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2022年 4月

社会情動的スキル⑦ 情緒の安定性・開放性

2022/04/30

社会情動的スキルについてのミニ連載は、今日「昭和の日」の430日で、ちょうど1週間になります。いろんな言葉が出てきて、中には似たような意味のものもあって、ちゃんと考えようとすると、「どんな子どもの体験が、それを習得する体験になっていくんだろう?」とか「どんなことを大切にしていったらいいんだろう?」などと、この日記を読まれている方は、そんな感想をお持ちかもしれません。ちょうど1週間なので、この4月に報告されているブログの内容を使って、GW期間に、そこを説明したいと思います。社会情動的スキルから見た「4月の振り返り」です。

ちっち組

「抱っこやひざの上が好きなRちゃんは、仰向けで寝転ぶといつも泣いて怒っていたけれど、機嫌の良いときにちょっとずつ、寝転びながら大人が顔をのぞいて一緒に遊んだり、玩具に興味を向けてみたり・・・を繰り返すうち、ひとりでゴロンとして遊べることも増えてきました。」(4月24日)

さて、ここにどんな「社会情動的」側面があるか見てみましょう。

社会情動的というのは、「社会的」で、かつ「情動的」ということですから「人と人の間」「人間関係」が前提としてあります。その人的環境の中にあって、移ろいゆく、いろいろな「心の動き」「心もよう」のうち、情緒、感情、意欲、意志などがそれにあたります。これらを情意面ということもあります。

ちなみに「考える」という「思考」の方は知識とか判断とかの側面ですが、認知面というとわかりやすいでしょうか。どちらも一緒に心の中で動いていて、切り離すことはできません。一緒に働くものだからです。それでも、あえて焦点を当てたいのは前者の方です。

この文章の中には「好き」「泣いて怒って」「機嫌」「顔をのぞいて」「興味を向けて」といった言葉が出てきます。これらは全部、社会情動的な側面といえます。好悪の感情、気分の浮き沈み、興味や好奇心、そうした情動的な心の動きは、子どもに限らず大人の誰もが感じたり、表していたりするものに思えます。赤ちゃんが、ご機嫌にノリノリノの時や、ご機嫌がナナメなときがあるのは、人間なので当たり前です。

この感情の起伏の中で、好きな人ができて、その人に安心感を求めて心の拠り所を形成していくことになります。その人にくっついていたいという愛着欲求が満たされながら、そこを心の基地にして周りの世界への探索が広がり、行きつ戻りつしながら情緒が安定していきます。私たちはこれを「愛着関係の成立」と呼んでいます。これが人間的ふれあい、ヒューマン・コンタクトでした。このように、人と気持ちを通わせながら、不安な気持ちや、それを衝動的に補おうとする心の動きが、あるスキルや能力、特性を育んでいきます。

Rちゃんの場合、ここで注目したいのは「情緒の安定性」と「開放性」です。一般に情緒が安定するのは、子どものさまざまな欲求を適切に満たしていくことで達成されていくのですが、これはケア=養護の原理になっています。ここで描かれているRちゃんの場合、抱っこされていた状態から一人での遊び方を獲得していく過程が描かれています。

 

ここでいう「情緒の安定性」とは、人格特性の「ビッグファイブ」の一つをさしています。それは「否定的な感情体験やストレス要因に対処する能力であり、感情をコントロールする上で重要なもの」になります。赤ちゃんが求める生(なま)の欲求をただ満たすだけではなく、それを満たしながらも、周囲の目新しいものや面白そうなものへの好奇心や探索欲求に働きかけるような環境を用意しておくのです。

するとRちゃんは、「泣いて怒っていたけれど、機嫌の良いときにちょっとずつ、寝転びながら大人が顔をのぞいて一緒に遊んだり、玩具に興味を向けてみたり」という感情コントロールの体験になっていることがわかります。その時に大切なものが、これもビックファイブなのですが「開放性」です。「開放性」とは「新しい経験に好奇心を向けていく傾向のことで、美しいものへの感性や多様性への受容などとも関係する特性」です。

このように、ちょっとした、一見なんでもないように見える赤ちゃんの姿ですが、そこには人格の骨格となると言われている「5つの特性」を育む体験になっていることが見えてくるのです。このような体験を、毎日、刻々と積み重ねながら、小さいうちから大事な社会情動的スキルを身につけていっていることがわかります。

