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園長の日記

安全でおいしい食を求めて

2022/08/13

子どもたちにより「安全」で「美味しい」食べものを提供しようと、藤森平司省我会理事長は、園長を努めている新宿せいが子ども園(新宿区・高田馬場)で、秋から保護者向けの弁当や冷凍食品の販売を始めます。今日13日は午前中にそのお披露目会が開かれたので、海老原商店の海老原さんと記念イベントに参加してきました。弁当や冷凍食品は、無農薬で徹底した有機にこだわった野菜や肉などを使ったもの。調理はイタリアレストラン「エン」(新宿・高田馬場)で作られたものになります。ネットで注文しておけば、保育園のお迎えの時にピックアックして持ち帰ることができます。

日本の食材の安全性については、農薬や保存料などの添加物、遺伝子組み換えや、牛や鶏が食べている飼料、さらに動物福祉といった観点から見たときに、日本の基準は国際的にみて「ゆるく」て、不安視されているといっていいでしょう。また有機と書いてあっても、そのレベルはまちまちです。農薬を使っていても、有機肥料を使えば「有機」と名乗ることができるので、そこに線引きの難しさがつきまとうといった問題もあるそうです。

そこで、その分野の専門家たちから評価を得ている食材を給食で使いたい。私はずっとそう思っていたのですが、一定の量を献立スケジュールに合わせて納品してくれる卸ルートはなかなかありません。これからの食の質を考えると、学校給食で実現できるような、農家や畜産家と協働できる仕組みがどうしても必要です。新宿せいがでも、そこはまだできませんが、そこまで辿り着きたいと考えています。

そこで、一時保育室のある新宿せいがでは、その場所に飲食のできるカウンタースペースを設け、送り迎えの際に注文しておいた惣菜サラダや肉料理、あるいは調理済み冷凍食品などを受け取ることができるようにしました。決済はネットで済ませます。いま冷凍技術の進歩はめざましく、食材の良さを損なわずに保存できるようになってきました。地下鉄などの出入り口にも、よく見かけるようになりました。イタリアレストラン「エン」では、最新の冷凍機材を導入してすでに販売を始めています。それをこの場所に運んできます。園にも近々冷凍庫を導入します。

この試みはぜひ成功させ、千代田でも給食での実施、家庭での入手、レシピ提供、夜ご飯の時短、安全な食、フードロスの軽減などに協力していきたいと思います。海老原商店とのコラボで何かができないか、その第一歩の準備を始めます。関心のある方はぜひ、お声かけください。新宿せいが見学会も計画したいと思います。

 

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