MENU CLOSE
TEL

園長の日記

新しい行事のかたち

2021/04/21

この話は散々やってきたので、あまり話題にしたくなかったのですが、そうもいかなくなってしまいました。今年も5月22日(土)の「親子遠足」ができるかどうか、微妙な状況になってきたからです。小池都知事はすぐにでも緊急事態宣言を発令したい意向をもっていて、政府も今週末に決断する見通しになりました。

じわじわと増えている東京都の感染数ですが、ここに来て上昇カーブが急になってきました。杞憂で終わって欲しいと願っていたのですが、やはり現実は「悪い方のシナリオ」通りになってきてしまいました。

本日、職員会議で行事のあり方を根底から見直すことが決まりました。目的を達成するために、その手段を柔軟に変えようと思います。親子遠足は(1)親子交流と(2)地域探検が目的です。この2つの目的のために「遠足」というイベントを楽しみにしていたのですが、コロナ禍の中で日程通りに実施する見通しは立てにくく、実施するにしても、今のようなコロナ情勢では、本来の遠足とは程遠いものになってしまいそうです。

密を避けるために規模縮小や時間差などを導入するしかありません。公設の公園などの広場も入場が制限されたり、集まって「お弁当を広げる」ことも無理です。チェックポイントに人が集まる、日陰を求めて密集ができる、建物の中を借りることも許可を取りにくい、などなど、地域との連携で成り立つ要素もハードルが高くなってしまいました。また1日で行う行事を延期などで実施時期を変えることも、長期戦になってきたコロナ禍の中では現実的ではありません。

そこで思い切って、「こどもの日」を含め、GW前から5月下旬までを「親子交流イベント期間」とし、親子で楽しめる複数のイベントを断続的に開催することにします。ある1日だけに限定せず、ある期間のなかでできることをやっていきたいと思います。もう少し詳しいことは、明日以降お知らせします。コロナ禍でもできる「新しい行事へのかたち」を目指します。こんなことで、子どもの体験をなくしたくありませんから。

 

top