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園長の日記

卒園した後の居場所と育ちで語り合う

2020/01/19

園を卒園した保護者や、高校生になった子どもたち、そして地域の学童やひろば、児童館の職員らが集い、地域に子どもたちに必要な居場所のあり方を話し合いました。主催したのは新宿せいが子ども園の保護者の皆さん。千代田せいが保育園の保護者も参加してくださいました。藤森先生による幼児教育のあり方、保育者養成校の先生による本当の遊びの意味、そして参加者からの現状報告など、とても学びの多い会となりました。

待機児童を解消するために保育園は急ピッチで作っているものの、学童は定員を大幅に超える鮨詰め状態で、法律では本来6年生まで利用できるようになっている学童ですが、実情は3年生までしか入れない状況になっています。しかも児童館が少なく、友達の家やいろいろな地域のスポットを自転車などで回遊して過ごす子どもたちもいるという報告もありました。運動場の開放で走り回って遊ぶことができても、そこは男の子ばかりで、座って過ごせるような場所が少ないようです。

新宿せいが子ども園を卒園した子どもたちは最年長でいま大学生になっており、昨日と今日の大学入試センター試験を受けている高校生もいました。主体性を育てる保育を経験しているので、小学校に入学すると自分で判断したり、行動することが染み付いており、小学校3〜4年生になるとリーダーシップを発揮するようになっています。また男女が別々のグループにならず、性差の垣根を超えての友達もできやすいようです。

異年齢児保育で過ごしているので、小学校に行くと知っている2年生や3年生がいて、学校に溶け込みやすいのも、せいがの保育のよさ。それは学童でも同じで、保育園時代に一旦別れてもまた再会できることが、子どもにとっては保小の円滑な接続になっているという話もありました。

 

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