
昨日6日(水)から、昼食のときの「当番活動」が始まりました。小学校の班活動と同じです。11人のすいすい組は、ちょうど馬場のぼるの絵本「11ぴきのねこ」シリーズのように、仲良くいろんなことができるようになりました。正式なクラス名は「なんでもしよう すいすいくみ」です。昼食の当番活動というのは、配膳のお手伝いです。ご存知のように、当園の配膳スタイルは、東京都から「偏食予防の理にかなっている、東京都に広めたい」と称揚され、都知事賞を受賞しているものです。
そのポイントは、自分で自分の食べられそうな量を「自己決定する」ということです。どれくらい食べたれそうかな?ということを自分で決めます。味がわからないときは「味見」もします。その上で、どれくらい食べられそうかを自分で決めるのです。ただ、全く食べないということも例外的に認められます。どうしても無理、ということもあるからです。
もう一つ大切にしているのは、ホテルなどのバイキングのように、好きなものを勝手になんでも取っていいというのではありません。かならず量を言って、他人によそってもらうのです。そこで「セミ・バイキング」と呼んでいます。そのとき、必ず「発言」があります。ふつう、ちょっと、いっぱい、などと自分の意思を伝えます。自分の考えを伝えること、口にしてみること。これが毎日必ず最低1回は、この場面で生じます。自分で考える、思い巡らすということが起きます。それを言葉で表現するという機会にもなります。やりとり、コミュニケーションが発生します。
これはにこにこ組、場合によっては、ぐんぐんでもやっています。先生を相手にしながら、自分の意見や思いをちゃんと伝えていくということです。このやり取りの中で、気持ちと言葉のつながりも体験していきます。
ささやかなことのように見えますが、これが自分に関係することに自分で影響を与えることができるという人権の基本形がここにあるのです。ささやかなことだからこそ、大切にさなければ、大きなことにコミットする力に育たないかもしれません。人権が保障されるというのは、本人の意向や意思や無意識の思いも含めたことがら(子どもの権利条約の意見という言葉は、もともと「view」です。意見と訳されていますが、本来は思いや意向です)が「自己発揮」できるということです。
そういう大切な機会を担うのが当番活動にもなっています。











