず、またこれからの未来もまた「船」が大きな役割を担うことは間違いありません。将来の仕事を考えても、船に関係する仕事はとても多いはずです。

この7月に仕事で行ったシンガポールでは、ともて綺麗な水上バスがベイエリアを走っていたので乗りました。まるでバス停に止まるように船着場に船が止まります。千代田区も、ちよだリバーサイドプロジェクトによって、ベイエリアとつながって、いろんな景観と体験が楽しめる観光スポットの一つになっていくかもしれません。

◆川に架かる橋は人生のように

 

もう一つ、明日たくさん目にすることになるのが橋です。川があるから橋があるという当たり前でありながら、それがこんなにたくさんあって、それぞれが特徴をもっています。二つの世界をつないでいるのが「橋」だからこそ、色々なモノとモノの架け橋となり、橋は人生の物語で何かに繋がっていく舞台装置でもあります。

屋形船と子どもの出会いがどんなものになるのか、とても楽しみです。天気予報では明日の午前中は曇りです。

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