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園長の日記

平凡な毎日の豊かな生活

2021/09/08

 

緊急事態宣言が今月9月30日まで延期されるようですが、この宣言の影響で下がっていると考えるのは難しいなあという実感を拭えません。世界的に同期していることは季節の影響が強いのかもしれませんし、どんなメカニズムなのかは依然としてよくわからないことが多いですね。きっとこうだろうと思ってやっていることと、ウイルスの世界で何が起きているのか、もっと多様な知見と議論が聞きたいと強く思います。

さて、今日の朝の運動遊びに入ったのですが、子どもたちの雰囲気が「ほんわか」としていて、運動したい!園長らいおんやりたい!というのと一緒に、なぜだか、ふわっと落ち着いて遊ぶことができました。それから改めて感じるのは、子どもはいつも「つもりの世界」が大好きなんだということです。

子どもたちは盛んにネットに登ったり降りたり、壁によじ登ったりして体を動かしました。汗をかくほど、運動しました。途中で水筒の水を飲みに何度か行きます。ネットに登って降りてこないなあ、と思うと、ライオンの私は「ああ、眠くなったあ」と言って、居眠りのふりをします。すると、子どもたちはその間に、ライオンに見つからないように急いでネットから降りて壁に登ります。スリル感を感じて、登ったり降りたり、この感覚がとても楽しそうです。

今週は、毎日散歩に出かけていますが、午前中の公園での遊びも楽しかったようです。午前中の外遊び、昼食、午睡、午後の遊びと、体にあった生活リズムが作りあがっていく姿をみていると「よ〜し、この調子、この調子」と思います。昼食が終わろうとしているとき、ぐんぐん組の子がお友達がまだ食べているそばで、じっと見守ってあげている姿が、なんとも微笑ましくて、なんでもないように見えるこの瞬間が成立していることが、素晴らしいと感じます。

この夏の間に、言葉が上手になった子が何人もいて驚くような場面があります。ぐんぐん組(2歳4ヶ月)のFちゃんが「Aちゃんのおてふきがどうしてここにあるの?」と、聞いたりしています。え!いつの間にこんな多語文を話すようになったんだろう!とびっくりです。いつまでも、1歳のぐんぐんさん、なんて思っていたらいけませんね。

トンボを捕まえてきた年長の子が「弱っていたから逃してあげた」とか、年中の女の子が私に「ちょっときて」と手を引いて、アゲハの青虫がみかんの葉っぱとむしゃむしゃとよく食べている様子を教えてくれたり、年長の子が「どこに目があるでしょう?」とクイズを出して「ほんとうはここなんだなよ」と虫眼鏡で見せてくれようとしたり、それぞれの子にとっての探求活動も楽しそうです。

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