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園長の日記

社会情動的スキル⑥ デイリープログラム

2022/04/29

この図は、OECDが作ったものを私が表にまとめ直したものです。「認知的スキル」と「社会情動的スキル」が、それぞれどんな要素で成り立っているのか、3つずつの要素をさらに3つでまとめてあります。この左側の方が「社会情動的スキル」です。

これを見ると、社会情動的スキルは、「目標の達成」「他者との協働」「感情のコンロトール」からなり、その構成要素の中には、忍耐力とか思いやりとか自制心などが入っています。当園の保育目標「自分らしく 意欲的で 思いやりのある子ども」の内容を、この社会情動的なスキルの育成と関連づけながら、保育の計画を立てることが大切になります。

このスキルにはどんな特徴があるのか、OECDの調査結果から学びましょう。

ます「スキル」と言うからには、学習によって身につけることができます。保育園なので学習というのは「遊び」の中で、と思ってください。遊んでいる時、生活している時に身につけることができるものです。能力とか特性となると、子どもによって身につける程度が変わってくる割合が増えるのですが、スキルは学べば習得できるというものです。

次のこのスキルは、認知的スキルとバランスよく身につけることが大切なものです。上の表は右と左に別々の分けてありますが、二つはお互いに重なり合っている、つながって影響しあっていると考えてください。二つの枠の間に⇄の矢印があると思ってください。

そしてこのスキルは雪だるま式に「スキルがスキルを生む」と言われています。乳幼児期から身につけることができ、最初に取得した社会情動的スキルは、認知的スキルの習得に好影響を与えながら、さらなる社会情動的スキルを高めていくことに役立ちます。「認知的スキル」と「社会情動的スキル」のどちらが影響するかというと、社会情動的スキルの方が影響する効果が大きいことがわかっています。

さらにこのスキルには習得に臨界期があり、それぞれの要素に身につけやすい時期というものがあることもわかっています。したがって、親も先生もそのことをよく理解して家庭や保育園、学校でどう対応したらいいのかを学ぶことがとても大事だと言われています。

最後にこのスキルを身につける方法は、今行なっている方法を大幅に取り替えるようなことが必要なのではなく、少しの工夫によって達成できるような方法だということです。そして、身についているかどうかの評価も可能であり、その方法も決して難しくありません。OECDの研究では、通常私たち保育者がとっている記録で評価ができるようなものです。

 

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