ビスケット
牛乳
2024/04/15
ビスケット
牛乳
2024/04/15
ごはん
鶏肉のてり焼き
ほうれん草とコーンのソテー
だいこんのみそ汁
オレンジ
2024/04/13
「園長の日記」では、年度の初めなど新入園児の方が入っていらっしゃるので、「そもそもの話」をすることが多くなります。例えば、なぜ子どもの直接的な体験が大切なのかとか、どうして遊びを大切にするのか、あるいは当園の保育目標に関連してなどです。そういう基本に立ち返って保育を振り返ると、私自身も改めて気づくことが出てきます。
この二日ほど幼児の「剣づくり」をクラスブログから紹介しましたが、そこに当園の保育として意識的に大切にしていることがあります。なぜ剣を作りたい!になったのかはわかりませんが、(今度Yちゃんに聞いてみますが。聞いて分かるとも限りませんが)作った後でやる経験が、何か一緒にやる遊びの一つのツールとして使われていくのか、とか、一人で黙々と作ることも大事なのですが、それ(剣)を一緒に作り上げたり、作り方を教えたり教えてもらったりすることも大切にしています。子ども同士の関わりです。
そこまでの一連の活動の流れの中で大切にしていることをいくつか取り出してみましょう。まずは、子どもがやりたいことを決めて選ぶことができることです。その時間、その場所で何をするかを自己決定するということです。今日はその、そもそものところをお伝えしておきます。
生活のある時間と場所で、何かをすることになっているとします。起きる時間、朝食の時間、登園する時間などを思うかべてください。その「することになっている」状態に参加するかどうかは、本来は自由なのかもしれません。登園するかどうか、何時に登園するかも自由、というわけです。でも私たちは生活のリズムを大切にしたいし、朝食も食べて欲しいわけです。それを「しない」選択は選んで欲しくないわけです。生命の保持と情緒の安定に関することや基本的な生活の習慣のようなことです。そういう「望ましいこと」を選択できるように育って欲しいと私たちは考えています。何が望ましいことかの話は、結構複雑なので、またの機会にします。
また「登園するかどうか」にまで本人に委ねてもいいのですが、そこはお家にいたい!となると働いている親御さんは困るので、「なんとか登園してほしい」と思ってもらいたいわけで、そこは「保育園が面白い!保育園に行きたい!」という選択になるように、保育園は目指していることになります。そういう消極的な意味ではないのですが、まずは保育園に行きたいという気持ちになることを大事にしています。積極的な意味については、9日の日記に書いたつもりです。
さて、子どもの自己決定の及ぶ範囲の話をしているのですが、当園した後もできるだけすぐに遊び始めることができるようにしているのですが、それでも子どもの数によって出勤してくる先生の数も増やすようにシフト勤務をしているので、開園したばかりの朝の7時半から8時半ごろまでは1階の部屋での合同保育です。どの年齢の子どももそこで遊びます。遊ぶ内容によって、制限が生じます。すぐに散歩には行けないし、すぐに屋上で縄跳びもできません。でも短剣作りなら場所はあまり問わないので登園するなり始めることはできます。
そうすると、ある程度先生が揃ってから、製作ならその材料が色々揃っている場所でできる時間になったら「選べる」という条件付きの選択をやっていることになります。その時間までは待てるとか、お昼ご飯の時間になったら一時的に中止できるとか、そういう活動の「切り替え」というものが時間と場所の制約の中で求められることになります。「こわさないで、とちゅう」などと紙に書いて(カードや印を置く、ことも)別の活動に移ることをよくやっています。ここで文字を書くという経験にもなっています。
その次の分岐点が室内で過ごすか、戸外で過ごすか、です。当園の場合は園庭がないのですが、ベランダや屋上は戸外に似た要素があります。ベランダの砂場で泥団子を作るという活動場面に限るなら、園庭や公園の砂場よりも面白い活動になるかもしれません。この室内か戸外かも選択出来ます。ただ「食わず嫌い」を作らないような配慮が大切です。
