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2020年 6月

モンシロチョウを追って・・

2020/06/26

木場公園に出かけてみると、子どもたちがまず立ち止まったのは、目的地として想定したた芝生広場ではなく、そこへ着くまえの、駐車場と道路の間にある大きな樹木並木の根元でした。駐車場のアスファルトから黒土の地面へ足を踏み入れると、7人のらんらんさんは、どの子も枝や葉っぱを拾い始めたり、ワラジムシやダンゴムシを見つけたり、何の実だかよくわからない丸いものやら、根っこに土が絡まったモジャモジャした塊などに「何かあった」「みて、これすごいよ」と子どもたちが群がります。この姿に、子どもたちの「いま」をみる気がしました。バスの中で「今日何したい?」という小林先生の質問に「ダンゴムシ探し!」「蝶々をとりたい」と答える子どもたちだったのですが「ナルホド、もう、ここでそれが始まるんだ!」と妙に感心しました。

芝生広場に着くと、子どもたちをずっと惹きつけ続けたのは、やっぱり「蝶」でした。モンシロチョウの仲間のチョウが、ひらひらと芝生の中を蜜を探してとんでいるのを見つけると、走り出す子どもたち。それがずいぶんと遠くまで、飽くなき追跡が始まるのです。T君やK君が追いかけ始める後を私がついていくと、緑の帽子を網ががわりにして、葉の上の止まった蝶に帽子をかぶせて生け捕りにしようとします。が、そう簡単に捕まらないのが蝶の舞です。その蝶との鬼ごっこはかれこれ40分以上は続いたでしょうか。どうしても自分でとるんだという執念に近い情熱を感じます。この気持ち、わかりますか? 私も少年時代に確かにあったな、という感覚を思い出しながら、虫を捕ることにひたすら没頭した子どもたちのこの時間は、他では代替できない時間であることは間違いありません。

虫に興味のない方のために、日本で代表的な虫好き3人男(養老孟司・池田清彦・奥本大三郎)の鼎談を『虫捕る子だけが生き残る』(小学館101新書)からご紹介しておきましょう。

池田 「自分でいろいろ工夫して、我慢して、やっとの思いで捕れたときの喜びって、何物にも代えがたいですよね」

奥本 「標本を買っても嬉しいんだけどね」

池田 「欲しいものが手に入ったという意味では嬉しいですけど、自分で捕ったらやっぱり喜びもひとしおで」

奥本 「それは比べものにならないね」

養老 「そいういう喜びを、今の子どもたちにも味わってもらいたいということです」

この本の「まえがき」で池田氏は「虫捕りには、創造性、忍耐力、反骨精神などを養う、すべての要素が詰まっている。もし、あなたが、あなたのお子さんの人生を楽しく、有意義なものにしたいと願っているのなら、是非「昆虫採集」と「昆虫収集」を薦めたらよいと思う。(あなたではもう遅い)。金持ちになるかどうはか保証の限りではないが、幸せになることだけは約束しようではないか」と述べています。

虫が捕れた子も、捕れなかった子も、それぞれに喜びや悔しさを味わった1日でした。

新規入園園児の育児休業延長は9月末まで

2020/06/26

 

6月25日(木)夕方、千代田区より以下の案内が届きましたのでお知らせします。内容は3点あります。5月22日付通知で、6月以降の保育について、登園自粛の協力依頼がありましたが、このお知らせは、7月以降の見通しについてです。

20200626育児休業の延長は9月末まで

(1)4月5月に入園された方で、休園等の影響で育児休業期間を延長された方は、復職時期の延長期間が9月末までになりました。

(2)求職活動で入園された方は、3か月の求職活動期間がありますが、休園等でその活動ができなかったので、その期間を6月、7月、8月の3か月とします。ただし、社会情勢によっては期間が延びることもあります。

(3)引き続き登園自粛をされる場合も9月末までになります。

 

 

