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2022年 5月

子どもにとっての「◯◯の赤ちゃん」

2022/05/31

保育園では幼児が赤ちゃんと触れ合うことができるので、接していると「赤ちゃん」という言葉に、子どもたちの親しみと優しさを感じます。見学に来た方が赤ちゃんを抱えていると、よくそばにやってきて「かわいい〜」と言って、頭を「いい子いい子」と撫でようとしたり、頬をそっと触れたりしようとします。赤ちゃんという存在は、園児たちにとって特別な、大事にしないといけない存在としてあります。

だからでしょうか。「◯◯の赤ちゃん」という言葉は、子どもたちにとって、説得力のあるインパクトを持つようです。それは人間に限らず、動植物に対しても「◯◯の赤ちゃんだよ」と言われると、その「◯◯」は格別の存在であり、特権的に大切にしてあげなければならないという響きさえ感じます。まるで水戸黄門の印籠のようです。

昨年秋、園内に綺麗な鳴き声を響かせてくれたスズムシは、その後卵をうんで、園内で冬を越し、この5月に「赤ちゃん」になりました。お知らせしているように、たくさん生まれたので「ご自宅に持って帰って飼いませんか」というシェア中です。そして一昨日、5月30日(月)の朝、事務所のカウンター棚の上のメダカも卵から「赤ちゃん」になっていました。「メダカが生まれたんだよ」と息を弾ませながら、私に教えてくれる子どもの姿に接すると、なんだか“素敵なことが起きたんだ”、という気持ちが伝わってきます。

メダカは栄養の詰まった袋を抱えて生まれるので、数日間はそのままでも生きていますが、明日あたりから餌が必要になります。金魚などとは、食べられてしまうので一緒には飼えません。別の飼育空間が必要になります。日本では流れのない池やたんぼに生息していますが、だんだんその数は減って、絶滅の危険がある種になっています。それでも、人工的に飼育できる生き物として、夏の涼をを感じさせる日本的な、小さい命ですね。

赤ちゃんにはまだ背ビレも尻ビレもなく尾ビレと一体になっているのですが、1ヶ月もすると、メダカらしい姿になっているでしょう。オスとメスは、お腹の下の方にある尻ビレの形で見分けます。オスは平行四辺形ですが、メスは尾に近いほうがやや細くなっている細長い台形です。流れに逆らって泳ぐ習性があります。昨年、3階の大きな水槽にいたときは、その様子をみることができました。子どもたちは、どんなことに気づき出すのか、楽しみです。

登園自粛による保育料免除は9月末まで継続

2022/05/31

千代田区は新型コロナ対策の一環として、これまで登園を自粛する方の保育料免除を6月末までとしていましたが、5月31日付の通知で9月末まで継続することになりました。休園届の提出はこれまで通りです。必要な方は、ホームページの「各種申請書類」からダウンロードしてください。

5月31日 昼食

2022/05/31

ご飯

さけの西京やき

さつま揚げの煮物

ほうれん草のすまし汁

いちご

麦茶

雨の日も戸外へ。

2022/05/31

今日は、あいにくの雨天でしたが外へ行きたいという話しから、傘をもって出かけてみました。 傘をひらくとき、しまう時は「下に向けて、周りにぶつからないように、顔にあたらないように」と使い方から振り返り。 霧雨程度のなか15分の外散歩。 風も少なくとても良い時間でした。

心も身体もすくすくと

2022/05/30

ちっち組の三銃士!



みんな、それぞれに行動範囲が広がっているので、お友だちに触れてみたり、「いないいないばあ」をするとニコニコして近付いてみたりしています。
声を出してなにかおしゃべりする姿も。


そして、歌をうたうと、みんな表情がパッと明るくなります。「歌」ってほんとうに不思議なものだな〜と、思います。誰に教わったでもないのに、自ずと身体をゆらしたり、嬉しそうな顔をしたり… 。

そんなふうに、身体の発達だけでなく、表情や表現の姿も豊かになってきましたね。


夕方には、マットで少し段差を作って、遊びのスペースを作ってみました。

 


ハイハイで進んでみたり、高いところまで行って座ってみたり、段差をつかってハイハイポーズをしたり…ちょっとしたでこぼこ道を、それぞれの楽しみ方で満喫しているようでした。

子どもの力が使われて育っていく2つの時間

2022/05/30

(園だより6月号 巻頭言より)