短剣作りの遊びの話に戻ると、大事なのはその製作過程でわからないことやできないことは教えてもらったりしながら、「やっているのは自分」「自分がやっている」という主導権は本人であることです。他人にやってもらっているのではない。やらされているのでもない、ということです。教えてもらう、というのは本来の活動が自分でできるようになるまでの支え、サポートであったり、高すぎる階段を自分で登るための踏み台、スモールステップに例えるといいでしょうか?階段を登るのはあくまでも本人、子どもです。短剣を作るのはあくまでも子どもです。
ここで無藤先生に教えていただいた遊びの定義を思い出します。あ、短剣作りたい!という思いつきから目標設定が始まって、どんな形だったっけ?になったでしょうから、そこにも本人が以前見た映像のイメージはあっても具体的な形にすることは難しいので「教えてもらう」「見本をみる」など映像的な手がかり得る過程が生まれるでしょう。そこも、どこまで先生や大人が提供するかという判断もあるでしょう。できるだけ、本人が作りたい目標に向けて、自分で考えて試行錯誤してもらいたいからです。ここに仮説を立ててやってみるといった課題解決プロセスが生じます。そしてできた!という達成感。なんとも嬉しそうです。
あの遊びが学びになっているのは、その形を実体化する方法の素材がダンボールと折り紙でしたが「切る」と「貼る」という、行為がまれていたことです。ものを「分ける」と「つなぐ」で新しい創造になっている過程があって、そこにいろんな道具が使われています。「分ける」は破る、ちぎる、切る、砕く、つぶす、溶かす、蒸発させるなどの方法が色々ありそうです(料理はそれが多い)。「つなぐ」の方は、貼る、結ぶ、かく(書くも描くも)なども、何かと何かをつっつけて新しい形にしていきます。二つ以上のものが一つなります。このような遊びの中で、色々な物の性質に気づき関心を深めていくことできるでしょう。
ちなみに造形には粘土のように可塑性や弾力性のあるもの変形させるという面白さもあります。小麦粉粘土など2歳ぐらいからでも「分ける」と「つなぐ」がすぐにできて、感覚的にも面白いのでしょうね。また思わずある形があるものに思えてきたり、また変わってしまうこと、それを自分の関わり方一つで変化する面白さがありそうです。
そして試行錯誤が目立ってわかりやすいのが剣の修理というか補強に取り組んでいる姿でした。振り回しているうちに剣が曲がったり折れたりして頑丈にするという方法を見出していました。使い捨て文化を見直すなら、大人も修理して使い続ける姿を子どもにもっと見せたいものです。素材の折れやすさは、自分が負けるという戦いには致命的な素材の弱点だから、どうやったら強くなるかが、強い動機になっているようにも思えて面白いのでした。
2024/04/12
今日も「昨日のつづき」が展開した様子を幼児のブログが描いているのでご紹介します。
・・・・・
「制作ゾーン開けてほしい。剣作りたいから」と今日も朝早くから剣作りで盛り上がっていました。
あるお子さんは、朝保育園に向かいながら「今日はこうやって作ってみようかな」と、保護者の方と剣作りの話をしながら登園したそうです。
園についたらこれを作りたい。あれで遊びたい。そんな思いを持ってウキウキしながら保育園に来てくれる姿は私たち保育者にとってとても嬉しいことですね。
楽しかった。また作りたい。そんな気持ちを言葉だけでの表現ではなく、お家に帰ってからお家の人に見せたり、寝る時まで側に置いていたり、もっと強く作ったり、遊んでみたりと子どもたち一人ひとりが違った形でも、その日の出来事をきちんと自分の経験として持ち帰ってくれたのかなと感じました。
登園してきたわいわいのHくんも作りたくてうずうず。
剣切りの順番を待たなければいけません、、、
でも作りたい気持ちがあるため、椅子に座って順番がくるのを待っていました。
完成させると、「うわ〜!海賊だー!」と嬉しそうに遊んでいました。
剣には水で溶かしたボンドを折り紙に塗っていますが、折り紙1枚を贅沢に使って何枚も張ってしまう子もいました。
この使い方はもったいないな〜と思っていると、すいすいのNくんは、剣の形に沿って細かく折り紙を切って貼り付けていました。
Nくんの貼り方を見てMちゃんも必要な分だけ器用に切りながら貼っていました。
さすがすいすいさんですね。ハサミを器用に動かしながら細かく切っていました。
後片付けまでしっかりやっていました。
決めポーズ
夕方になると、RくんとMくんは
「今度は銃をつくりたい」と新たなものへ発展!
