MENU CLOSE
TEL

園長の日記

見守る優しさを物語る右手の指の「コンコン」

2020/06/15

赤ちゃんは1歳7か月にもなると、こんな気遣いができるのかと、感動した15日(月)の朝。お集まりで先生が一人ひとりの名前を呼んでいると、Yちゃんはサッと手をあげてにっこり。その直後、右隣に座っていた1歳4か月のMちゃんの名前が呼ばれました。するとYちゃんは「ほら、名前を呼ばれたよ、手をあげたら」とばかりにMちゃんの腕を上げさせよとします。しかしMちゃんは、その気がないようなので、促されません。Yちゃんは、せっかく教えてあげているのに、手をあげようとしないMちゃんの左手をそっと離し、でも離した手の指だけは、Mちゃんの手の甲を優しくちょんちょんと触っていて、まるでその手が見守ってあげているような仕草なのです。言葉だけで説明するのは難しいのですが、その仕草の優しいこと。ああ、こんな風に人の気持ちというのは伝わっていくのだなあ、と感心しました。わらすのブログに心の窓の話が出ていましたが、心が通うというのは、たった右手1つの動きの中ででも饒舌に物語ることができるということに気付かされたのでした。

top