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アートと保育

花のある生活の幸せ感に改めて気づく

2020/05/19

5月19日(火)。花のある生活の素晴らしさに気づきました。どうして、「こんなに素敵なものだ」ということを見過ごしてきたんだろう。その理由を探したくなるくらい、身近なところにあったはずの「花」が、幸せな感覚を運んできてくれまました。今日から始めた、親子フラワープロジェクトのことです。フランスのことわざだと記憶しているのですが、花屋に入る泥棒はいない、を思い出します。

「どっちにする?」とお父さんやお母さんが聞くと「こっち」と子どもが選んでいきます。子どもが選ぶことを、こんなにも尊重している、見守っているお父さんやお母さん。結果的にどんな風に選んでも、素敵な花束に仕上がっていきます。主役の花と脇役の花や葉があるからこそ、全体が調和していく美しさ。花が奏でるハーモニーです。しかもワンセットごとに違っていて、その無限に近い組み合わせは偶然のなせる技でありながら、一定の幅の中に収まっていきます。こんなに簡単に「造形」できる「作品」だと思うと、これはハマりそうです。

花を飾るということは、お茶碗や箸の持ち方と同じように、改めて大人も学ぶといい。しかも子どもの頃から。単純でありながら、楽しい組み合わせの基本形を。その型を知ると、そこから自分なりの好みや発展が楽しめそうですよ。花のある生活を楽しみたいですね。

花を愛でることは人間だけができる技(アート)です。わざわざ、アートという言葉を使うのは、人間性と結びついているからです。自然物でもある人間が自然物でもある花を愛でる。実は人間も花も、どっちも「半自然」なのですが、それが引き合っている姿に、長い歴史と深い心情を感じてしまうのです。この辺りは今回の活動に協力してくださった花屋さんにじっくりとお話を伺いたいと思います。ご協力、ありがとうございます。

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