先月は社会情動的スキルに焦点を当てて、見通しを持った生活をしていこうと書きましたが、今月(6月)も引き続き、そうした非認知的能力が存分に発揮できるような生活を創り出していきたいと思います。その時に、私たちが共有しておきたい言葉は、OECDが提唱している社会情動的スキルを表す次のフレーズです。子どもたちに「目標を達成し、他者と協力して効果的に働き、自分の感情をコントロールする能力」【A】をつけてあげたい。このことです。

そもそも、子どもたちはもともと持って生まれてきた力(生得的な力)を使って成長していくところと、体験することで身につけていく(学習する力)ところが組み合わさって成長しています。遊んで、食べて、寝て、それぞれの体験の中で、この二つの力が働いて、その子らしい人格とスキルが形成されていきます。室内で遊んだり、戸外で思いっきり体を動かしたり、いろんな体験が毎日行われていますが、この二つの力がよく働く場面はどんな時なのでしょう?

 

私たちには一日24時間が公平に与えられているのですが、どんな時間の過ごし方をするかによって、それは全く異なったものになります。よりよい過ごし方、というものがあります。それは、次のような大きく2種類の時間に分けることができます。一つは毎日繰り返される同じ流れ、手順の活動の塊です。①登園してから遊び始めるまで②8時30分ごろからのクラスへの移動③ゾーン決め④お片付け⑤お集まり⑥自由遊び⑦散歩のルート⑧昼食の時間⑨絵本の時間⑩お昼寝や休憩・・その後もお着替えやおやつの時間、お帰りの会、などそれぞれの活動のまとまりがあります。生活の活動要素と言ってもいいでしょう。

どれでもいいのですが、例えば⑧の「さあ、お昼ご飯にしようか」ということになれば、遊んでいるものをお終いにして、元あった場所に戻し(お片付けは別の人がまた使えるように元に戻すという活動で、何もなくしてきれいにするということではありません)、手を洗い、配膳の場所へ移動し、順番を待ちながら「あれはこれくらい食べたい」という見通しを考え、量を言ってよそってもらい、好きな場所へトレイを運んで座って待つ・・・このような手順をスクリプトというのですが、この中に、小さな【A】がたくさん詰まっています。言葉も使って知識と技術も身につけていきます。

もう一つの種類の時間は、遊びの時間です。とくに子ども同士が作り出す遊びの中に、子どもの自身の興味や関心から、あるいは心動かされた心情や感覚から、もっとこうしたいという意欲によって作り出されていく創造的な時間です。この中にもたくさんの【A】が起きています。子どもの持って生まれた力は、この2種類の時間を通して、膨大な体験がつながっていき、繰り返し使われる力が豊かに育っていくのです。

【わらす組】クラスだより6月号

2022/05/30

先日は、親子遠足へのご参加ありがとうございました!コロナ禍で、なかなかみんなで一緒に参加出来る行事が開催出来ていなかったのですが、無事、開催することが出来て、子どもたちだけでなく保護者の方同士の繋がりも出来た良い遠足だったのではないかと思います。

子どもたちは、新しいクラス(新しい園)での生活にも慣れてきて、好きな遊びを見つけたり、友だちの幅も広がり、園生活の中で笑顔も増えてきたように感じます。今月は、バス遠足で浜町公園へ行ったりと、戸外活動の幅も広がり、思いきり体を動かして楽しそうな子どもたちでした。「バス遠足またいきたーい!連れてってー!」と嬉しそうに言う子どもたちをみて、引き続き、たくさん計画していきたいと思います。

お部屋では、お店屋さんごっこが盛り上がっており、ごっこゾーンだけでなく、制作ゾーンでもお店屋さんをひらくために、飴やドーナツ、シュリケンなど、色々な物作りに夢中な子どもたち。これから梅雨に入り、お部屋で過ごす時間も増えてくるので、子どもたちの「やりたい!」がたくさん出てくるような、ワクワクするようなお部屋作りをしていきたいと思います。

《お知らせとお願い》

●登園時間について

晴れている日はなるべくお散歩に行きたいと思っています。出来る限り、朝の活動の時間を長くし、子どもたちが思い切り体を動かして遊べる時間を増やしていきたいので、早めの登園(出来れば9時までの登園)にご協力をお願い致します。

●汚れても良い服での登園を

今、制作ゾーンでは塗り絵や折り紙が盛り上がっているのですが、これからより幅を広げ、色々な素材を取り入れていきたいと思っています。絵の具遊びもたくさん取り入れていきたいと思っていますので、いつでも、毎日汚れて良い服での登園をよろしくお願い致します。

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