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園長の日記

上半期保護者アンケートより

2020/10/29

園だより11月号 巻頭言より

 

コロナ禍の保育で幕を開けた今年度の保育について、保護者のみなさんからお寄せいただいたアンケートを読ませていただき、「頑張ってやってよかった」と嬉しく思いました。これから先、一体どうなるのか不安だらけの4月5月。子どもの育ちと保護者の皆さんの子育てを支えるために、何ができるのか、それこそモデルなき暗中模索の連続でした。

休園中の保育、オンライン保育、つながるプロジェクト、再開前の慣れ保育、全て初めての事ばかりでした。6月から再開したあとも、春の保護者会や親子遠足はできなかったので6月に個人面談を集中して実施し、また4月5月の誕生会を遡って開きました。7月の納涼会や夏の水遊びやプール開放、9月からバス遠足、10月の保育参観、そして親子運動遊びの会と、行事も感染対策を講じた上で実施できました。アンケートでは、行事などをすべて中止にするのではなく、できる範囲で実施したことについて多くの支持をいただきました。

特にコロナ禍の保育で「良かったこと」としてコメントが多かった順に、ベスト5は「フラワープロジェクト」「動画配信せいがチャンネル」「夏のプール遊びとプール開放」「屋上菜園と自然と食育」「千代田せいが文庫」でした。特にフラワープロジェクトは多くの方から「保育園に行くきっかけになった」「親子とも癒された」「できれば続けてほしい」という声をいただきました。自粛と引きこもりによる精神的な悪影響をどうやって防ぐか、それを必死で考えたあの時期を思い出します。これからも「花と潤いのある生活」は継続します。また7月から始めた「千代田せいが文庫」が大変好評なのも嬉しいです。

ところで、三密を避けたり手洗いや消毒、換気を徹底したりしながら、≪感染対策とセットで進める保育≫がある程度、軌道に乗ってきた中で、以前と大きく変わったことは、社会と時代の進展が加速したことです。政府が前から唱えていた「ソサエティ5.0」などが実質的に進みます。

そこで当園の保育もリアルとオンラインのハイブリッドが当たり前になるでしょう。もちろん子どもの体験はリアルでなければなりません。実際に五感を使って見たり触れたり、これは鉄則です。しかし遠方との交流(姉妹園や保護者の職場)や保育の可視化はオンラインも活用します。

そこで12月の「お楽しみ会」は会場の広さにどうしても限界があるので、動画撮影したものを一定期間、複数回、上映する「映画館方式」にします。個人情報の漏洩防止のためにオンラインはまだ避けたいと思います。今後の技術の進展を待ちましょう。

そして屋上やベランダを整備して砂場などを設けましょう。これからも果敢にチャレンジしていくつもりです。どうぞお力添えのほど、よろしくお願いします。(保護者アンケートの結果は、別ページをご覧ください)

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