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2021年 3月

3月29日 昼食

2021/03/29

きのこカレー

ツナサラダ

コンソメのスープ

いちご

麦茶

初心忘るべからず

2021/03/28

さて、1年間が終わろうとしています。12月よりも3月の終わりの方が「ああ、終わるんだなあ」という感じが強いのは年度が変わるからですが、こんな時は、また「初心忘るべからず」を大事にしたくなります。また一番大切なところまで遡ってから「よし、そうだった。ここがスタート地点だった」と確認します。以下は、園だより4月号の巻頭言に書くつもりの内容です。

スタート地点は人それぞれでしょう。でもきっとその人なりに「大事にしていること」がそこに現れるんじゃないでしょうか。元旦に思うことが「自分の人生にとって」なのに対して、年度始めに思うことは、私の場合は「福祉人として」の大事にしていることになります。それはこんなことなのですが、普通に思われていることと、ちょっと違うかもしれません。

私は「保育」が仕事なのですが、これは「支える」とか「サポートする」という言葉遣いをよくします。育ちを支える、子育てを支える、などということが多いのです。実際のところ、保育士倫理綱領の前文は2文からなるのですが、その最後は「〜一人ひとりの子どもを心から尊重し、次のことを行います」と書いてあり、「次のこと」とは次の3つです。

  • 私たちは、子どもの育ちを支えます。
  • 私たちは、保護者の子育てを支えます。
  • 私たちは、子どもと子育てにやさしい社会をつくります。

実は「支える」という言葉が選ばれていることには、深い意味あります。「教える」でも「導く」でもありません。つまり、まず大切なポイントは、主体が子どもであり保護者である、ということです。育つのは子どもです。子どもが育とうとすることを側で支えるしかないのです。親が我が子を育てることにしても、そこは同じです。親も子どもが育とうとすることを支えるのが子育てですが、さらにその親の子育てを、私たちは保育を通じて側から支えることになります。

もう一つのポイントは、「支える」方法は、多様であって、支えられる側によって方法は変えなければならないことです。子どもが自ら育とうとすることを、その「自ら」が本当に「自ら〜しようとする」となるように、支えるのです。そのためには、A君にとっては有効だった方法が、Bさんにとって有効とは限らないこともあるということです。多くの人が誤解しています。あまりよく理解されていません。その子にとって本当に「自ら〜しようとする」ように支えていますか、ということです。

たとえば、最近スポーツ選手や芸能人の活動、アーティストなどマスコミに登場する人の間で流行っている言葉に「自分が頑張っている姿を見てもらうことで、勇気を与えることになればと嬉しいです」という趣旨のコメントがとても多い気がします。コロナ禍の影響もあるのですが、「福祉人として」思うのは「それを見て、ああダメだ」と絶望する人もいるのに、ということです。人はそんなに頑張れないし、うまくやれないし、人が成功する姿が辛いものになる人も大勢います。返って「できないし、困っている、失敗した」という話で救われることも多いのです。

何をもって、その人が自ら一歩踏み出せるようになるか。

真っ白で眩しいほどの輝かしい姿に憧れることはあっても、それで「自分も」と心が動き出すかどうかは別です。遠すぎるもの、高すぎるものは「我が事」になりにくい人もいす。ましてや「自分は無理」という自信喪失になってしまわないといいのですが。

子どもはどうでしょう? 子どもはいつも、親の本当の「地の心」に触れたいと思っています。励ましたり、諭したり、指示したりする姿だけを子どもに見せていませんか。それだけだと、子どもの「まっすぐな心」はげんなりしているかもしれません。子どもは励まされたいと思っているのではありません。気落ちしたり、困ったり、不安だったりする気持ちを「わかってほしい」と共感してもらいたいことが多いのです。

「ボクのこと、わかってもらえている」「わたしのこと、知ってくれている」という気持ちから、子どもは一歩を自ら踏み出すエネルギーを得るのです。そこで私は「がんばって」とあまりいいません。いうときは「がんばってるね」です。子どもはいつだって、大人が思う以上に、いつだって、がんばって生きているからです。

これが私の「初心忘るべからず」です。年度の初めに思い起こす大切なものの一つです。

保護者アンケートにご協力ください

2021/03/27

今年度を振り返っていただく保護者アンケートにご協力をお願いします。コドモンでの回答をお願いします。来年度の計画を立てる上で参考にしたいと思います。締め切りは3月30日(火)です。

今年度は、新型コロナウイルス感染症の対策に追われたわけですが、その中でも夏以降はほぼ前年と同じような保育や行事ができました。アンケートでは、保護者のみなさんから見えやすい行事を中心に取り上げる形になりがちですが、もちろん大切なのは毎日の保育、日々に積み重ねだと考えています。