あそぼ〜

2022/04/30

れあちゃんとゆたかくん、隣同士で寝転がってみると…


『あそぼ〜あそぼ〜』と言っているみたいに、お互い興味津々です。ゆたかくんは、ゴロンゴロンと寝返りして、れあちゃんの近くへ。れあちゃんもぴーんと手を伸ばして、ゆたかくんに触ろうと頑張っています。

 


りょうくんは、うつ伏せでフライングポーズをして遊んでいました。風を送ると、両手を広げてこのポーズ!飛行機で飛んでいる気分⁉︎

『なんか楽しそうだな』と思ったのでしょうか、ぐんぐん組のかほちゃんもやってきて、横で一緒に横に寝そべってみます。

 



ちはるちゃんとすいちゃんは、音楽がなるおもちゃを一緒に触って、顔を見合わせながら、交互にパチパチと手をたたいていました。かわいい光景ですね。歌が大好きなふたりは、いつも音楽が聞こえてくると体を動かしたり手をたたいたりして、楽しんでいます♩


すいちゃんのお姉さんのかえでちゃんが遊びにきてくれる時も、よく一緒に遊んでいます!

社会情動的スキル⑥ デイリープログラム

2022/04/29

この図は、OECDが作ったものを私が表にまとめ直したものです。「認知的スキル」と「社会情動的スキル」が、それぞれどんな要素で成り立っているのか、3つずつの要素をさらに3つでまとめてあります。この左側の方が「社会情動的スキル」です。

これを見ると、社会情動的スキルは、「目標の達成」「他者との協働」「感情のコンロトール」からなり、その構成要素の中には、忍耐力とか思いやりとか自制心などが入っています。当園の保育目標「自分らしく 意欲的で 思いやりのある子ども」の内容を、この社会情動的なスキルの育成と関連づけながら、保育の計画を立てることが大切になります。

このスキルにはどんな特徴があるのか、OECDの調査結果から学びましょう。

ます「スキル」と言うからには、学習によって身につけることができます。保育園なので学習というのは「遊び」の中で、と思ってください。遊んでいる時、生活している時に身につけることができるものです。能力とか特性となると、子どもによって身につける程度が変わってくる割合が増えるのですが、スキルは学べば習得できるというものです。

次のこのスキルは、認知的スキルとバランスよく身につけることが大切なものです。上の表は右と左に別々の分けてありますが、二つはお互いに重なり合っている、つながって影響しあっていると考えてください。二つの枠の間に⇄の矢印があると思ってください。

そしてこのスキルは雪だるま式に「スキルがスキルを生む」と言われています。乳幼児期から身につけることができ、最初に取得した社会情動的スキルは、認知的スキルの習得に好影響を与えながら、さらなる社会情動的スキルを高めていくことに役立ちます。「認知的スキル」と「社会情動的スキル」のどちらが影響するかというと、社会情動的スキルの方が影響する効果が大きいことがわかっています。

さらにこのスキルには習得に臨界期があり、それぞれの要素に身につけやすい時期というものがあることもわかっています。したがって、親も先生もそのことをよく理解して家庭や保育園、学校でどう対応したらいいのかを学ぶことがとても大事だと言われています。

最後にこのスキルを身につける方法は、今行なっている方法を大幅に取り替えるようなことが必要なのではなく、少しの工夫によって達成できるような方法だということです。そして、身についているかどうかの評価も可能であり、その方法も決して難しくありません。OECDの研究では、通常私たち保育者がとっている記録で評価ができるようなものです。

 

クロアゲハを発見

2022/04/29

久しぶりの和泉公園へ!

普段は選択制のことが多いのですが、昨日は全員で行き、朝の会も和泉公園でしました。

遊んでいると・・・クロアゲハを発見!

次々に集まってくる子どもたち。

小林先生が手を広げると、ちょこんと手にとまり、触ってみたり近くで観察したりしていました🦋

ちょうちょを追いかけ、原っぱを走り回る子どもたち。

ポケット図鑑を広げてみると、春の生き物がのっている中に、クロアゲハを見つけたひまりちゃん。

図鑑にのっている生き物を探したり、植物を見つけ、たくさん【春】を感じていました🍃

今後も、お散歩をする中で、様々な動植物に触れ、たくさん季節を感じていきたいな〜と思いました!

 

〜おまけ〜

れん君が配膳の際、スープをこぼしてしまったことに気がつくと・・・すぐにピンク雑巾(机を拭くもの)とアオ雑巾(床を拭くもの)を取りに行き、拭き始めるながせ君。

いつもれん君の側にいて、気にかけているながせ君。とても頼もしいです!