あれから1か月経って・・

2020/06/25

◆歯科検診がありました

今日は歯科検診がありました。その結果をお渡ししまたので、治療が必要な歯や要観察の歯があります。大事な歯です、しっかり守ってあげてください。

◆バス遠足のお知らせ

幼児クラスで始まった「バス遠足」の保育方針について、今の子どもたちの様子を踏まえた「ねらい 」を担任がお知らせしました。ホームページの「お知らせ」をご覧ください。

◆7月1日から絵本の貸し出しを始めます

園からのニュースをご覧ください

◆水遊びの準備

昨日24日(水)に屋上に目隠しのための葦簀(よしず)を張り、来月7月からの水遊びの準備を整えています。大型のパラソルも設置しました。梅雨といっても晴れると30度を超える真夏日になるし、雨が降れば九州北部のように豪雨や河川氾濫の危険性があるしと、自然の動向には全く気が許せません。

◆あれから1か月

緊急事態宣言が解除されて今日25日(木)で1か月が経ちましたが、予想されたとはいえ、東京の新型コロナ感染者は多分、このままでいくと100人まではあっという間に増えていくでしょうから、その時になって、また慌てる姿が目に浮かびます。多くの人が思っているのが「50人ぐらいで納めているんじゃないか」という濃厚接触者の判断の仕方です。

◆一人ひとりの自覚に委ねられて

このように、一人ひとりの「自覚で防ぐ」しかないという道を歩み始めた日本ですが、本当に3月はそれができなかったけど、学習効果で6月ならできる、できてほしい、そんな見通し(願い)なのでしょう。はやり祈らずにはいられません。新型コロナの威力が弱くなっていることを、です。つまり感染者の数は増えていっても、症状がないか軽症で終わるという人ばかり、という結果であって欲しいものです。せめて重症化率を出してもらいたいものです。

◆とにかく感染源を持ち込まないために

大事なのは、はやり感染源を家庭内や保育園内に「持ち込まない」ということです。大人は、しつこいぐらいに外の社会で3密を避ける行動を断固として続け、手洗いと消毒を続けましょう。

 

学習は自然に生まれてくる

2020/06/25

「保育園で文字や数字の勉強はしますか?」という質問を保育園見学の際に耳にします。 私たちは「勉強ではなく、自然と学ぶことを大切にしています」と答えます。

23日(火)朝登園するとすいすい組のかずと君が「ひろもち君とかなめ君が来るよ」と教えてくれました。そこで、「何人下りてくるのかな?」と聞き返すと「2人」。 次に他のすいすい組の子に同じように質問をすると「3人」「4人」と答えてくれました。 試しにらんらん組の子が「もうすぐ、ひかりちゃんとそうすけくんと・・・」と教えてくれたので質問をすると「・・・?」とのこと。  この関わりは「算数ですね」しかも文章問題をしています。「問1、3階にA君とB君とCさんがいます。何人の子どもが1階に下りてくるでしょうか?」といった「数」「文章の読解力」(国語)が関わりから学んでいます。 計算という学びとの出会いですね。すいすい組の年齢になってくるとこのようなことにも答えられたり興味を深めるようです。(発達の違い)
また、その後部屋ではクッションに書いてある英語を「これなんて読むの?」という質問から文字の話になり「英語の O を探そうゲームが始まりました。」

探し始めると意外にたくさんあって「こんなところに O が隠れているよ。」とありとあらゆるところから見つけてきてくれました。

 

この遊びの発展で新聞から「の」を選ぶなどの活動をしているすいすい組の子ども達です。

就学に向けて「学びという事を自然と生活の中に取り入れていますね」すいすい組の集まりで「ひらがなの絵本」を使った活動を古野先生がしていましたが、これがそれを生んだのかは定かではありませんが、その環境は何かを与えていたことは確かなように思います。また、すいすい組の子ども達の姿そのものがわいらん組にとってもかけがえのないものでしょう。

そして、繰り返しですが「自ら」学んでいますね。これがとても大切です。やらされることがどれほど苦痛なことなのかは私たち大人が一番よくわかっているように思います。やりたいきっかけ作り!!!このマニュアルは存在しないでしょう。なぜなら「君」はかけがえのない一人の人間だからです。だからこそ、一緒に子育てを考えて社会を作っていきたいですね。 今行っている個人面談もその一つです。

7月1日ちよだせいが文庫OPEN!

