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園長の日記

私はこの日を忘れない!

2019/09/23

◆和泉公園に散歩に行った日

先週9月17日(月)から21日(土)までの一週間で、千代田せいが保育園の生活で大きな変化がありました。それは秋になって外に出やすくなったことから、散歩が増えてきたのですが、その中でも、ちょっと感慨深かったのは、わいらんの子どもたちが「和泉公園」で遊んできたことです。バス遠足で木場公園へ行った翌日の19日(木)です。私には来客があったので、一緒に行けなかったのですが、とても楽しかったようです。散歩コースは和泉橋を渡って東京メトロ日比谷線の地下から昭和通りの反対側へ出て行きました。15〜20分ぐらいかかったそうですが、いよいよ和泉公園が日常の散歩コースに入ってきたわけです。子どもたちも先生たちも、自然な流れでたどり着いた「和泉公園散歩」だったようですが、私にしてみると、大きな出来事です。というのは、園庭のない千代田せいが保育園が開園以来、目指してきた「地域そのものを園庭にする」という方針の中での具体的で大きな到達点だからです。

◆今だから、あっけなく達成したように思える育ち

子どもたちの育ちというのは、このように目立たない形で、そっとやってきます。人の発達というのは、達成してみると、意外とあっけない感じがするものです。できないときは、あれだけハラハラドキドキ、ああなのか、こうなのかと散々、心配したり議論したりしたのに、できてしまうと、あの時のあの心理状態が嘘のようです。そんなことって、いろんな場面でありますね。

◆もっと大切にしてほしい認可保育園

でも、私はこの日9月19日を決して忘れないようにしたいと思います。年長さんではなく「年少、年中」の子どもたちが、「和泉公園」へ安全に日常的に通えるまでに、成長したということ。嬉しいですね。担任たちの苦労を想うと涙がでそうです。

そして園長目線での語りになってしまいますが、同時に忘れてはならないのは、千代田区で2園目の社会福祉法人立の認可保育園には屈辱的にも園庭がなく(幼稚園は園庭がないと認可されることは絶対にありません)、その代わりに本来近くになければならない園庭にふさわしいそれが「和泉公園」でなければならないことも。そして、それがまだ安全な移動ではなく、車や自転車や人にハラハラしながらも、やっとたどり着くのに半年が必要だったということも。

◆だからこそ、一緒に協力してやりましょう!

でも、そんなことは保護者の皆さんと一緒に乗り越えて行きましょう。平然と悠然とではありませんが、子どもたちの成長がそれを証明していくように。園庭があろうとなかろうと、本当に必要なことを工夫すれば、ちゃんと果実を実らせることができることを証明しながら。

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