2人の関係性にいつもほっこりしています😌

 

社会情動的スキル⑤ 朝のゾーン決め

2022/04/28

園だより5月号「巻頭言」より

年長のKHさんが朝のゾーン決めの司会をしています。「どのゾーンがいいですか?」 すると「はい!」「はい!」と手があがります。手が真上にピーンと伸びています。その手は「ねえ、ボクをあてて!」と主張しています。かわいいですね。

司会「〇〇ちゃん」

子ども「運動ゾーン」

司会「なんのゾーンがいいですか?」

子ども「パズルゾーン」・・・

こんな集団の中で会話を繰り返して、朝8時30分からの3階の生活が始まります・・

 

こんなやりとりを毎日、いろんな場面で繰り広げているわけですが、ここには「目標の達成」「他者との協働」「感情のコントロール」と言う、社会情動的スキルを育てるという大切な保育テーマが盛り込まれています。どこで遊びたいか、それぞれの目標を達成するために「他者との対話」を通じて、全体を通じて「協力すること」が求められます。その中で「最初にやるより2番目にやろう」とか、「先にこっちで遊んで、それまで待とう」とか、「今度はこっちにしよう」という「実行機能」が使われていることがわかります。

また、一方で今週から、すいすいを主に相手にした「園長タイム」が、朝の運動や午後の絵本の読み聞かせなどで、割り込ませてもらっています。30分から1時間ほどの関わりですが、その間に、子どもの特性を理解したり、興味や関心を把握したりしています。そこから見えてくるものは、これからの生活の道標になっていくのですが、短い時間ながら面白い発見がいっぱいです。

絵本を読んであげていると、単語の理解度や集中できる時間の長さ、面白いと思うポイントの違い、その子独自の反応の違いなどがあって、頭の中で何を想像しているのかが感じ取られて楽しいのです。今週は「エルマーの冒険」を読み始めましたが、やっとみかん島のクランベリ港に無事に到着しました。枝つきとうもろこしの袋と勘違いされて見つからずに済んだ件(くだり)は、その面白さがわかったかどうか、微妙な理解度だったあたりも、「どうかなあ、通じるかなあ」と思いながら読んでいます。ああ、そう言うことか、と後で微笑んでいる子もいて、いい時間だなあと感じるのです。

園だより5月号をホームページに掲載

2022/04/28

園だより5月号を本日、発行しました。ホームページの「園だより」(パスワード必要)をご覧ください。

なお園だよりは、今年度4月から紙媒体はありませんのでご了承ください。

園だより5月号

2022/04/28

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4月28日 昼食

2022/04/28

ご飯

鮭の幽庵焼き

春キャベツのごま合え

かぶの味噌汁

麦茶

【ちっち組】クラスだより5月号

2022/04/28


早いもので新生活もあっという間に一ヶ月が経ちました。少しずつ新しい環境にも慣れ、子どもたちの笑顔もたくさん見られるようになりました!また、お手伝いに来てくれるわいらんすいのお兄さんお姉さんの存在も大きい様で、遊びに来てくれた際にはほっこりとした時間を過ごしています♪色々な人たちの中ですくすく育っている子どもたち。少しずつ、少しずつ世界を広げながら保育園生活を楽しんでいます。
さて、5月は外気浴が心地よい季節です。戸外で過ごす時間を少しずつ増やしながら、季節や自然に触れていきたいと思います。

【おしらせ・おねがい】
●爪切り、爪のヤスリがけについて
赤ちゃんの肌はとても柔らかいので、爪が当たるだけでも傷がつきやすくなります。爪が伸びていると、お子さん自身やお友だちのことを傷つけてしまう場合があるので、定期的に確認して爪を切るよう、また角が尖らないようにヤスリがけをして頂くよう、宜しくお願い致します。
●衣服について
持ち物には全て記名をお願い致します。気温も高くなり暖かい日が続いています。薄手の洋服【肌着(半袖またはノースリーブ)+半袖Tシャツ+薄手のズボン】も合わせてご用意頂く様お願い致します。裏起毛のものや、セーター類はお持ち帰り下さい。

【今月のお誕生日】
すいちゃん わいらんすい組に頼れるお姉さんがいて、時々お手伝いにもきてくれます♪みんなと一緒に素敵な思い出をいっぱい作ろうね!!

【新しいおともだち】
5月から、ちっちぐみに新しいおともだちが増えます!男の子でお名前は“かわて しおんくん”です。これからちっち組のみんなとたくさん遊んで、楽しい体験をい~っぱいしていきたいと思います♪宜しくお願いします♪

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