<<制作遊びを進める中で>>
ある男の子はいつも制作ゾーンではなく他のゾーンで遊ぶことが大好きなようで、製作ゾーンで遊ぶ姿をあまり見る機会が少ないなと思っていました。剣作りが始まった日もそばにきてずっと見ているだけ。「作る?」と声をかけても「見てるだけ」「家にこれより強い剣あるから」と…
私たちも無理にさせることはしません。子どもが自発的に作り始めてほしいからです。
でもその子に何かきっかけがあれば、「作りたい」となる気がするんだよな〜と思っていたので、きっかけや仕掛けの用意だけはします。そこからやるかやらないかは本人が決めます。
そこで昨日の夕方屋上で剣を使って遊ぶ時間を作ると一番に「ぼくもつくりたい!」と大きな声で言ってくれたのです。そんな彼は誰よりも無邪気に剣を振っては、ガムテープで補強して、を繰り返していました。
彼は今日は日中公園へ出かけた以外のすべての室内の時間を製作ゾーンで剣作りに夢中になっていました。彼にとって素敵な経験になっていたらいいなと感じました。
2024/04/12
「製作ゾーン開けてほしい。剣作りたいから」と今日も朝早くから剣作りで盛り上がっていました。
あるお子さんは、朝保育園に向かいながら「今日はこうやって作ってみようかな」と、保護者の方と剣作りの話をしながら登園したそうです。
園についたらこれを作りたい。あれで遊びたい。そんな思いを持ってウキウキしながら保育園に来てくれる姿は私たち保育者にとってとても嬉しいことですね。
楽しかった。また作りたい。そんな気持ちを言葉だけでの表現ではなく、お家に帰ってからお家の人に見せたり、寝る時まで側に置いていたり、もっと強く作ったり、遊んでみたりと子どもたち一人ひとりが違った形でも、その日の出来事をきちんと自分の経験として持ち帰ってくれたのかなと感じました。
登園してきたわいわいのはるとくんも作りたくてうずうず。
剣の型抜きの順番を待たなければいけません、、、
でも作りたい気持ちがあるため、椅子に座って順番がくるのを待っていました。
完成させると、「うわ〜!海賊だー!」と嬉しそうに遊んでいました。
剣には水で溶かしたボンドを折り紙に塗っていますが、折り紙1枚を贅沢に使って何枚も張ってしまう子もいました。
この使い方はもったいないな〜と思っていると、すいすいのながせくんは、剣の形に沿って細かく折り紙を切って貼り付けていました。
ながせくんの貼り方を見てみつほちゃんも必要な分だけ器用に切りながら貼っていました。
さすがすいすいさんですね。ハサミを器用に動かしながら細かく切っていました。
後片付けまでしっかりやっていました。
決めポーズ
夕方になると、れんくんとまつるくんは
「今度は銃をつくりたい」と新たなものへ発展!
