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園長の日記

卒園式の「呼びかけ」について

2021/03/19

毎月1回の会計士との打ち合わせで、今年度の決算見通しを出しました。ちょうどその時間に、明後日に控えた卒園式の2回目の練習と、今年度最後のZOOMでの睡眠講座マムズサロンがありました。私は昼食を早く済ませて、池袋と浅草へ買い物へ出かけてきました。警戒宣言中とは全く思えない人出です。以前と違うのはみんなマスクをしていること。他は昔と変わりません。午後には職員の卒園式の最終打ち合わせ、夕方からは会場設営でした。

卒園式は初めてなので(昨年度は卒園児がいませんでした)式次第も、会場設営も装飾も、なんでも初めてです。卒園式は保育証書の授与の他に、「呼びかけ」という、卒園する子どもたちと、職員双方からの、それぞれの「思い」を抒情詩的に、まさしく「呼びかける」というものがあります。この表現形式は、人間の文化史の中で重要な地位を占めるものであり、言葉と音楽(歌)がセットになっているのが特徴です。どんな国や地域も、その地理と歴史の特徴を持って維持されてきました。太古の人間は神との交信(交流)が、その精神世界の中心だったので、その頃の人間の内面は、言葉と音楽が一体だったのだろうと、私は想像しています。今では言葉と音楽が別物のように思われていますが、源は一緒だったのだろうと感じます。現代では、人の「思い」は音楽の中の歌詞の方が、ダイレクトに人の心に響くのでしょう。

といったこともあって、お祝いには、それにふさわしい歌(歌詞)が選ばれるのですが、当園の場合はその年に国民に親しまれた曲の中から選びます。誰もが知っている、聞いたことがあるものを歌うことで、「ああ、あの時の卒園なんだな」と、その時代を思い出しやすくするためでもあります。その生伴奏は職員で行いますが、その最後の音合わせも今夜行いました。

コロナ禍での卒園式。多くの方々に集まっていただき、一緒に子どもたちの門出をお祝いしたいのに、それが制限されてしまうことが残念です。小学校やこども園、保育園の関係者、そして近隣の関係者の方には、その旨をお伝えすべく挨拶して回りました。卒園児の保護者の皆さんにも、ご協力をいただくことになりました。その代わり、ZOOMでのライブ中継をします(その案内は卒園児保護者の方へコドモンでお知らせしました)

日曜日は雨の予報です。傘と同時に、ハンカチもお忘れなく。

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