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園長の日記

8月の「園長の日記」から

2019/08/31

(事務長の神宮司さんが作った屋形船)

今日で8月も終わりですね。そこで今日は8月の「園長の日記」でアップしなかったものから。
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◆日本は「子ども主体の保育」(8月7日)
子ども主体の保育は、文部科学省も厚生労働省も推進している保育ですが、では、その反対の大人主体の保育とは、どんな保育かというと、子どものニード(つまり発達の欲求、思いや願いや意思)を尊重せずに、大人が良かれと判断した内容を体験させる保育です。
ところが、人の脳は状況に応じて学ぶようにできているので、大人が良かれと思ってその内容を順番をつけて並べてみても、どの子にも、その場所、そのタイミングがちょうどいいかどうかわかりません。その子にとってちょうどやりたい時が学び時なので「選択できること」が大事なのです。
まだ小さいときは、大人の誘導も上手くいくかもしれませんが、満2歳頃からは「自分で」という気持ちが強くなるので、子どもの選択を優先することが大切になります。
(知り合いからもらった、しょうのうせん)
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◆GTサミット(8月20日)

(GTサミットで講義をする藤森先生)
19日月曜日と20日火曜日の2日間、日本橋に約100人の園長が集まりました。「子ども主体の保育」を実践している全国の保育園、幼稚園、子ども園の仲間です。この会は年に一度、8月に各園のトップが集い学ぶ1泊2日の研修会「GTサミット」です。主催は研修組織「保育環境研究所ギビングツリー」(略称GT、代表:藤森平司・省我会理事長)です。法人会員が約400、個人会員を含めて約500の園で「見守るアプローチ」が実践されています。今回その約4分の1が集まったことになりますが、知っている仲間ばかりで、親睦を深める楽しい会になりました。
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◆中国でも「見守るアプローチ」(8月21日)
(中国の現状についてレクチャーする戒夢婷さん)
このGTサミットは、各県で実施している研修活動の報告と、相互の交流が目的ですが、毎回時宜にかなった方の講演もあります。今回は中国でこの保育を広めようとしている若手研究者の戒夢婷(ロン ムテイ)さんによる講義でした。ロンさんによると、国の一人っ子政策の下で、家庭も含めて幼児教育が「過保護で自己中心的な若者を大量に育ててしまった」ことから、GTが研究開発している実践が「中国にとっても必要で可能性のあるものです」と話していました。
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◆シンガポールから来日(8月28日)
以下は新宿せいがの先生からの報告です。
(バクテーを作ってくださった料理長のバーナードさん)

【今週の火曜日からアイ・リーンさん率いるMFSの園長先生方が日本に来られて、昨日、今日と新宿せいがと新宿いるまに分かれて研修を行いました。
本当に熱心な先生方で、それぞれが課題を持って見学している姿を見て、私自身、とても刺激を受けました。
今回の研修でそれぞれの先生方が何を学ばれたのか、おそらくフィードバックしてくれるそうなので、また報告できればと思います。
日本を越えて、海外から「見守る保育」を学びに来られる事に本当に嬉しく思うと同時に、もっと私たち自身、藤森先生から多くの事を学んでいこうと思います。

定員約1000名の施設で料理長をされているバーナードさんも来られて、なんとバクテーを作って下さいました!!保育室中にバクテーの香りがして、シンガポールを五感で感じた一日でした!!】

 

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