MENU CLOSE
TEL

2026年 9月

9月15日 昼食

2026/09/15

ごはん

カレイの付け焼き

里芋と大根の味噌汁

キウイフルーツ

朝顔の探究〜すいすいタイム(STEM編)〜

2026/09/14

【「種」と教えないところから始まる探究】

玄関に咲いていた朝顔を題材に、年長児の「すいすいタイム」が始まりました。

最初から「朝顔を観察しよう」とは言いませんでした。一枚の写真をスクリーンに映し、

「何が映っていると思う?」

と問いかけました。

すると、ある子が「とうもろこし」と答えました。

【写真1:最初に子どもたちへ提示した写真】

大人には朝顔に見える写真でも、その一部分を見ている子どもには、別のものに見えます。これは間違いではありません。その子が、これまでに出会ったものと目の前の像とを結びつけ、懸命に意味をつくろうとした言葉です。

写真を少しずつ見ていくと、子どもたちは朝顔だと気づきました。そこで、画面の中の朝顔から、玄関にある本物の朝顔へと移動しました。

【写真2:実際の朝顔を見に行く子どもたち】

花が咲いていた場所には、緑色の丸いものができていました。子どもたちは顔を近づけ、触れ、友達と一緒に見ています。

【写真3:花のあとを観察する姿】

 
【写真4:緑色の実の拡大】

このとき、子どもたちの口からは、まだ「種」という言葉は出ませんでした。

保育者が「これは種になるんだよ」と教えれば、活動は短時間で終わります。しかし、名前を教えないことで、

「これは何だろう」
「中には何があるのだろう」
「明日はどうなっているだろう」

という時間が始まります。

探究とは、正解を早く知ることではありません。変化に気づき、自分なりに考え、友達の考えと出会い、もう一度確かめたくなることです。

これから子どもたちは、花のあとにできた緑色の実が乾き、その中から種が現れるまでを追いかけます。

写真、動画、子どもの言葉を残していけば、この小さな朝顔の変化は、年長児と小学一年生をつなぐ「架け橋期」の実践記録にもなります。

一輪の花が終わったところから、子どもたちの探究が始まりました。

(クラスブログ「わらす」にも掲載しています)

9月14日昼食

2026/09/14

ごはん

鶏肉の胡麻味噌焼き

ひじきの煮物

小松菜の味噌汁

オレンジ

9月11日 昼食

2026/09/11

食パン

鶏肉にマーマレードやき

ニンジンのシンプルサラダ

大根と小松菜のスープ

バナナ

きのこって、おもしろい!―9月の味の探究―(まとめ:倉掛)

2026/09/10

9月9日、にこにこ組で、そら先生の「味の探究」を行いました。

今回の食材は、しいたけ、しめじ、まいたけ、なめこの4種類のきのこです。

目の前にきのこが登場すると、「あれはなんだ?」と興味津々の子どもたち。「しめじかな?」「しいたけ!」と、知っている名前を口にしながら、一つひとつ形や大きさの違いを見比べていました。

大きなまいたけを見て「おおきい!」と驚いたり、しいたけを手に取って、表と裏をじっくり眺めたりする姿もありました。なめこは、みんなで小さく分けてみます。触って、ちぎって、匂いを感じてみると、同じ「きのこ」でも、それぞれずいぶん違うことに気づきます。

「きのこ、苦手なの」と話していた子もいました。けれど、そら先生が調理を始めると、子どもたちはフライパンの前へ集まってきました。

「最初は、何を入れるんだっけ?」

前回まではなかなか出てこなかった「油」という言葉を、今回は子どもたちが覚えていました。さらに、油を入れて、きのこを炒め、最後に塩を入れるという順番も、材料を見せる前から答える姿がありました。毎月の経験が、子どもたちの中につながってきていることを感じます。

炒め始めると、フライパンから音が聞こえ、きのこの色や形も少しずつ変わっていきます。その様子を身を乗り出すように見つめ、出来上がるのを楽しみに待っていました。

いよいよ食べ比べです。

初めは少し迷っていた子も、友達が食べる姿を見たり、香りをかいだりしながら、自分で選んだきのこを口へ運んでみました。「まいたけがいちばんいい!」と、大きなまいたけを自分でしっかり噛んで食べ、おかわりをした子もいました。

