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STEM保育・自然科学

散歩ギャラリー⑦ムラサキカタバミ

2019/05/17

5月16日

散歩ギャラリー⑦ムラサキカタバミ(紫片喰)
第⑥回で紹介した散歩ギャラリーのコオニタビラコ(小鬼田平子)から、一つ先の街路樹(消火栓がある所、駐車場の前)の下には、タンポポやノゲシ、カタバミなども花や綿毛の静かな“競演”が楽しめますが、これらの花の色は全部、黄色です。同じ場所に、花が赤紫色のカタバミが生えています。
一般に、花が赤や黄色など色鮮やかのは、蝶や蜜蜂などの昆虫に見つけてもらい、花粉をつけてもらったりして欲しいからですが、このムラサキカタバミ(紫片喰)は結実せず、種を作らないでも子孫を残しています。株元に小さな鱗茎を何十個も作り、土が耕されると、それを拡散させていくそうです。その方法と花の色が関係あるかどうかは分かりません。でも、蝶や蜜蜂などの昆虫に見つけてもらわなくても殖える方法で生きているんだなぁと思うと、赤紫色のカタバミに、「孤高」を感じた武士が昔いたかもしれませんね。この色に、深い色合いを感じてしまいます。
■柳原通りのムラサキカタバミ
佐久間公園まで歩いた柳原通りに、何箇所かムラサキカタバミを見つけました。散歩していて分かるのですが、どうも柳原通りは、通り沿いに緑を愛する市民が多い印象です。緑が少ないビルだらけの都会だけに、返って少ない街路樹の下の半畳程の地面を、小さな花壇にしている所があります。土を耕すことが多いので、ムラサキカタバミも増えているんだと思います。以外の写真は、すべて柳原通りです。
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