新型コロナウイルス感染症の対策といえば、緊急警戒宣言が解除された後、感染者が増えてきています。2週間前の姿ですから、すでに警戒宣言中から増え始めていたことになるので、解除された後の方がさらに増えるスピードは大きくなってしまいます。気になる子どもの感染ですが、日本小児科学会も子どもへの影響はどうなのか、注視していく必要があるとしています。

http://www.jpeds.or.jp/uploads/files/20210323_SARS-CoV-2%20Mutants_Statement.pdf

その対策は、基本的には変わらないので、クラスターが起きないように、外から持ち込まないように気をつけていくことを続けます。

それぞれ一つ上の生活の場を得ながら

2021/03/26

新年度を迎えるために、子どもたちはどのクラスも4月からの生活が始まっています。遊びも食事も睡眠も、新しいクラスでのやり方にずいぶん慣れてきました。今週23日(火)に4月からの担任を発表して掲示しましたが、今の担任から新しい担任へ、子どもたちのことを伝え合っています。職員の異動クラスでの保育も徐々に進めています。そして新しく入園する子どもたちは9名で、そのうち3名は在園児の弟妹さんです。4月からは、その新入園児の仲間が加わって、いよいよ新クラス誕生となります。

◆ちっち組の姿

現在、1階の保育室が広く感じるのは、ちっち組の子しかいない時間帯が増えてきたからです。いつも一緒にいたぐんぐん組の子たちは2階のにこにこ組で過ごしているからです。でも今日はちっち・ぐんぐんで美倉橋公園まで散歩に出かけました。新年度になっても、ぐんぐん・にこにこのメンバー(今のちっち・ぐんぐん)の散歩はあるでしょうから、今日でこの組み合わせが最後というわけではないのですが、それでも頻度は減るでしょう。そういう意味ではミニお別れ散歩です。

◆らんらん・すいすい組の姿

本当の「お別れ散歩」は、らんらんとすいすいの間です。そこで今日はこの2クラスで和泉公園でたっぷりと遊んできました。私は同行しかなったのですが、園に戻ってきたのは12時を回っていましたから、2時間近く、わいらん水入らずの公園遊びを満喫してきたようです。すいすいさんたちは、すでに小学生の風貌を感じさせます。卒園式を終えてから、その感覚が強まりました。卒園することの「自覚」というものが、この子らの落ち着きにもなっているように見えます。

◆わいわい組の姿

3歳のわいわい組の子どもたちは、すいすいが卒園することに、らんらんほど強い思いはありません。このクラスの子どもたちの誕生日はみんな9月以降なので、幼さい子たちが多いクラスです。3階に登ってきているにこにこ組の子どもたちと一緒に、ゾーン遊びに熱中していました。わいわい組が4月かららんらん組になっていくと、発達過程の個人差よりも、興味や関心の広がりによる個人差が優っていくようになります。やりたいことのバリエーションが増えていく中で、その子らしさが強まっていく1年になります。

◆にこにこ組の姿

にこにこ組は3階で遊び始めてから、遊びの種類が増えたこともあり、それを選んで遊び始めると、相互の距離が離れます。生活圏が広がることで、にこにこ組のまとまりが少しずつ「わいらん」の子どもたちとの中に拡散していくような印象があります。それに寂しさを感じることもあるでしょう。

朝のお集まりでは、色別の縦割りグループになるので、いつものにこにこメンバーではないお友達が左右に座っていたりするからです。それでも、にこにこ組にとっては、ダイニングでいつも「わらす」の子たちの様子をそばで感じていたので、打ち解けるのは早そうです。

◆ぐんぐん組の姿

ぐんぐん組は2階に上がってきて、にこにこ組でのゾーン遊びが新鮮なようです。これまで以上にお互いの結びつきを強めながら、一緒に何かをやることの楽しい世界が広がっていくことでしょう。お昼寝も心地よく眠りに入り、心地よく目覚めることができていました。このような移行保育の最終盤の中で、子どもたちの成長がよくわかります。

 

4月の行事予定

2021/03/26

4月の行事予定表を、カテゴリー「行事」(パスワード必要)にアップしました。

3月26日 昼食

2021/03/26

鶏肉の照り焼き丼

しらすのうめあえ

豚汁

いちご

麦茶

4月以降の千代田区の新型コロナ対応について(通知)

2021/03/26

本日26日、千代田区より4月以降の新型コロナウイルス感染症に伴う対応について、通知が届きました。その内容の要点は次の通りです。

(1)感染予防策を徹底しながらの通常通りの保育

(2)登園を自粛する場合は、月単位での休園も可能、日割り計算で精算

*月単位で休んだ場合、その月数は退園条件の2か月に含めない

(3)育児休業は6月末まで延長可能

20210326 千代田区 新型コロナ感染症に伴う対応

 

すいすいさん、ありがとう

2021/03/25

年長のすいすいさんが大好きな年中のIYさんは、卒園するすいすい組の一人ひとりに「首飾り」をプレゼントしました。今朝の朝の会です。それは小学校2年生のお姉さんと一緒に作ってくれたもので、花柄の丸いメダル状の丸に10人の名前が書き込まれています。

プレゼントを作って伝えたかった気持ちは、どんなものなのでしょう。彼女のその思いを想像してみたいものです。楽しかったことや、嬉しかったことが甦ってきたのに違いありません。これも3〜5歳の子どもが一緒に生活してきたからこそ生じる感情です。年齢別の生活では起きないものです。伝えたくなる思いを形にすること。なんて素敵な表現なのでしょう。

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