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園長の日記

歯科健診そして屋上の運動遊び

2020/11/19

昨日の健診に続き、今日19日は歯科健診がありました。山本歯科の山本先生による検診は年2回、春と秋にお願いしています。当園は「全体的に虫歯は少ない方」だそうですが、小さい時から食後は口の中を「さっぱりさせたい」「食べ物が残っていると気持ちが悪い」「口を漱ぎたい」と思うような感覚が育つと良いですね。これは口に限らず、「清潔の自立」の基本的な態度形成に不可欠な「心情」になります。心の姿勢が育つと言うのは、そういうことです。

日本の幼児教育は、保育所も幼稚園も同じ考え方で実践されています。その考え方の根幹にあるのが「心情・意欲・態度」という非認知的能力です。最も新しい幼稚園教育要領や保育所保育指針は、それを「学びに向かう力・人間性等」という言葉で表しました。

なぜ、この話をしているのかというと、今日の夕方、午後4時台の子どもたちが、それぞれのゾーンや場所で没頭している姿に感銘を受けました。積木を積み重ねたり、あやとりをやったり、ブロックで造形したり、お絵描きをしたりしていました。その様子は素晴らしいものでした。一部の子どもたちは、昨日に続き屋上の「転がしドッチボール」を楽しんでいた時間でもあります。

昨日、今日とやってみて、はっきりと屋上の役割が見えました。今(いま)の子もどもたちにとって、あるいは今日(きょう)の子どもたちにとって、この時間も「運動遊びで身体を動かしたい」という欲求が強い子どもたちが一定数いるということです。これは、夕方も「運動ゾーン」を選ぶ子が多いことからわかっていたことですが、ただ室内の運動ゾーンとは違って屋上だと「走り回る」ことが満たされます。この単純な運動である「走り回る」ということでも、運動ゾーンと組み合わせて、より良い相乗効果を生みそうです。転がしドッチは、敏捷性が育ち、さらに情緒が安定し、落ち着いた姿を見せてくれることでしょう。

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