2020/06/25

 

絵本を貸し出す「ちよだせいが文庫」が7月1日からスタートします!

20200625絵本の貸し出し開始

場所:2階のダイニングホールの一角です。

利用時間:午後4時15分から。

お迎えの際に親子で絵本を読んだり、借りて帰ったりできます。

借りられる絵本:1回で2冊までで1週間

*新型コロナウイルスなどの感染症対策のために、帰ってきた絵本は72時間お貸しできません。

 

6月25日 昼食

2020/06/25

ご飯

鶏の唐揚げ

じゃこの梅和え

かまぼこのすまし汁

スイカ

メロン

麦茶

 

今年度で2回目になるバス遠足

2020/06/24

今年度で2回目になるすいすい組のバス遠足は、私は今回も留守番でしたが、その間、3階の運動スペースでずっとメリーゴーランド遊びをやってました。わいわいグループ9人が40分、らんらん組8人が40分ずつ、緑の丸い円盤状の遊具に2人から4人が乗って、その揺れる感覚を愉しみました。

この「感覚を愉しむ」というのは、実は結構、深い話なんです。ちょっと感じてほしいのですが「愉しむ」と「楽しむ」の違いをリアルに感じることができますか? 「愉しむ」には「味わう」という言い方がしっくりとくる愉快な感覚があります。例えば、わかりやすいかどうかはわかりませんが、ワインを愉しむ、葉巻の香りを愉しむ、コーヒーを愉しむという言い方がありますよね。これと同じ意味合いで、子どもたちは、全身の感覚を全開にして身体の眩暈(めまい)を愉しんでいたのです。

遊びを探求した哲学者ほ何人もいますが、眩暈を遊びの重要な要素だと指摘した人に、ロジェ・カイヨワがいます。彼は遊びの要素には、模倣と偶然と競争と眩暈があると分析しました。保育学のなかで、ホイジンガと並んで必ず学ぶ理論です。この眩暈を味わうと、結果として「酔い」ます。しかし、人間はこれを望む強い欲求を持っています。その証拠は、遊園地やディズニーランドのアトラクションです。これらは、まさしく「眩暈」を味わうための仕掛けです。今日の遊びの名前が「メリーゴーランド」や「コーヒーカップ」という名前になったのも、そうした消息を嗅ぎ分けていたからなのでしょう。

子どもが、なんどもやりたがることには、発達の意味があるのです。何かを身につけているプロセスなんだろうと思えます。眩暈の体験で子どもには何が育つのでしょうか。もしかすると、この問いかけが、間違っているのかもしれません。つまり、眩暈を感じことが何かのための手段ではなく、ヒトが初期設定されている欲求を満たしているのかもしれますせん。その説明に説得力をもたらすエビデンスは、おそらく進化論でしょう。模倣と偶然と競争と眩暈を必要とした700万年にわたる人類進化の過程があったからでしょうから。

笑顔の連鎖

2020/06/24

そうたくんは、入園してまもない頃からお友だちの存在がとても気になる様子です。お友だちに興味をもち、側に行ってにっこり笑いかけることがたくさんあります。(これは4月の様子。りょうちゃんににっこり😊)

そうたくんの微笑みをたくさん受けて、りょうちゃんもにっこり笑顔に。

そして、まだ慣れ保育中で心細いあやかちゃんにむけて、今度はりょうちゃんがにっこり笑いかけていました😊

まるで、「大丈夫だよ」と言ってくれているようでした。

ゆいとくんもお友だちのことが気になる様子で、色々なお友だちに笑顔でかかわる姿がたくさんあります。ぐんぐん組のゆずちゃんと見つめ合い、手を伸ばして何かを伝えているようです!

りょうちゃんとカーテンの中で見つめ合ってにっこり😊

 

笑いかけられると思わず笑顔になりますね。お友だちが楽しそうだとなんだか楽しい気持ちになってきます。これからも保育園生活の中で、たくさんのお友だちと一緒に過ごしていきながら、心が通い合う経験をたくさんしてほしいと思います!

 

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