「どう?」「おいしい?」

先生や友達と顔を見合わせながら味わう子どもたち。今回も、「食べなさい」と勧められたからではなく、見て、触れて、調理するところを一緒に見たことで、「ちょっと食べてみようかな」という気持ちが生まれたようです。

毎月の「味の探究」を重ねる中で、にこにこ組の子どもたちは、食材をよく見るようになり、調理の流れを覚え、自分で選んで味わうようになってきました。

「苦手」から、すぐに「大好き」にならなくても大丈夫。まずは食材に出会い、知り、自分から確かめてみること。その小さな一歩を、これからも大切にしていきたいと思います。

9月10日 昼食

2026/09/10

ルーローハン風

ほうれん草の中華ゴマスープ

はるさめサラダ

スイカ

「食べてみようかな」が生まれるまで―2歳児の味の探究―(東京すくわく)

2026/09/09

「きのこ、苦手なの」

9月9日(水)に行った、2歳児にこにこ組の「味の探究」は、そんな率直な言葉から始まりました。

今回、子どもたちの前に登場したのは、しいたけ、しめじ、まいたけ、なめこの4種類です。

大人にとってはよく知っているきのこですが、2歳の子どもにとって、「しいたけ」と「しめじ」は名前の響きも似ています。給食では小さく切られて出てくるため、元の姿と結びつけることも簡単ではありません。

だからこそ、丸ごとの食材と出会うことから始めます。

大きなしいたけを持って、かさの表と裏を眺める。まいたけの大きさに驚く。なめこを指先で分けてみる。同じ「きのこ」と呼ばれるものでも、形、硬さ、香り、手触りが違います。

子どもたちは、五感を通して「これは何だろう」と確かめていきました。

今回、もう一つ印象的だったのは、調理が始まる前のことです。午後の振り返りで先生が次のような話をします。

<そら先生が「最初は何を入れる?」と尋ねると、子どもたちから「油」という言葉が出てきました。以前は覚えていなかった言葉です。さらに、油を入れ、きのこを炒め、最後に塩を入れるという順番も分かっていました。>

毎月繰り返してきた経験が、子どもたちの中で少しずつつながり、次に起こることを予想できるようになってきたようです。

見通しを持つことは、主体的に活動に参加するための大切な土台です。前に経験したことを思い出し、「次はこうなる」と予想する。それが確かめられることで、また新しいことを知りたくなる。2歳児にも、こうした探究の循環が生まれていそうです。

フライパンできのこを炒め始めると、子どもたちは音や香りに誘われるように集まりました。色や形が変わっていく様子を、身を乗り出して見つめています。

そして、いよいよ食べ比べです。

初めに「きのこは苦手」と言っていた子も、少しずつ口に運んでみました。ある子は「まいたけがいちばんいい」と自分で選び、大きなまいたけを切ってもらわずにしっかり噛んで食べ、さらにおかわりをしました。

もちろん、全員がすべてのきのこを食べられるようになることが、この活動の目的ではありません。

大切なのは、自分の目で見て、手で触れ、変化する様子を感じ、自分で選び、「少し食べてみようかな」と思うことです。

食べることは、とても個人的な営みです。だからこそ、無理に食べさせるのではなく、子ども自身の好奇心が「食べてみたい」という意欲へ変わる過程を大切にしたいと思います。

「味の探究」を始めて3年目。毎月の経験を重ねてきた子どもたちは、ただ出されたものを食べるのではなく、食材そのものに関心を持ち、調理の過程を予想し、自分の感覚で選び、味わうようになってきました。

これは、好き嫌いが減ったということだけではありません。

食材と出会い、比べ、考え、予想し、自分で決めて確かめる――食べることを入り口にした、子どもたちの小さな探究です。

「苦手」だったものに、ほんの少し手を伸ばしてみる。

その一口の前には、これまで積み重ねてきたたくさんの経験と、「自分で確かめてみたい」という心の育ちがあるのです。

top