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2023年 9月

1歳4カ月の「意見表明」viewsとfeelings

2023/09/22

赤ちゃんの気持ちがよくわからないことがあります。今日もある子が私を見つけて「ペコリ」と可愛く挨拶して、トコトコと私の方へやってきました。0歳児クラスの1歳4カ月になる男の子です。あっち、というように指をさして、色々と教えてくれるのですが、時々、「え、それどういうこと?」「あっち?あ、そうじゃなくて、こっちか。ん?・・そうじゃないのね。まあ、いいか。よくわかんかなったけど」という感じで、その子の意向、きっとこういうことかなあ、ということに、ついていってあげるようにしているのです。

今日は玄関のところまで何度か歩いていって、外の景色を眺めては、指差して、何か言っています。その度に、私は「ブッブー、自動車だね、ぶ〜んって、早いねえ」などと返してあげるのですが、どうもそういう特定のことじゃなくて、何かしら「あっちの方らしい何か」のようなことを伝えたがっているようにも受け取れます。「ほら、あったじゃない、あれのことだよ」という感じ。外に連れてって!の時は、抱っこ!とせがんで、抱っこされたら「あっち」と外を指差してくれていたので、わかりやすいのですが、今日のはそうではありません。別に外へ連れてって、とかではないようです。

赤ちゃんのこういう感覚というか、頭の中に思い描いているview(ヴュー)、景色や風景のようなものを、身近な人とわかち合いたいというのも立派な意見表明なんでしょうね。それを受け止めて繰り返しているうちに、私にも彼にも、そして関わり方にも、何か心地よい方法が見つかっていくかもしれません。このように、はっきりしないことが、保育に時々起きるのですが、ああかなあ、こうかなあと、子どもたちとやりとりしていることは、それもコミュニケーションとして楽しんでいくようにしています。

子どもなりに、私やその場所に出会うことで、何かを思いついて、それをなんとなくやりたくなった、という感じの指差しなのかもしれません。何か思いついた!瞬間のようにも見えます。それをどうやったら実現できるのかは、まだわからないけど、思わず周りにそのfeeling(フィーリング)を表明してみる。面白くなりそうな予感を感じている感じ。そして周りがそれに反応してくれるから、本人もその気になっていくけど、また別のイメージが喚起されて他のことに置き換わっていってしまう時もあるみたい。うつろいゆく「あれこれ」の中から、また、「そうそう、そうだった!」と思い出しては伝えたくなる好きなものが、少しはっきりしてきて、それを自分に引き寄せようとしていく。それがそのうち「ねえ、見てよ」だったり「あれ、あれ」だったりしていくのかもしれません。

令和5年度 睡眠講座「赤ちゃんねんね」下半期

2023/09/22

令和5年度の睡眠講座

下半期の日程が少し変更になっています。

11月はいずれも土曜日になりました。

いずれも午前10時から11時までの1時間。無料

全てリモート(ZOOM)で参加できます。

参加されたい方は、以下までメールをください。

招待メールを送ります。

c.seiga@chiyodaseiga.ed.jp

1 5月12日
2 5月26日
3 6月9日
4 6月23日
5 7月21日
6 8月22日
7 9月15日
8 9月30日
9 10月10日
10 10月27日
11 11月11日
12 11月18日
13 12月12日
14 1月12日
15 1月23日
16 2月9日
17 2月20日
18 3月8日

9月22日昼食

2023/09/22

ごはん

ぶたの醤油麹焼き

ブロッコリーとにんじんのおかか和え🥦

かぼちゃの味噌汁🎃

麦茶

オムニバスドラマのワンシーンからの想像

2023/09/21

保育の1日を振り返ることは、子どもたち一人ひとりのその時の姿や表情を思い出すことになるのですが、その振り返りは、まるで終わりのない連続ドラマを毎日、一話ごとに短い「ダイジェスト版」を作っているように感じる時があります。しかも、その今日のダイジェストは保育者によって異なっていて、クローズアップされるエピソードも、保育者が出会ったものから選ばれるで、内容は違ってきます。

それぞれが主人公のオムニバスドラマになっているはずの生活全体について、実は全てを把握している人など存在しません。それでも物語の「あらすじ」は、当たらずとも遠からず、だいたい成立しているように感じるのも、面白いものです。そこはさすが担任、いつも一緒に生活している彼ら彼女らが残す毎日の日誌やドキュメンテーションを読み解きあっていく中で、それぞれの子どもの成長の物語が見えてくるのです。

例えば、3歳の担任が先週、模造紙に写真を拡大して廊下に掲示していました。それには小さなダンゴムシが写っているのですが、その大きさがクイズになっている保護者向けの掲示でした。

