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園長の日記

給食のお米について

2025/07/29

千代田せいが保育園 特別栽培米チラシ

保育園の食事は、昼食も午後の間食も、延長保育の夕食も、ほぼすべて保育園の調理室で作っています。食材については、できるだけ安心安全なものを選んでいるのですが、このところ話題になっている「お米」は、愛知県は知多半島の半田市から取り寄せています。作っているのは株式会社NAOという若手の農家が経営しているところのものです。

無農薬のも(価格がとても高い)のから低農薬(正式には農薬を3分の1以下の農薬節減米というそうです)のものまで作っており、保育園では低農薬のものを使っています。農協を通していない自主流通米になります。

以前のお米の取引先は、学校給食に仕入れている問屋さんのリストから選んでいたのですが、米不足騒動の煽りを受けて昨年倒産し、それを機に食育活動を一緒に作っているシェフの江口そらさんの紹介で、NAOのお米に切り替えました。

このたび、保育園に納品している価格とほぼ同じ値段で、保護者のみなさんにも提供できるようになりました。市場価格と比べても、この品質なら決して高くないですし、安全性とおいしさについても保障できるものなので安心してお求めください。なお、保育園も江口さんのところも、利益はなにもありません。全面的に信頼関係のなかで成立してる関係になります。

 

歌やダンス、工作で英語に親しむ

2025/07/28

オンライン英会話や留学を企画運営する団体「スマイルエイジェイエヌ」(SmileAJN)の代表・田村すみれさんが本日、イベントの紹介にいらっしゃいました。大手の英会話教室ではなく、子どもも大人も年齢に関係なく、英語を通じていろんな夢を叶えるお手伝いをしたいという趣旨に賛同したので、応援することにしました。

AJNとは Age is just a number (年齢はただの数字)の頭文字。つまり何事も年齢は関係ない!という趣旨です。

20250808 スマイルAJNの英会話イベント

 

生成AIは信念をもつようになるのか?

2025/07/27

「TBS CROSS DIG with Bloomberg」より

私が昨年度まで関わっていたある団体の理事長が、少し前まで甘利俊一さんでした。先日、甘利さんが生成AIが信念を持つようになる可能性について、⽵下隆⼀郎さんと対談していました。脳と言葉の関係はまだ未知の研究領域ですが、生成AIが「まさかの可能性」を示唆しています。確かに3年前の甘利さんの認識と、いまの認識には大きな差があるのです。そこに惹かれて見入りました。

このことは保育と深い関係があって、将来、「心」の意味が変わっていくかもしれません。ある意味で物理的現象での解明が一段と進んでいくのでしょうが、永年に、あるいは原理的に、届きようのない「ところ」があるのだろうと信じたい。それが社会の成立関係と関わるからであり、人間である意味とか変わるからです。

ハイエクのイゾモルフィズムと遊びの関係を想像しているのですが、研究領域の最先端の一つがこの領域にありそうです。

しずくの会がビアガーデンを開催

2025/07/25

毎日猛暑が続く夏。保育園の屋上を使って、保護者同士の親睦会としてビアガーデンが開かれました。主催は保護者コミュニティの「しずくの会」との共催です。夕方5時から7時半まで。明日から夏休みに入る学校が多いタイミングのなか、夕方の一時を家族で楽しい時間を過ごしてもらいました。準備をしてくださったしずくの会のみなさん、ありがとうございました。

来年度からの「誰でも通園制度」について

2025/07/24

来年度から全国で「誰でも通園制度」が始まります。これは0歳から満3歳未満までの子どもが、親が就労などで保育を必要としない場合でも、子どもが保育園などの月10日間、通園できる制度です。たとえば、働いていないけども保育園に通えるようになります。また在職していて産休中や育休中でも保育園に通うことができます。