<<製作遊びを進める中で>>
ある男の子はいつも製作ゾーンではなく他のゾーンで遊ぶことが大好きなようで、製作ゾーンで遊ぶ姿をあまり見る機会が少ないなと思っていました。剣作りが始まった日もそばにきて興味はあるようだけどずっと見ているだけ。「作る?」と声をかけても「見てるだけ」「家にこれより強い剣あるから」と…
私たちも無理にさせることはしません。子どもが自発的に作り始めてほしいからです。
でもその子に何かきっかけがあれば、「作りたい」となる気がするんだよな〜と思っていたので、きっかけや仕掛けの用意だけはします。そこからやるかやらないかは本人が決めます。
そこで昨日の夕方のゾーン決めの中で、屋上を開けて作った剣で遊ぶゾーンを用意すると、一番に「ぼくもつくりたい!」と大きな声で言ってくれたのです。そんな彼は誰よりも無邪気に剣を振っては、ガムテープで補強して、を繰り返していました。お家に帰ってからも補強作りに励んでいたそうですよ♪
彼は今日は日中公園へ出かけた以外のすべての室内の時間を製作ゾーンで剣作りに夢中になっていました。彼にとって素敵な経験になっていたらいいなと感じました。
2024/04/12
ご飯
豚の生姜焼き
切り干し大根のうま煮
豆腐とほうれん草の味噌汁
バナナ
2024/04/11
自発的な活動としての遊び。そこをどのように実現していけば良いのでしょう。保育園では子どもをただ遊ばせているだけということでは決してありません。また、ただ家庭の育児の代わりをしているわけでもありません。遊びの中にいろんな学びが入っているのですが、そこを具体的にお伝えしたいといつも思っています。
子どもがどんどん自分たちで遊んでいけるように、先生たちが援助するポイントはどこにあるのでしょう?昨日と今日の幼児クラスのブログをご覧ください。子どもの「やりたい!」が作り上げられていくプロセスがよくわかります。少し長いのですがご紹介します。
・・・・
保育の中で偶然が重なり、遊びに発展
剣をつくりたいとYちゃんからの一言から一緒に作っていました。
剣を片手にするゆうちゃんを見て男の子たちを中心に目がキラキラキラキラ〜
と剣の魅力に吸い寄せられるかのように
「せんせい、ぼくもつくりたい」と集まってきました。
すると、
「せんせい、つくって」
「せんせい、やって」とやる前から大人に頼んでしまう姿がちらほら、、
「作りたいのはみんな。
作るお手伝いはできるけど、作るのはみんなだと思うんだよね。」
大人が作ることは簡単にできてしまうけれど、園では作るまでの道のりも体験してほしいという私たちの思いもあります。
この子はどこまでできてどんなところで手伝いが必要なのか。大人が気づくだけでなく子ども自身も自分に気づくきっかけにもなるかもしれません。
「まずは剣の形を描いてみよう」
「ボンドで貼ってみよう」
「ダンボールカッターを使って、一緒にダンボールを切ってみよう」
色んなものに触れながら物の使い方や自分で作っていくおもしろさを感じながら…
「できたー!」と次々と自分の剣を完成させていきました。
このままだとそのあとの子どもの姿がちょっとヒヤヒヤするよね、、、とこちらもドキドキしながらどうするか職員でミーティング。
実はこの日、和泉公園で男の子数人が枝を手に戦いごっこ?のように落ちてくる桜の花びらに向かって振って遊んでいる姿がありました。
剣を作りたいと言ってきた子の中には公園で枝を振って遊んでいた男の子たちもいました。
日中にそんな男の子たちの枝を武器のようにして遊ぶ姿もあり、たまたまその日に制作で剣を作っていた偶然が重なり、、
作ったものをそのまま持って帰るのもいいけどせっかくならそれを遊びに取り入れたいと思い、急遽夕方に戦いごっこができるよう屋上を開放することに。
気持ちの良い風が吹く中で、大人が持つクッション型のポール相手に思いっきり剣を振る子どもたち。
私たちは体を張って全身で剣を受け止めました。
そんな遊ぶ友達の姿を見てさっきまで見ているだけだった子も「作りたい!」「わたしもやりたい!」と気づくと夕方みんなが作り始めていました。
作り終わると屋上へいき、思い切り体を動かして、、、
途中でポキッ
あ…………
すると迷うことなく部屋へ戻りガムテープで補強!
すぐに屋上へ。
またポキッ…
え……
またまたガムテープで補強。
らんらんさんはテープをペタっと貼っただけ。すぐにポキッ。あれ?
すいすいさんはぐるっとテープを巻きつけてきました。折れない!
