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2023年 7月

にちよう開放 しずくの会

2023/07/23

今日は「にちよう開放」。しずくの会が開いてくださいました。

今回はすべてのフロアを開放して、乳児から幼児まですべてのクラスで過ごしてもらいました。

私は建築設備検査の立ち合いがあるので、ついでに開放したのですが、卒園児の親子とも久しぶりに再会できて、一緒に昼食を食べたりして楽しい時間になりました。

これは「しずくの会」作成の案内。毎回、素敵なデザインです。

自己理解が育つような選択と判断

2023/07/12

今年の夏、初めてプールに水を溜めて遊びました。プールの中での遊び方は様々ですが、どの子も楽しく遊べるための目安は、顔に水がかかっても平気かどうかと言うあたりに、基準があります。そこで、水遊びに慣れてくると顔に水がかかっても平気になり、水に顔をつけたり潜ったりできるようになります。水に浮いたり泳いだりできるためには、どうしても、そこに一つのハードルがあるのです。

そこで、四半世紀にわたって当法人がやってきた方法が、そこを基準に遊びを3種類程度にわけて、子どもが選べるようにしてきました。顔に水がかからないように遊ぶグループを「カニ」グループ。潜ったりバシャバシャと水を掛け合ったりできるグループを「イルカ」グループ。その中間ぐらいを「ラッコ」グループとします。カニやラッコやイルカは、子どもにそのイメージが伝わりやすいので、そうしてきました。

すると、子どもたちは「楽しそう」と思う遊びをやりたいので、それに従って選ぶのです。この基準を水との関わり方の「習熟」と捉えることもできるし、バリエーションと捉えることもできますが、それは、その都度、子どもそれぞれが判断する内容は違うものでしょう。その日によって違うグループを選ぶようになるからです。

この選択と判断を繰り返していると、環境との関わり方、つまり、水との付き合い方のバリエーションが増え、結果的に自己理解が進むと考えています。水についてと自分のこと、水との関わり方への理解が深まっていくと同時に、もっとこうしたい、こうでありたいと言う意欲も強くなっていくのです。

また忘れてならないのは、結果的にその都度選ばれて作られるその集団は、年齢別クラスではないので、多様ざまな人間関係を体験することになり、人との関わり方も上手になっていくのです。

保育の実例集を作ってみたい

2023/07/01

「園だより」7月号「巻頭言」より

最近のSNSで汐見稔幸先生のエッセイが紹介されていました。そうか、こういうことが背景になると考えるといいのかも、と思ったのでご紹介します。雑誌『エデュカーレ』2019年9月号に掲載されてもので、タイトルは<古い型の保育からななかな抜けられないわけ〜「子どもを主体にする」とは言えない保育があちこちで>です。

・・・・新しい指針・要領・教育保育要領に変わって1年半。新しい3文書の考え方には、なるほどというものがたくさんあります。しかし、実際に保育をみて見ると、たとえば「子どもを主体(主人公)にする」がとても言えない保育がまだあちこちで見られます。昔からのやり方が変わらないのです。どうしてでしょうか。

いろいろ理由はあると思いますが、最も大事なことは、そもそも保育とか教育、育児等の実践は、理屈でやっている部分が少ないから、ということです。ある場面に直面したとき、「〇〇ちゃん、ダメよ、そんなことしたら壊れるよ」と言うか、「〇〇ちゃん、それどうしてもやってみたい?」とまず聞いてみるか、等の判断の多くは、実は無意識にやっています。

無意識ですが、でもその判断に根拠はあります。その根拠はどこで得たかというと、その保育者の幼いころからの育てられ方、受けた教育等の基本パターンを体は覚えていて、同じような場面で、そのパターンを適用するのです。ほとんど無意識のうちに、です。

保育や教育全体の営みにおいて、新しいやり方がなかなか広まらないのは、そうしたやり方で育てられた記憶がないからです。そして、それが今はダメだ、古い、と言われると、まるで自分が過去が否定されたようになりますから、自分を肯定したい人間という動物は、それに簡単に乗ろうとしないのです。

だから今は、原点に戻って自分たちのやり方の特徴を自覚することがまず大事なのです。そこから徐々に、です。

・・・どうでしょうか。身に覚えのある話ではないでしょうか。私には身に覚えが大いにあります。頭でこうしたらいいんだと分かっているつもりでも、体と口は勝手に動いてしまうという感覚。そうか、自分が受けてきた体験でそのパターンが染み付いてしまっている感覚。これを変えるには、そうしていない人のモデルをそばで感じること。別のパターンを意識的に取り入れようとするといいのでしょう。そのためのこんな標語はどうでしょう? こちらもSNSで教えてもらいました。こちらは無藤隆先生の作です。

「人の言うことを聞ける子どもを育てよう」から「子どもの言うことを聞ける大人を育てよう」へ。これも実例集を作ってみたいものです。

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