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園長の日記

「みんなで考える“新しい学校” Vol.1」に350人

2023/01/15

15日の日曜日、「東京に新しい学校をつくる会」の初となるイベント「みんなで考える“新しい学校” Vol.1」は盛況のうちに終えることができました。以下、つくる会のメンバー、宮野祥子さんが書いた報告を紹介させてもらいます。

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会場に足を運んでくださった方々、YouTube配信をご視聴くださったみなさま、関心を寄せてくださった方々、本当にありがとうございました。

当日は、約350名の方々にご来場いただきました。

ご来場者は真剣なまなざしで熱心に耳を傾けていました。イベント終了後はほとんどの方々がそのまま会場に残って熱心にアンケートに記入され、また登壇者の前には長蛇の列ができました。

今までの常識や固定概念を一度全部粉々に壊して、「学校とは」「教育とは」というようなことを考えるきっかけがつくれたらという思いからはじめたこのプロジェクト。

当たり前だと諦めるのはまだ早いんじゃないか、こんなカタチもありえるんじゃないかと、かすかでも希望をもって帰っていただけなのではないかと思っています。

アンケートのご感想や意見や参加者の方々の声、イベント終了後の西郷孝彦さん、山西優二さんからの声なども近日中にお伝えする予定です。

改めまして、無事に開催できたのは、ひとえにご参加くださった方々、応援してくださった方々のおかげです。心より感謝いたします!

今回の企画でいただいたご意見やパワーを次につなげていくことが使命だと感じています。今後ともよろしくお願いいたします。

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主催してみて、私も学びの多いものになりました。新しい学校をつくるという「答えのない問い」を世の中に問うているのですが、その「問い」にこれだけの多くの方が関心をよせ、真剣にその答えを探そうとしている方々と出会えたことは、その問いが正統な問いであるからでしょう。

私たちにとって、いったい、義務教育とはなんだったのか。その歴史と現在とを直視したときに、このままでいいと思う人はほとんどいないはずです。では、どうしたらいいのでしょうか。

その答えを求めて、すでに実践している多くの挑戦に、私たちが学ぼうとしないとしたら、それは学び方が足りないのでしょうか。あるいは、すでに挑戦している方々から生まれている、新しい問いを聞かないことは、私たちの怠慢ではないでしょうか。そしてこの「問い」を持つことをタブー視するものは、未来への問いもないことにすることに等しいでしょう。私たちは幸せを追求する自由があります。

幸福とは何か? 問いとは何か? そして学校とは何か?

今回の講演と鼎談の中から印象深い言葉をご紹介します。

西郷孝彦さん「一度でもナマで幸せを体験していれば 言葉の幸せの嘘に 騙されることはない(谷川俊太郎)」

山西優二さん「暮らしの中の問いを封じ込めてはならない。学校での学びはその問いの答えを探す場所であってほしい」

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