学年によっても直し方の工夫が異なっていておもしろかったです。
折れても直せばいい。こうすれば直るんだ、こうなったらどうしようか、もっと強くするためにはどうしようという考える力が子どもたちの中で生まれ始めました。折れない剣がいい、壊れたくない、でも遊びたい。そんな自分との葛藤と向き合い、どう自分自身と折り合いをつけていくのか、、、うまくいった経験だけではなくその葛藤や悔しさへの出会いこそ子どもの心の育ちにつながっていくのかもしれません。
はじめは大人頼りの子どもたちでしたが、作ってからは自分たちでなんとかしようという考えに変わっていました。
気づくと1時間半近く屋上と部屋を行き来しながら遊んでいました。
最初は金や銀の折り紙で輝いた剣を作っていたみんなでしたが、補強した結果、ガムテープの剣に見事に生まれかわりました笑
戦いごっこというとちょっとヒヤヒヤしたり危ないからやめてほしいという大人の気持ちが強くなりがちですが、(私たちもこの遊びをすることにドキドキしてました…)
ただ子どもたちのイキイキとしたキラキラした表情を見ると、これはやってよかったなと心から思うことができました。すごくみんなの表情が可愛かったですよ♪
園ではお兄さんお姉さんの立場で何かとお手伝いをしてくれる頼りのあるすいすいさんも、無邪気に剣を振り回す姿はなんとも微笑ましかったです❤︎
まだまだ大人の手は必要ですが、ちょっと遊び方を工夫したりみんなで約束守りながら楽しい遊びをつくっていけたらと思います。
・・・・
以上が、今日のブログです。子どものやりたいことが実現していくプロセスの中にいろんなことが入っています。
2024/04/11
剣をつくりたいとゆうちゃんからの一言から一緒に作っていました。
剣を片手にするゆうちゃんを見て男の子たちを中心に目がキラキラキラキラ〜
と剣の魅力に吸い寄せられるかのように
「せんせい、ぼくもつくりたい」と集まってきました。
すると、
「せんせい、つくって」
「せんせい、やって」とやる前から大人に頼んでしまう姿がちらほら、、
「作りたいのはみんな。
作るお手伝いはできるけど、作るのはみんなだと思うんだよね。」
大人が作ることは簡単にできてしまうけれど、園では作るまでの道のりも体験してほしいという私たちの思いもあります。
この子はどこまでできてどんなところで手伝いが必要なのか。大人が気づくだけでなく子ども自身も自分に気づくきっかけにもなるかもしれません。
「まずは剣の形を描いてみよう」
「ボンドで貼ってみよう」
「ダンボールカッターを使って、一緒にダンボールを切ってみよう」
色んなものに触れながら物の使い方や自分で作っていくおもしろさを感じながら…
「できたー!」と次々と自分の剣を完成させていきました。
このままだとそのあとの子どもの姿がちょっとヒヤヒヤするよね、、、とこちらもドキドキしながらどうするか職員でミーティング。
実はこの日、和泉公園で男の子数人が枝を手に戦いごっこ?のように落ちてくる桜の花びらに向かって振って遊んでいる姿がありました。
剣を作りたいと言ってきた子の中には公園で枝を振って遊んでいた男の子たちもいました。
日中にそんな男の子たちの枝を武器のようにして遊ぶ姿もあり、たまたまその日に制作で剣を作っていた偶然が重なり、、
作ったものをそのまま持って帰るのもいいけどせっかくならそれを遊びに取り入れたいと思い、急遽夕方に戦いごっこができるよう屋上を開放することに。
気持ちの良い風が吹く中で、大人が持つクッション型のポール相手に思いっきり剣を振る子どもたち。
私たちは体を張って全身で剣を受け止めました。
そんな遊ぶ友達の姿を見てさっきまで見ているだけだった子も「作りたい!」「わたしもやりたい!」と気づくと夕方みんなが作り始めていました。
作り終わると屋上へいき、思い切り体を動かして、、、
途中でポキッ
あ…………
すると迷うことなく部屋へ戻りガムテープで補強!
すぐに屋上へ。
またポキッ…
え……
またまたガムテープで補強。
らんらんさんはテープをペタっと貼っただけ。すぐにポキッ。あれ?
すいすいさんはぐるっとテープを巻きつけてきました。折れない!