答えの写真には十円玉が添えられていて、いかにそのダンゴムシが小さいか?が、その掲示で伝えたかったことのようです。

そこまで驚く担任の心理が最初、私は正直言ってピンと来なかったのですが、そんな小さなダンゴムシを公園で見つけてしまうことに、先生は感激したのだそうです。そこを私たちが共感できるかどうかも、それまでの子どもの変化を具にそばで見届けてきたから気づく子どもの姿なのでしょう。

あるいはこんなこともあります。3歳の子どもたちが仲良く集まって絵本を見ているのですが、実はお友達がやっているお絵描きをそばで待っている光景だったのです。そこに新しい仲間意識の誕生を感じ、一連の写真入りコメントが数日間並んでいます。とびとびに拾い上げられていた同様の姿を並べてみて、なるほどと気づく協同性の動向です。

あるいは、数日前に数人が製作遊びに没頭しているな、と思っていたら、明日22日に「こども縁日」を開くそうで、そのために密かに準備に勤しんでいた子どもたちだったことを今日、記録を読んで知りました。

屋上に置いていたみかんの木に、また八匹のアゲハの幼虫がいたのですが、年中のMくんが「どうして鳥のフンみたいなの?」というので、「鳥もフンだと思ったら、食べようと思わないでしょ。食べられないように、こんななんだって」と説明したのですが、<そっか、といいこと聞いた>というような顔をしてくれたので、ホッとしました。それがこれから、またあの青虫になるなると思うと、私も説明しておきながら不思議なもんだなあ、と思います。

その奥には、ベランダに設けた砂場があります。夏は暑すぎて遊べなかったので、また砂を入れて遊べるようにしていくのですが、ザルを持ち出して遊びたいような様子だったので、バケツに入っていた水槽用の砂利砂で少しだけ遊びました。

スコップで救い出して容器に入れたり、手で掴んでアイスを作り始めたり、小一時間遊びましたが、そにいたメンバーの意味については、その前後にまた別の物語があったりすることを、これまた後で私は教えてもらうことになるのです。

 

9月21日昼食

2023/09/21

ごはん

のりからあげ

インゲンのソテー

キノコの味噌汁🍄

バナナ🍌

麦茶

子どもの人権と尊厳への保育者の感覚

2023/09/20

「今日は・・・などに限らず、探索に行ってみたい場所やお昼のタイミング・・・など、それぞれの子が自分自身で生活を作っているような雰囲気が感じられる一日だった。その姿の読み取りや、やりとりを、丁寧にたっぷりしていく中で、子どもたちも安心して、自分の生活を作っていくことができていると思うので、大人自身も気持ちに余裕を持って、ゆったりと過ごしていきたい。」

私はこの担任の保育の振り返りの記録のなかに、とても大切な人権感覚を感じます。大人が気持ちに余裕をもって、ゆったりと過ごすことで、「子どもの姿の読み取りや、やりとりを、丁寧にたっぷりしていく」ことができ、それが子どもの主体的な活動を生み出していくことにつながるというのです。

保育界は昨年秋からこの1年ほど、子どもの権利や子どもの尊厳というものを、根底から見直すということが続いているように感じます。きっかけは、昨年秋からのマスコミを賑わせた「不適切保育」への対応と、この春から「こども基本法」の施行に伴う議論が増えたことです。保護者のみなさんにとって、保育の実際としては、表立って目出つ変化は感じないかもしれませんが、私にとっては、かなり勇気づけられていることや、さらにもっと深めたいと思うことがあります。

ここで紹介した担任の振り返りもその一つです。勇気づけられることであり、もっと深めていきたいことです。

昨日19日は、は朝から区内の保育園からの見学を受け、午後からは保育者養成大学の先生がいらっしゃいました。目の前でおきている子どもたちの姿を読み取りながら、目指すべき保育のあり方を語り合うことになりました。それは子どもと環境の関係であり、子どもと保育者の関係だったりするのですが、そこで「起きていること」をどう理解するのか、そこには見る方の人権感覚が反映され、その子どもの尊厳を感じ取るかどうかによって、そこに大きな差異が生まれるように感じたのでした。

これはななかな、うまく説明できにくいもので、どう表現したらいいものか。抽象的な言い方になってしまうのですが、その違いは、保育者が「子どもがどのように変化していくのか」を見極めていこうとする「まなざし」の違いとして表れているとはいえそうです。その姿とは、環境との関係のなかで「引き起こされている」と表現したい事態なのですが、それがそうなるようにするには、担任の冒頭のような表現のなかに見出されると思うのです。

 

 

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