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TEL

2021年 1月

1月5日 昼食

2021/01/05

ご飯

カレー肉じゃが

スティックきゅうり

わかめの味噌汁

みかん

麦茶

保育初め〜書初め

2021/01/04

年長さんに比較的欠席が多かったものの、ほとんどの子どもたちが戻ってきました。正月で楽しかったことを子どもに聞くと、自粛していた家庭が多かったことがよくわかりました。帰省や旅行の話はなくて家で過ごしたり、近所の公園で遊んだりした話が多かったような気がします。朝の会議を終えた頃、年長さんの二人が「園長先生、クライミング開けて!」と職員室へやってきました。いつもの光景です。この時、私にとって新しい年になっても、これまでと変わらない「保育園の生活に帰ってきた!」という実感が湧いた瞬間でした。

保育初めらしく、新しい年の初めにふさわしい歌がいいなと思い、幼児の朝のお集まりでは、お楽しみ会で歌った「世界がひとつになるために」を子どもたちと一緒に歌いました。今日は外遊びはせず、屋上で体を動かしたりしたのですが、午睡の時間に、布川先生による「書初め」を年長さん4人と楽しみました。書いた文字は干支にちなんで「うし」というひらがなの二文字。お手本を見て練習したり、お手本を見ないで書いたりしました。近く展示します。

 

今日は最初に、布川先生による「あけましておめでとう」を大きく書いてもらうと、その流れるような勢いのあるバランスのいい文字に、子どもたちも息を呑んで見入っていました。

その素晴らしさが伝わったことでしょう。玄関に飾りましたのでご覧ください。新しい気持ちで始まった保育初日。何事も新鮮な気持ちで取り組むと生き生きしてくるから不思議ですね。

1月4日 昼食

2021/01/04

ご飯

ふだのネギ塩焼き

カボチャの甘煮

ほうれん草の味噌汁

麦茶

改めて感染対策にご協力ください

2021/01/03

東京都の新型コロナ感染者が止まる兆しが見えません。今日3日(日)の感染者数は日曜日としては過去最高の816人で、そのうち感染経路不明者が557人で70%にもなります。

https://stopcovid19.metro.tokyo.lg.jp

報道によると、そのうち家庭内感染が多数を占めるそうですから、40以上の家庭が集まる当保育園は感染リスクの高い場所になります。そこで、園内クラスター発生を防止するために、これまでの感染防止策の徹底を図ることにしますので、ご家庭でも次の点をご協力ください。

(1)子どもの朝の体温や体調などを記入は連絡帳などで必ず行ってください。幼児は健康カードの提出を忘れないようにお願いします。1月分をお持ちになっていない方は、3階のわらす入り口に置いておきますのでお持ちください。また子どもが何かの薬を飲んだりしている時も、これまで通りお伝えください。

(2)ご家庭で体調のすぐれない方がいたら教えてください。送迎はできるだけ健康な保護者が行ってください。ご家庭で体調不良な方がいる時は、可能な方は在宅勤務などに切り替えるなどによって家庭保育や短時間の保育にご協力ください。

(3)新型コロナは症状がなくても感染することがわかっていますので、できるだけ普段一緒に生活している方以外との接触を避けたり、三密回避や換気などを心がけたりするようにしてください。

以上の内容は「園のニュース」でも配信します。

労わり合いの気持ちで

2021/01/02

今日2日(土)の夕刻、一都三県の知事が政府に緊急事態宣言の発出を要請することになりました。それだけ身近な方が病気になられたり、苦しい思いをされていることを思うと胸がいみます。こんな時こそ、労りあって生活しましょう。こんな時こそ、私たちが培ってきた友愛の精神を呼び戻しましょう。支え合って生活することが本来の暮らしであることを思い出しましょう。保護者の皆さんの中で体調の悪い方がいらっしゃたら、ご本人への気遣いを優先させましょう。他の方に感染させてしまっていないか、うまく三密を避けたりできていなかったかもしれないといったことを考えざるを得ませんが、あくまでもご本人やご家族の安寧の確保が第一です。そもそも、そのために予防を心がけてきたのですから。ここに人の心理的転倒が起きやすい罠がありますね。

そうは言っても、確かに真っ先に<保育=預け先があるか?>になるのが現代の子育てかもしれません。そこが気になるのもわかります。報道によると、もし政府が緊急事態宣言を発出したときに、保育の制限まで踏み込むことになるのかわかりません。千代田区の場合は学校がどうなるか、幼稚園がどうなるかに準ずることになるのだろうと予想しています。4日以降にならないとまだわかりませんので目が離せなくなりました。

 

元旦に考えるこれからの保育の価値

2021/01/01

2021年元旦。21世紀も5分の1が終わり、新しい10年が始まりました。昨日の大晦日に全国で4515人、東京で1337人の新規感染者を記録した新型コロナウイルス第三波の真っ只中で迎えることになった新年初日は、家で静かにスタートです。年末に済ませた幸先詣というのも、初めての体験です。大晦日と元旦の時間の違いから感じた違和感がありました。それは無事に一年が終えられることへの感謝の参拝と、年が明けておめでたいという気分で行う参拝との違いです。でも神と対話する窓口とチャンスはどちらでも同じでした、少なくとも私には。多分自然のあらゆるところに神を感じる汎神論の日本人にとって、多くの人がどちらも受け入れるのではないでしょうか。

これを機に、働き方も休暇の取り方も分散化したらどうでしょう。大打撃の旅行業界のためにも、GWだとかCWだとか繁忙期と閑散期が周期的にやってくる旅行のシーズン化はやめにして、移動の平準化を、経団連かどこかが旗を振ったらどうなんでしょうか。マイクロツーリズムのアイデアもうまく機能しなかったのももったいないことでした。都道府県のガバナンス力を今よりも遥かに向上させないとうまくいかないこともわかりました。

新型コロナの問題は、回答のない試験問題だと考えると、同じ問いを世界中に問いかけていることになります。これは学校が育成する「学力」が最も苦手な問題です。この試験問題は、制限時間がありません。ただし時間がかかると生存が脅かされます。カンニングも話し合いも投資も全てOKなのですが、こうした課題を解決できるかどうか。それは私たちのこれまでの「生きる力」や「教育の成果」や「知性全般」が試されています。学問や科学や哲学や政治の本当の力が問われています。

昨年は「不要不急の用」とは何かをよく考えました。ほとんどのことが不要不急かもしれないと思えました。同じように感じている人が増えたのでしょう、市場や資本主義を問い直す議論も増えました。これはいいことです。人類の持続可能性と気候問題の視点から、資本主義と経済成長を問い直す生き方の模索も若い人たちの間で始まっています。そういう意味では、エッセンシャルワークである保育は、市場サービスという交換価値にしてしまってはいけないのです。保育は必要だからあるという使用価値そのものだということを明確にし、その理解を行政担当者を含めて関係者が共有することが大切なのでしょう。

保育とは、子どもたちに正統な文化的実践を見せていくこと、その体験ができるようにしてあげること、そういう実践に興味や関心を持てるような環境や生活を用意することです。それらとの出会いの架け橋役が保育者です。ですから私たち保育者は、何が望ましい生活なのかという価値判断の専門家である必要もあります。そのために未来にふさわしいものを探し出し、実践したいと思います。

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