学年によっても直し方の工夫が異なっていておもしろかったです。
折れても直せばいい。こうすれば直るんだ、こうなったらどうしようか、もっと強くするためにはどうしようという考える力が子どもたちの中で生まれ始めました。折れない剣がいい、壊れたくない、でも遊びたい。そんな自分との葛藤と向き合い、どう自分自身と折り合いをつけていくのか、、、うまくいった経験だけではなくその葛藤や悔しさへの出会いこそ子どもの心の育ちにつながっていくのかもしれません。
はじめは大人頼りの子どもたちでしたが、作ってからは自分たちでなんとかしようという考えに変わっていました。
気づくと1時間半近く屋上と部屋を行き来しながら遊んでいました。
最初は金や銀の折り紙で輝いた剣を作っていたみんなでしたが、補強した結果、ガムテープの剣に見事に生まれかわりました笑
戦いごっこというとちょっとヒヤヒヤしたり危ないからやめてほしいという大人の気持ちが強くなりがちですが、(私たちもこの遊びをすることにドキドキしてました…)
ただ子どもたちのイキイキとしたキラキラした表情を見ると、これはやってよかったなと心から思うことができました。すごくみんなの表情が可愛かったですよ♪
園ではお兄さんお姉さんの立場で何かとお手伝いをしてくれる頼りのあるすいすいさんも、無邪気に剣を振り回す姿はなんとも微笑ましかったです❤︎
まだまだ大人の手は必要ですが、ちょっと遊び方を工夫したりみんなで約束守りながら楽しい遊びをつくっていけたらと思います。
2024/04/10
ある日、制作遊びの中でひまりちゃんはドーナツとアイスのお店を作ることに。
作り方の本を見ながら試行錯誤作り始めていくとどんどんオリジナルのドーナツやアイスが。
「ドーナツを置くこの台がほしいんだけどさどうしたらいいの?」
少しずつヒントをあげたり時には手を貸しながら、出来上がっていく楽しさを感じているようでした。
次の日になると「先生、昨日の続きやろう!」
また次の日になると「今日もおやつ食べたら、アイス作ろう!」と遊びがその日だけで終わるのではなく次の日もまた次の日も、、と連続して遊びが続いていくこと、これを作りたいから保育園行くのが楽しい!といった彼女からのワクワク感が溢れ出していたことがとても印象的で、素敵な姿だなと漠然とではありますが感じました。
「ここはさ、こうすればいいんじゃない?!」と次から次へと案が出てきます。
出来上がっていくお店につい自分の口から
「いいねぇ〜👍」の納得の声が。
作っているひまりちゃんの表情もイキイキしていました。
作っている姿を見て「一緒にお金を作るよ!」とお友達が集まってきました。
夕方にはお店を開けるくらいの完成度に。
ゆいとくんの目線の先は…
「いらっしゃいませ〜」
「何味がありますか?」
「いちごとレモンとまっちゃと、、、」
「じゃあいちご2つとレモン1つで」
「500万円です」
😦😦😦、、、高い
「2100円になります」😅としっかりお金のやりとりも。
保育園行くのが楽しい!!
保育園行ったらこんなことやあんなことをして遊びたい!
そんなワクワクした気持ちをみんなが持ってきてくれるような保育園にしていけたらと思います。
アイスをぺろり😋
2024/04/10
今週月曜日に保護者の方からおたまじゃくしをたくさんいただきました。日曜日にA公園の池にいたそうです。幼児クラスで飼い始めたのですが、今朝何人かの子供たちが覗き込んでいたので、その会話を聞いていたら、Yくんとおたまじゃくしの絵本を探すことになり、千代田せいが文庫から、かこさとしの「おたまじゃくしの101ちゃん」を読むことになりました。おたまじゃくしの入った水槽を目の前に置いて、絵本を読んであげていると、8人ぐらいが集まってきました。
この話は、母親のカエルとその子どもたち(おたまじゃくし)が池の中を散歩に出かけると、101ひき目の「101ちゃん」が迷子になり、母親が探しているうちに、タガメ親分やザリガニの餌食になりそうなピンチを辛うじて切り抜けるという冒険物語。
そのあと、運動ゾーンで、おたまじゃくしとタガメの鬼ごっこ。ルールは子どもたちがおたまじゃくし役ですが、まだ手足がないので、クライミングやネットに登って逃げることはできません。だんだん手足が出てきたら、のぼったり、跳んだりして逃げることができるきまりになっていきました。
それにしても、子どもの遊びは、なんとエネルギッシュで躍動的なんだろう、と感動します。保育の最初にまずはこの実感を共有したい。どうして子どもがこんなにもエネルギーを注ぐのか、こういうことが面白いんだという、当たり前の前提を忘れないようにしたいと思うのでした。