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保育アーカイブ

「これぐらいなら、まあいいか」が要注意

2023/06/24

6月23日は第4回目の睡眠講座でした。参加者は2組。おひと方はご兄弟がいる場合の「ねんねのこつ」の話にもなり、それは結構な知恵が必要なことがわかってきます。一人だけならできることも、二人目になると難しい場面が出てきます。お互いに影響しあうこともあります。

運動と健康はたいていセットなので、そこにタイミングや時刻という、いつ何をやるかという生活リズムが付いて回ります。地球は自転している、どうしても24時間というサイクルと切り離せないんですよね。朝昼晩、それぞれに体内で働いているものが環境と相互作用しているので。朝日をあびて食べて体を動かしてから始まる一日の生活。夕方から眠るまでの光と安心や満足の心理状態との関係。夕食やお風呂、体温の変化。ぜんぶがつながっている。

でも、いろいろあっても、最終的にみつかる習慣はできてしまえばシンプル極まりないことなのですが、それがちょっとずつ、ずれていくのでしたね。睡眠サイクルは地球の自転より3分ぐらい遅れています。「遅れる」ということは、放っておくと朝寝坊しやすいし、夜更かししやすいということ。この毎日のズレは、積み重なると大きい。そこで毎朝、リセットしているんでしたね。

毎回、睡眠睡眠講座をやっていて思うのは「これぐらいはみんなやっているから大丈夫だよね」が、じつば身体(脳ももちろんふくまれますが)に合ってない、ということ。それがどれくらい影響するのかというと、生活習慣病と同じくらいと考えていいんじゃないだろうか。もう少し「はっ!」としてほしいのですが、怪我や虐待とちがって、ヒヤッとしたりハッとしたりしないから、生活リズムからくるダメージの大きさを表す何かが必要かもしれませんね。たとえば睡眠サイクルの乱れを表すハインリッヒの法則のようなもの。

話は脱線しますが、学生たちの居眠り、社会人の電車の中の居眠り、海外の人たちからはどう見えているのだろう? 何かの病気か何かに見えているかも?そんな話もどこかで聞きました。先日ある小学校の授業を参観しましたが、午後1時からでしたが、眠そうな子いますね。4年生でしたけど。でもタブレットやノートなどを使い、前に出てきて説明したりしているので、まだいいのでしょうね。今の大学生にノートをとらせない授業をやってしまうと、午後の時間は難しいかもしれませんね。

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