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園長の日記

らんらん組(4歳児)の保護者会

2024/04/03

今日は4歳児クラスの保護者会でした。クラスとしての年間も目標は4つ。特に3つ目について、私から補足しました。自分にとって本当に必要なことをやれるようになれる力を育てるために、自分で選んでそうしてみたくなるような選択肢の用意の仕方、子どもに届く見せ方について説明しました。

例えば、まだ自分で適切な判断をすることはできない時があります。「ここで休んでおかないと後で眠くなるな」とか「ここでトイレに行っておかないと散歩の途中で行きたくなるかも」とか「好きなご飯のお代わりをしたいけど食べすぎるかも」など、どうなりそうかを事前にシミュレーションして、見通しを持って自分で決める、ということはまだ難しい。

そこで、そこにだんだんそこに近づくように、イメージが持てるようにゴールを近くにしてあげて、自分でその階段を登ってみたい、と思える階段の高さにしたり、遊びの中で思いつく目標を達成するために、支えてあげる工夫をしたり。今日の話に出た事例の一つは「お昼寝が必要な子どもが、寝るか寝ないかの選択ではなくて、寝るけどいつ寝るかを選ぶように変える」というものでした。

眠くなることが本人もわかっていて、お友達と遊んだら1時半までに寝る、という目標に変えてあげると、それに向けてすんなり寝ています。同じようなことが、いろんなテーマに共通しています。遊びでも、その子どもの「それならやれそう」を一緒に見つけてあげること。遊び始める時とか、途中で試行錯誤している最中とか、ちょっと難しくなったところを解決できる工夫が見つかっていくと、子どもも大人も気持ちが通じ合っている感覚を覚えながら達成できたときの子ども同士の「できたね!」の共感も強くなるようです。

さて、どんな保育の話が終わって、どのクラスも盛り上がるのは、後半の懇談の時間の方ですね。今日は帰宅後の時間の過ごし方、特に晩ご飯をどうしているか、でアイデアの出し合いになりました。保護者同士の気持ちの通わせ方も保育と似たようなところがあって、大人も「それそれ」「そこそこ」と同調して話が通じ合うのは楽しいものですね。ぜひ楽しい園生活にしていきましょう。

 

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