通園先は、保育園に限らず、満3歳から就園できる幼稚園でも、0歳からでも通園できるようになります。もちろん幼稚園が乳児保育ができる用意があるなら、ですが。

当園の場合は、定員が埋まらずに空きがある場合に限り、その枠の中で通園する子どもを受け入れることができます。やるかやらないかは、保育園が決めることができるので、現在検討中です。今日はその説明会を千代田区が開いたので参加してきました。

GT主催の研修会「保育環境セミナー」で子ども同士の関係を説明

2025/07/23

今日は保育環境研究所ギビングツリー(藤森平司代表)が主催する研修会「第59回保育環境セミナー」二日目。見学園の実践発表、ミマモリングソフトの使い方、ドイツ視察報告、見守る保育・藤森メソッドQ&Aなどがありました。私は午前中に「子ども同士の関わりで育つ6つの力」について解説しました。

子ども同士の関わりから育つことはいろいろあるのですが、そのうちよく話題になるものとして「共感・思いやり」「自分をコントロールする力」「アタッチメント形成」「違いを知ること」「さまざまな問題を解決する力」「発想力・創造力」などについて、それぞれどのように発達していくのかを説明しました。

今年度初の保育環境セミナー開かれる

2025/07/22

当園の法人、社会福祉法人省我会の藤森平司理事長が代表を務める保育研究団体「保育環境研究所ギビングツリー(略称GT)」の、今年最初の保育環境セミナーが今日22日から24日まで3日間開かれます。全国から100人を超える参加者が、保育について学びます。

今年の同セミナーは、参加者が多いことから4回に増やしました。7月9月11月12月にあります。コロナ禍の頃は対面で集まることが難しかったのですが、ここ数年は毎年、実際に保育を見学したり子どもや保育者の「生の」実際に触れることが求められているのことを実感します。

4回のセミナーには、それぞれ少し重点テーマをもたせ「見守る保育・藤森メソッド」の5つのポイントのうち4つをそれぞれの回で詳しく掘り下げます。今回のテーマは「子ども同士の関わり」です。

 

お泊まり会の意義 (イ 自立心)

2025/07/19

お泊まり会(保育園で一晩過ごすイベント)は、子どもの発達において多面的な意味をもち、大きな成長の契機になります。以下のような観点からその意義を捉えることができそうです。

1自立心の育成

まずは、なっといってもこれ。自立心の育ちですね。これは私たちが「10の姿」で大切にしていることの一つです。家族という安心できる環境から離れて、夕食を考えて作り、銭湯にも入って、寝てみるという、自分の身の回りのことを自分でやる体験は自立心を育てます。何を食べるかを話し合って決めたり、やってみたいと思いついたことを一つずつ実現していく、それも仲の良い友達と一緒に作り上げていくことができました。親と離れて過ごすけ経験は「自分でもできた」という自己効力感(self-efficacy)を高めたことでしょう。

2 不安の克服とレジリエンスの強化

「お泊まり会、もう一回やりたい!」という言葉が何度か聞かれました。それだけ楽しい体験だったようですが、中には不安を感じる場面もあったかもしれません。でも友達や先生たちと過ごす中で、そうした不安を乗り越える力が育つ経験になりました。不安な気持ちもあったけど、がんばったという経験はストレスに対する耐性(レジリエンス)高めます。不安の克服やレジしレンスが育つことで、たくましさが育つという意義は、現代社会において大きな意義があるような気がします。

3 社会性と協働の体験

自分で何かをしたいと決めて選び、また友達と協力してさまざまな活動を経験しました。科学技術館へいく、どこを回るか、どんなビザやアイスにするか、朝ごはんのメニューは? ドキュメンテーションでお伝えしてきたように自分たちに関わることへ、自分の考えや意見を反映させながら、お友達の意見も尊重していく。みんなと一緒にやる楽しさや、他者を折り合いをつける体験もたくさんありました。こうした遊びや活動を通して、自分と他者の共感感的な関係性も育つ機会になったと追います。

4 非日常の中での新たな気づき

バスに乗って公園などへいくことは、これまでもありましたが、すいすい組が何をするか考えて話し合って決まった場所であり、またお家の人に作ってもらったお弁当を作ってもらって出かけた場所として、普段とは異なる非日常の体験でした。そこでは初めて行ってみて、新しい発見がたくさんありました。銭湯も近所の人と話ができたり、屋上で花火をしたり、お泊まりの翌朝でかけた柳森神社も新たな気づきがたくさんあったことでしょう。

5 家族の再発見

子どもたちがお家にいない一晩、というのは親御さんにとっても心配な一晩だったかもしれません。子ども達にとっても、お家の人がいない一晩を過ごしたという経験は、お家の人の存在の大きさを再認識したことでしょう。今朝、「今日はいつ帰るの?」とお家へことへの思いを馳せている姿もありました。お家に帰ってからも、ぜひ振り返って話をきてあげてください。楽しかった、でもやっぱりおうちがいい、という親子の絆を深めるきかっけになると思います。

お泊まり会の様子は動画でも公開予定

2025/07/18

お泊り保育の様子はHPの「行事」で動画を公開する予定です。

その一部をご紹介すると・・・

~子どもたちがつくりあげた一泊二日の物語~ お泊り保育――それは「やってみたい!」という気持ちから始まった、子どもたち自身が作り上げた特別な体験です。 先生「お泊り保育って、どうやったらできるの?」そんな問いかけが最初の一歩でした。

・・・子どもたちはお泊り保育が”当たり前にあるもの”と思っていたかもしれません。でも、実はそれを実現するには、みんなで考え、話し合い、力を合わせて準備を進めることが必要なのです。

初めての話し合いでは、意見がなかなか出なかったり、席を立ってしまったりする様子もありました。けれども、あるきっかけが子どもたちの気持ちを変えました。それは、自分たちのお兄さんお姉さん、今までのすいすい組が体験したお泊り保育の様子を映像で見たことでした。そこから、子どもたちの中に「やってみたい」「こんなことをしたい」というイメージが広がり、次第に話し合いも活発になっていきました。

アイディア豊かな子どもたちが中心となりながら、仲間と一緒に意見を出し合い、決めていく過程。それはまさに、集団で生活し、協力することの大切さを学ぶ機会でもありました。

そして迎えたお泊り保育当日――?どうなることでしょう?

子どもたちは一人ひとりが参画し、準備してきたことを存分に楽しみ、たくさんの経験を通して心を育んでいきました。 動画では、そんな子どもたちの姿や思い、取り組みもご紹介します。一泊二日という短い時間だけでなく、そこに至るまでの日々こそが、子どもたちにとってかけがえのない時間です。 どうぞ、子どもたちの姿を通して、お泊り保育の意味や成長の瞬間を感じていただけたら嬉しいです。

YouTubeにて明日、限定公開

「対話」をテーマとした保育大会に参加して

2025/07/17

新潟市で開かれた保育団体の大会で、映画「こどもかいぎ」を鑑賞したあとのシンポジウムに参加しました。そこで私の話では、保育における「対話」の種類と役割を整理しました。大別すると、生活の中の対話、遊びにおける対話、お集まりなどでの対話、何かを話し合って決めるための会議、そして映画のような「こどもかいぎ」。この5つの特徴と保育のねらいとの関係を説明しました。

明日からのお泊まり会で、昼間にどこへ出かけるか? 夕食や朝食は何にするか? そうしたことを年長の11人はいつも話し合ってきました。このようなミーティングが多いのがうちの保育の特徴でもあります。自分の意見をもって堂々と考えを伝えることができる人になってほしい。また他者の考えや思いもしっかりと聞いて理解できる人になってほしい。その両方があれば、しっかりとした対話を継続できる大人になるだろう。

そういう話をさせてもらいました。これからの時代に必要な対話の大切さを共有できた保育大会でした。

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